コミュニティ道路化の促進事業

更新日:2023年03月01日

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つくば市では、あらゆる層の人々が安全に移動可能な道路空間の整備やルール作りを行い、生活道路のコミュニティ道路化を進めております。このことにより、徒歩、自転車や公共交通利用を促進させ、車から低炭素な移動手段への転換をはかり、温室効果ガスの削減を目指していきます。

徒歩、自転車、公共交通利用促進のための社会実験

平成26年度基礎調査 社会実験対象エリア選定

あらゆる層の人々が安全に移動可能な道路空間の整備やルール作りを行い、生活道路のコミュニティ道路化を進めて行く上で、市内のどの地域でどのような整備・対策を行うことが効果的であるかを、見極めるために市内で社会実験を行うこととしました。
平成26年度は、社会実験の対象エリアの選定を行いました。効果的な社会実験となるため、自動車を利用している人が公共交通や徒歩・自転車へ転換する可能性のあるエリアとして、交通拠点までの距離、自動車保有状況、人口、周辺のインフラ整備状況により選定し、「春日2・3丁目エリア」に決定しました。

平成27年度社会実験の実施

平成27年度は、平成26年度の基礎調査により決定した「春日2・3丁目エリア」にて社会実験を行うため、対象エリアの住民、警察、専門家等の意見を基に、実験する道路対策内容を検討し、実験計画を作成し、「徒歩、自転車、公共交通利用促進のための社会実験」を実施し、その効果を測定しました。

平成27年度社会実験の報告

平成28年度社会実験のフォローアップ調査実施

平成27年度の社会実験の一定期間経過後の効果を測定するため、フォローアップ測定調査を実施いたしました。

確認できた主な対策と効果(平成27年度の社会実験と合わせて)

1.アンケート調査
  • 徒歩、自転車の利用を促す効果がある
  • CO2削減量は毎年120.4トン-CO2と推定される(潜在的な転換意向を含む)
  • 「健康」への意識が移動手段変更の大きな要因になる
  • 安全になったと感じる人が多数であった
2.実測調査
  • 自動車への速度抑制対策(連続段差舗装、カラー舗装)により、平均速度がやや減少
  • 歩行者交通量(平日)が増加
  • 誘導ピクトによる通行位置誘導により、区分を守る自転車の割合が増加
  • 路側帯(路端から1.0メートル)に外側線+カラー舗装を設置することにより、路側帯を通る自動車の割合が減少

今後の取組

今回の実験により効果が確認できたことから、転換可能性の高い徒歩、自転車での移動促進、特に徒歩移動の促進に関する対策を主眼に置いた「歩きたくなる道、歩ける道づくり」の整備方針を進めるため、転換の主な動機である健康増進、環境意識向上の2面からのアプローチを検討していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画部 総合交通政策課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
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