令和2年度つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業

更新日:2026年02月26日

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つくばが未来をつくる実験室になる

令和2年度に実施した実証実験

 令和2年度は、新型コロナウイルスが生活や経済に大きな影響を及ぼしていることから「With/Afterコロナの生活スタイル」をテーマとした実証実験の募集を行い、令和2年9月25日の最終審査において、5件の支援事業を採択しました。

 なお、令和2年度つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業は、水戸証券株式会社様の企業版ふるさと納税(寄附金)を活用させていただきました。

募集テーマ

With/Afterコロナの生活スタイル
接触機会を低減しつつ、市民の移動、買い物、娯楽・スポーツ、食事、学び、新しい働き方及び市内経済の活性化等の市域の課題を解決するための技術・製品やサービスの実証実験

令和2年度提案採択案件

1. 行政手続きのオンライン化実証

株式会社TRUSTDOCK

  • (注意)スタートアップ賞もあわせて受賞
  • (注意)特別賞(インターネット投票賞)もあわせて受賞

住民の皆様が在宅で行政手続きを行えることで、リアルな窓口の三密の緩和や、新型コロナ感染拡大の抑制に貢献しつつ、24時間365日受付可能なオンラインの特性を享受できる、デジタル・ガバメント構築の試金石の実証実験を行いたい。

株式会社TRUSTDOCK QRコード(Youtube行政手続きのオンライン化実証へリンク)

2. 拡張現実(AR)技術による新たな地質体験アプリ「ジオ・ビュー」の社会実装トライアル

産業技術総合研究所

拡張現実(AR)技術を用いて、大地やそれに関連した情報を視覚的に得るシステムを開発しました。このシステムの実証実験を行い、今後の改良に生かし、withコロナ時代のつくば発の観光アイテムとして利用促進を図ります。

産業技術総合研究所QRコード(Youtube拡張現実(AR)技術による新たな地質体験アプリ「ジオ・ビュー」の社会実装トライアルへリンク)

3. 一人で暮らす高齢者の在宅生活を持続可能にする居宅内生活行動モニタリングシステムの開発

株式会社ウェルモ

電力・センサーを活用したプライバシーに配慮した居宅内生活行動モニタリングシステムによって、独居高齢者の生活リズムや実態が、支援者、医師等に共有されることで、多職種間連携が活性化され、地域全体で高齢者を支える社会の実現に寄与します。

株式会社ウェルモQRコード(Youtube一人で暮らす高齢者の在宅生活を持続可能にする居宅内生活行動モニタリングシステムの開発へリンク)

4. 飲食オートメーション社会実装モデル構築に向けた実証実験

Closer

人手不足が年々増加している一方で、コストが高いことからロボットの導入が進まないのが現状である。我々の開発する超低コストなロボットアームを用いて、人手不足が深刻な飲食の自動化の新しいモデルをロボットの街つくばから構築します。

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5. 科学をスマートに。プレプリントプラットフォーム「Onikle」

株式会社Onikle

研究業界はレガシー産業とも言われ、唯一デジタル化が進んでいない領域です。これは、既存の学術メディアが市場を独占し、構造的に変革できないためです。
Onikleは、近年急激に成長している市場「プレプリント市場」に一手先に参入し、市場を拡大することで、スマートな科学を実現します。

株式会社Onikle QRコード(Youtube科学をスマートに。プレプリントプラットフォーム「Onikle」へリンク)

トライアル(実証実験)の実施結果

1.行政手続きのオンライン化実証

申請手続き中のスマートフォンの写真

株式会社TRUSTDOCK

 eKYC(electric Know Your Costumerの略でオンライン本人確認手法の一つ)の技術を活用してつくばスタートアップパークコワーキングスペースの利用許可申請をオンライン化し、 個人や法人からの申請手続きと市における事務処理をデジタル化した際の効果及び課題を検証しました。
 実証の結果、eKYCによる本人確認は78.9%成功。体験者の94.4%から、行政手続きオンライン化進展の希望がありました。
 今後は、時間や場所にとらわれないオンライン手続きの特性を市民や市役所が享受できるよう、更なる検証を行い、行政手続きへの導入検討を進めます。

