つくばSDGsアワード 2022
地域の課題解決につながる取り組みやSDGsの推進につながる身近な取り組みの事例を募集したところ、78件の応募があり、持続可能なまちづくりに対する皆さんの思いの強さや行動力の高さを感じました。
このうち10件を優れた取り組みとして決定し、2023年2月25日に開催したつくばSDGsフォーラムの中で表彰しました。「つくばSDGs部門」「みんなのSDGs部門」で受賞された取り組みをご紹介します。
つくばSDGs部門
持続可能なまちづくりをつくば市で実現するため、地域の課題解決につながるSDGsの取り組みを表彰しました。
【大賞】リサイクルを推進する会 様
つくばリサイクルマーケット
「つくばのごみを宝の山に!」を合言葉に、1994年から28年間継続して「つくばリサイクルマーケット」を開催しています。
出店料の1割を被災地や慈善活動に寄付したり、衣類や文房具を困窮地域に寄贈したりするほか、筑波学院大学と連携しリーダーシップや組織運営などについての考え方やノウハウを次世代に伝えるなど、さまざまな活動を行っています。
【大賞】一誠商事株式会社 様
病気と闘う子供たちに安らぎを提供:キッズハウスプロジェクト
誰もが平等に医療を受けられる社会、子どもたちが安心して暮らせる社会を目指し、筑波大学附属病院で陽子線治療を行う小児がん患者とその家族に対し、通院期間中の滞在施設を提供しています。
この施設は、着替えがあればすぐに利用ができるよう整備されており、2016年から2022年12月末までに105組のご家族が利用され、利用者からは感謝のお手紙をいただいています。
【大賞】けんがくまちづくり実行委員会 様
けんがくハロウィン
研究学園駅周辺で活動する市民団体同士の連携や、住民・市民団体と地元商店・企業との交流を深め、地域の賑わいづくりや良好なまちづくりを促進するため「けんがくハロウィン」を開催しました。
イベントを通して、市民団体同士の緩やかな関係性や、地元商店との協力関係が構築されました。イベントには600人以上が参加して賑わいが生まれ、多くの参加者とともに行ったゴミ拾いにより美しいまちづくりにも貢献しました。
【大賞】茗溪学園JRC同好会 様
学校の畑を通して「つながる」活動
「食品ロス削減」と「地域とのつながりの拡大」を目指し、畑づくりを通して地域や世界とつながる活動を続けています。学校の食堂から出る野菜くずをコンポストで堆肥化し、その堆肥を活用して学校の畑で農作物を育てています。
畑でとれた農作物は、ウクライナからの避難民の方々や、地域の子ども食堂に寄付しました。
【大賞】北原 琉愛 様
生理のタブー視をなくす
生理をタブー視する社会の雰囲気によって、生理痛やPMS(月経前症候群)といった女性特有の悩みに理解が進まない現状を課題に感じ、「生理」の正しい知識を広めるためにワークショップを行いました。
1回目は男子生徒12名、2回目は広く一般の方が参加し、参加者からは「生理について話すことに少し抵抗がなくなった」という声も上がり、生理に対する理解が深まりました。
つくばSDGs部門_受賞取り組み紹介 (PDFファイル: 932.0KB)
つくばSDGs部門_全スライド (PDFファイル: 19.0MB)
みんなのSDGs部門
家庭や職場など日々の生活で行っている、人・環境に優しい身近なSDGsの取り組みを表彰しました。
【金賞】Gender (春日学園義務教育学校)様
ジェンダー平等を実現しよう
多目的トイレにある「車いす」マークに着目し、ジェンダー平等の観点から「誰もが自由に使える」トイレのマークについて取り組みを始めました。校内および来校者など外部へのアンケートを通して改良を重ねマークを完成させました。
今後は、校内のマークを変えることから始め、市全体に展開し、全国や世界で苦しんでいる人々に対し平和で公正な住みやすいまちの実現を目指しています。
【銀賞】つくば・市民ネットワーク 様
ダンボールコンポスト ~生ごみを「ごみ」にしない生活へ~
つくば市のごみの最終処分問題から、2009年より「ゴミゼロ」を目標に、ダンボールコンポストによる生ごみの再利用に取り組んでいます。
微生物が活動しやすい基材を入れたダンボール箱に生ごみを投入して分解させ、ダンボール1箱で生ごみ50キログラムを堆肥に変える方法について、10年以上に渡り講習会などを通して啓発してきました。
【銅賞】松崎 貴志 様
マイクロプラスチックを採取しよう!
