令和4年度未来共創プロジェクト
令和4年度採択案件
1.IoTを活用したインフラ・設備の保守メンテナンス業務のデジタル化の実証実験(IoTBASE)

実施概要
インフラの維持管理業務における業務改革(BPR:Business Process Reengineering)は、日本において重要な社会課題となっています。
データを活用することで「事後保全」から「予防保全」へ転換し、IoTやAIを活用することで管理・制御による業務自動化・負荷軽減を推し進めることが求められています。
本事業では道路維持管理業務においてIoT及びクラウドシステムを導入し改善効果を検証します。
また、職員からのフィードバックを受けることで、コア技術の改良やシステム機能の拡充を図ります。
実施期間
令和4年(2022年)4月から令和4年(2022年)7月
担当部署
政策イノベーション部 科学技術振興課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定、調整、提供
- 実証実験協力者の紹介、調整
結果
IoTダッシュボード「Canvas」を使い、冠水危険箇所の遠隔監視を行いました。1時間ごとに記録することで、冠水までの予測や実際に確認に行く手間の削減をすることができます。今後は、システムの機能改善などを行います。
令和4年度 IoTBASE 企画提案書 (PDFファイル: 691.0KB)
令和4年度 IoTBASE 実績概要報告書 (PDFファイル: 431.0KB)
2.連続性(生まれる前から亡くなるまで)の口腔の健康増進に関する実証実験(歯っぴー)

実施概要
近年、口腔の健康と全身の健康の関連性が注目されています。「染め出しライト」を用いることで視覚に訴えた歯科の啓発を行うことができ、将来的にはむし歯や歯周病だけでなく、様々な疾病の予防にも効果があると考えられます。
本実証実験では、様々な世代を対象に、歯科健診等において染め出しライトを使用します。健診スタッフや実際に使用したモニターからフィードバックを得ることで、有用性の検証をします。
実施期間
令和4年(2022年)6月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
政策イノベーション部 科学技術振興課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定、調整、提供
- 実証実験協力者の紹介、調整
- 市のイベント等におけるPRの場の提供
- その他市が必要と認めるもの
令和4年度 歯っぴー 企画提案書 (PDFファイル: 554.6KB)
3.神経多様性に応じたチャットボットの地域連携モデルの構築および他対象・他地域展開(筑波大学佐々木准教授)

実施概要
つくば市障害福祉課(障害者地域支援室)の窓口において、「ダボット:ダックスさんの相談室」の登録チラシ(無償)を利用者に配布し、利用者の登録状況を解析することで、ダボットの社会実装に向けた効果検証を行います。
実施期間
令和4年(2022年)7月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
福祉部 障害福祉課 障害者地域支援室
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定・調整・提供
- 実証実験協力者の紹介・調整
- その他市が必要と認めるもの
神経多様性に応じたチャットボットの地域連携モデルの構築および他対象・多地域展開
4.IoT(地震センサー)と災害情報提供システムを活用した災害対応業務のデジタル化/市民の防災力向上の実証実験(防災科学技術研究所)

実施概要
教育施設(例えば保育園)にIoT技術(地震センサー)を設置し、地震発生時に即時の建物健全性評価ができるかどうか、その評価が自治体の防災実務に活用できるかを検証します。また、地震発生時に震度及び建物の健全情報を保護者に即時に伝えるとともに、各種防災情報(過去の災害情報、防災Tips、防災グッズ)を伝えることにより防災力が向上するかどうかを検証します。
実施期間
令和4年(2022年)8月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
こども部 幼児保育課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定・調整・提供
- 実証実験協力者の紹介・調整
- 実証実験後のフィードバック
令和4年度 防災科研 企画提案書 (PDFファイル: 585.2KB)
5.筑波山エリアにおける「車両検知アプリケーション」実証実験(パナソニックコネクト)

実施概要
筑波山エリアの渋滞発生ポイントで、AI画像解析技術を活用した、渋滞状況計測の技術検証を実施します。
画像解析に適したカメラ設置の検討や、測定ポイントごとの渋滞推移、エリア別の渋滞状況を計測することで、渋滞回避を促すために必要な情報を検討します。
実施期間
令和4年(2022年)11月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
経済部 観光推進課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定・調整・提供
- 実証実験協力者の紹介・調整
- 実証実験後のフィードバック
令和4年度 パナソニックコネクト 企画提案書 (PDFファイル: 579.1KB)
6.つくば市立中央図書館向け図書返却ソリューションの実証実験(三菱電機)

実施概要
自動搬送ロボットがつくば駅周辺を走行し、つくば市立中央図書館向けの本の返却を利用者から受け付け、図書館のカウンターにいる職員に配送します。
実施期間
令和5年(2023年)1月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
政策イノベーション部 スマートシティ戦略課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定・調整・提供
- 実証実験協力者の紹介・調整
- 実証実験後のフィードバック
令和4年度 三菱電機 企画提案書 (PDFファイル: 440.6KB)
7.新眼科医療機器Smart Eye Cameraを用いた、包摂的な眼科診断モデルの実証(OUI Inc.)

実施概要
これまで眼科受診をしていない/あまり積極的ではない市民の方々にOUI Inc.の開発したスマホアタッチメント型眼科医療機器Smart Eye Cameraを用いた眼科のプライマリスクリーニングを実施し、①スクリーニングに参加者に対する眼病疾患に対する知識の啓発、②眼病疾患患者を洗い出し早期眼科受診の提案を行うモデルの実証、を行います。これによって、従来眼科未受診であった患者の早期眼科受診による早期予防・治療による医療費削減を目指すとともに、つくば市民の眼の健康に対する意識を高めることを目指します。
実施期間
令和5年(2023年)2月から令和5年(2023年)3月まで(現在、実施中)
担当部署
政策イノベーション部 科学技術振興課
市のサポート内容
- 実証実験場所の選定・調整・提供
- 実証実験協力者の紹介・調整
- 実証実験後のフィードバック
令和4年度 OUI 企画提案書 (PDFファイル: 589.6KB)
過去の採択案件
関連情報
つくば公共サービス共創事業 「つくばイノベーションスイッチ」
この記事に関するお問い合わせ先
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
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更新日:2023年03月07日