2.拡張現実(AR)技術による新たな地質体験アプリ「ジオ・ビュー」の社会実装トライアル

奥に見える山に向かってスマートフォンをかざし、地質体験アプリを利用する様子の写真

産業総合技術研究所

 つくば市ジオパーク室、エキスポセンター、産業総合技術研究所の合計33名の方にモニターとして、筑波山周辺で「ジオ・ビュー」を体験頂きました。つくば市神郡から見た筑波山や、筑波山梅林、筑波山神社周辺などのジオサイトを散策しながら「ジオ・ビュー」アプリを利用し、様々な角度からフィードバックを頂くことができました。

 今後は、本トライアルでの検証結果をもとに、操作性などの技術的課題の克服やユーザーの絞り込み、実用化に向けたパートナーの模索などを行い、適切なコンテンツを作成していきます。

3.一人で暮らす高齢者の在宅生活を持続可能にする居宅内生活行動モニタリングの開発

サービス提供の流れイメージ図

株式会社ウェルモ

 ひとり暮らしの高齢者(以下、「高齢者」)の自宅に、約3カ月間センサー等を取り付け、センサー情報をもとに「居宅内モニタリングシステム」を運用実証します。

 高齢者の家族、ケアマネジャー、各介護サービス事業者が、居宅内モニタリングシステムの利用により、高齢者の生活リズムや生活実態を共有し、AIシステムからの介護支援におけるアドバイスが行われることで、高齢者のセルフケアや介護サポート内容に変化をもたらすか、また、多職種間連携が促進されるか等を検証しています。

4.飲食オートメーション社会実装モデル構築に向けた実証実験

四角いボックスの中に設置されたロボットアームの写真

Closer

 つくば市内において、ロボットアームによる飲食提供(ロボットカフェ)の実証実験を3回行い、集まったモニターからロボットカフェに関するアンケートを収集しました(開催場所:第1回目はつくばイノベーションプラザ、第2回目はつくばスタートアップ、第3回目はつくば駅)。第3回目のつくば駅での実証実験では、300杯程の飲料提供を行い、10歳から70歳代の不特定かつ幅広い層から、120のアンケート回答を得ました。ほぼ全ての人からの「ロボットの調理に対する抵抗感はない」という回答や、社会実装を望む声も挙がる等、ロボットカフェに対する一定の需要があることを確認できました。また、3回の実証実験を通じて、ロボットアームによる飲料提供の安定性向上、情報システムのIoT化、音声案内等によるユーザーインターフェースの向上等、利用者の意見の反映をしながら、段階的に技術の改善を行うことができました。

 今回の実証実験を通して、三品産業(食品、化粧品、医薬品)の自動化にも高い需要と、ロボットシステムの適用可能性があることが判明したため、実証実験で得た技術と知見を活用し、外食産業・産品産業の自動化に向けた取組を進めていきます。

5.科学をスマートに。プレプリントプラットフォーム「Onikle」

インターネットウェブページと1人の男性が映し出されたモニターの写真

株式会社Onikle

 市内研究機関の研究者10名をモニターとして一定期間サービスを使用していただき、「OnikleのAIによるリコメンドで実際に検索時間が減ったと実感していただけるか」などのインタビューを実施しました。様々なフィードバックを頂くことでプロダクトを改善することができました。

 今後は、フリーミアムモデル(注釈)の提供開始も視野に入れた取り組みを進めていきます。

 (注釈)サービスの基本版を無料で提供し、高機能版、付加価値版を有料化して利益を得るビジネスモデルのこと
(出展:平成28年度版 情報通信白書)

令和2年度実施概要

支援内容

  • トライアルの実施に係る経費の支援(上限100万円)
  • 施設の確保、モニターのあっせん等
  • 国等に対する規制・制度改革の提案
  • 大学・研究機関とのマッチング
  • 市のイベント等におけるPRの場の提供
  • その他市が必要と認めるもの

一次審査(書類審査)

審査日:令和2年8月19日(水曜日)

場所:オンライン

一次審査委員

  • 合計 4名
  • 内訳
    1. 外部有識者 2名
    2. 市職員 2名

最終審査

最終審査会アーカイブリンク先のQRコード

審査日:令和2年9月25日(金曜日)

時間:13時~16時

場所:You Tube(アーカイブ配信中)

最終審査委員

  • 合計 5名
  • 内訳
    1. 外部有識者 4名
    2. 市職員 1名

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関連情報

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