子どもたちに海洋マイクロプラスチックの現状を知ってもらうため、ご自身が大洗海岸で採取した砂を、実際に子どもたちに触れて感じてもらう授業を実施しました。
小学校でもSDGsの学習が始まる中「知識と同じくらい体験も必要である」という考えがこの授業につながりました。
また、諸事情で海に行けない子どもたちに、少しでも海に行った気持ちになってもらいたいという想いも込められています。
【グリーンカーテン賞】飛田 みつゑ 様
グリーンカーテン
グリーンカーテンを作り続けて11年。暑い夏を涼しく過ごしながら、新鮮なゴーヤを食卓に乗せ、鮮やかな緑色に包まれる毎日は最高の癒しになります。生ごみを利用したエコでオーガニックな土づくりから収穫まで、どの作業にも、毎年新しい工夫・発見があります。
高さ3メートル、幅10メートルのカーテンの手入れにはゴーヤ愛と体力が必要。特に高所での作業には筋力とバランス力が大切で、普段の体力づくりの励みになっています。
【特別賞】春日学園義務教育学校 8年生(計27班)の皆様
27の取組
春日学園義務教育学校は、2022年度、つくば市教育委員会から研究指定校に指定され、8年生はつくばスタイル科の中で全27班がSDGsに関する調査・研究に取り組みました。
みんなのSDGs部門_受賞取り組み紹介 (PDFファイル: 855.6KB)
みんなのSDGs部門_全スライド (PDFファイル: 3.8MB)
みんなのSDGs部門_全スライド(春日学園義務教育学校の取り組み) (PDFファイル: 7.0MB)
応募期間 *受付終了
2022年9月1日(木曜日)から 2022年11月30日(水曜日)まで
SDGs 未来都市のつくば市では、2030年までに「誰一人取り残さない」SDGs の目標を達成するために、これまでつくばSDGs パートナーズを立ち上げるなどさまざまな取り組みを進めていますが、より多くの皆さんと一緒に取り組みの輪をさらに広げていくため、この度、2つのテーマを設け、皆さんのSDGsの取り組み事例を広く募集します。
やさしい未来を一緒に創りませんか。
- 応募は1人又は1団体につき、各部門1件までです。
- 応募の中から優れた取り組みを表彰します。
つくばSDGs部門(課題解決につながる取り組み)
募集する取り組み
次のすべてに該当するもの
- つくば市内で行われた取り組みであること。
- 2021年4月1日以降も実施されている取り組みであること。
- SDGsのいずれかのゴールに関連する取り組みであること。
- 社会課題の解決につながる取り組みであること。
対象者
市内で活動している個人・団体
(市外の個人・団体であっても、市内で活動されている場合には応募可能です。)
応募方法
- 電子申請(いばらき電子申請・届出サービス)
取組内容(目的、手段、成果、写真・図表)をスライド(PowerPoint)にまとめ、電子申請フォームから応募してください。
スライド(PowerPoint)は、ページ下部「添付ファイル」の「全資料(実施要領・スライド・チラシ).zip」内に格納しておりますので、そちらをダウンロード・解凍してご利用ください。
- 電子申請での応募が困難な場合
問合せ先にメールでご相談ください。
【終了】つくばSDGs部門(課題解決につながる取組) 電子申請フォーム
つくばSDGs部門についてのお問い合わせ先
つくば市持続可能都市戦略室
みんなのSDGs部門(身近な取り組み)
募集する取り組み
日々の生活の中で行っているSDGs達成に向けた身近な取り組み
対象者
- 市内に在住・在学・在勤する個人
- 市内に所在する団体
応募方法
- 電子申請(いばらき電子申請・届出サービス)
取組内容をまとめた文章(300字以内)と写真を電子申請フォームで送付してください。
- 郵送申請
取組内容をまとめた文章(300字以内)と写真を以下の宛先に郵送してください。
〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1 広報戦略課 宛て
【終了】みんなのSDGs部門(身近な取組) 電子申請フォーム
みんなのSDGs部門についてのお問い合わせ先
つくば市広報戦略課
添付ファイル
この記事に関するお問い合わせ先
政策イノベーション部 持続可能都市戦略室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-828-4708
更新日:2023年03月28日