つくばSDGsアワード 2023
昨年度の結果はこちら(クリック)
持続可能なまちづくりに向けた市民の取り組みを広く周知するため、2022年度に引き続きつくばSDGsアワードを実施しました。
地域課題の解決に向けて一定の成果が出ている取り組み「つくばSDGs部門」と、日常生活の中で行っている身近な取り組み「みんなのSDGs部門」の2つの部門で募集したところ、44件の応募がありました。このうち6件の優れた取り組みを表彰しました。
受賞者発表
つくばSDGs部門
地域課題の解決に向けて一定の成果が出ている取り組みとして1件を表彰しました。
にほんごでおしゃべり!プロジェクトチーム 様
多国籍子育て支援「にほんご で おしゃべり!」
妊娠・子育て中の外国籍の方が日本の生活で孤立することを防ぐため、子育ての多国籍コミュニティを目指し、「おしゃべり会」を開催しています。
「おしゃべり会」では「やさしいにほんご」を使うことで、日本語が話せない外国籍の方だけでなく、英語が話せない日本人も参加しやすい環境を整えています。2021年には地震と防災について考えるオンラインでの防災講座を、2022年と2023年には地震体験や災害対策のワークショップを盛り込んだ防災イベントを開催しました。
「おしゃべり会」での交流をきっかけに、外国籍の方同士や日本人とのつながりが生まれており、今後は参加者を増やすとともに、子育てに関わる全ての人たちが安心して参加できる多国籍コミュニティを目指します。
つくばSDGs部門_全スライド (PDFファイル: 4.0MB)
みんなのSDGs部門
日常生活の中で行っている身近な取り組みとして5件を表彰しました。
みどりの学園児童クラブ 様
みどりのSDGs大作戦
たくさんのクローバーが生える、柔らかい土の園庭をつくるため、雑草をコンポストで堆肥化して園庭に戻す取り組みを行っています。
児童クラブの草刈りで集まった雑草をコンポストで堆肥化し、それを園庭に戻すことで土を柔らかくします。子どもたちも外遊びの一環としてこの取組に一緒に参加しています。コンポストは園庭の隅に設置し、堆肥化の様子を子どもたちが見ることができます。
この取り組みによって、2023年5月から9月までに約340kgの燃えるごみを削減しました。2024年の春には、完成した堆肥を園庭に戻す予定です。
Kids Creation Afterschool 様
食品ロスを減らすために小学生の私たちができること
家庭系の食品ロスを減らすため、一人ひとりの行動を見直すきっかけになればと考え、児童クラブ内での取り組みをスタートしました。
取り組みの中で重視したことは、「誰もが・すぐに取り組めて・ずっと続けていけること」です。
会員から自宅で食べきれない食品を寄附してもらい、児童クラブに通う子どもたちのおやつとして活用しています。
また、市内の飲食店と連携し、野菜くずを活用した食品ロスが発生しない料理メニューの開発や調理実習にも取り組みました。
樋野葵・樋野遥 様
手のひらから始まる環境保護 コンポスとん
従来のコンポストの課題(におい・虫・管理の大変さ)を解消する小型のコンポスト「コンポスとん」を製作しました。
コンポスとんの仕組みは、基本的にダンボールコンポストと同じですが、非常にコンパクトであり、洗濯ネットにより防虫できることが特徴です。
対照実験ができるように2個で1セットになっており、1セットのコストは210円ほどと非常に安価で、箱には豚をあしらい、かわいらしさを演出しています。
コンポスとんをきっかけに、コンポストを生活に取り入れる人を増やし、燃やされる生ごみの量が減ることを目指しています。
松代小学校父母と教師の会 エココの会 様
体操服・学用品おさがりプロジェクト
「使われない体操服や学用品を捨てるのはもったいない!」という思いから、学校で使うもの全般のリユース活動をスタートしました。
小中学校の保護者が主体となって、松代小学校を中心に2021年からエコ活動に取り組んでいます。
学校備品となった算数セットや、学校図書を増やすために本などの寄附を呼びかけています。また、卒業生から児童用の傘の寄附を募り、急な雨の日でも使える学校の置き傘として活用しています。
2023年の夏には、光輝学園の3校(葛城小、手代木南小、手代木中)の保護者にも呼びかけ、地域全体で環境保護に取り組んでいます。
エココの会の名前の由来は「Ecology・Communication・Collaboration」の頭文字からとられています。
反保・秋本・山崎・飯島班(春日学園義務教育学校) 様
エコ修学旅行を推進しよう!
国内外から多くの観光客が訪れ、つくば市からの修学旅行生も多い京都では、観光によって大量のごみが発生しています。
つくば市の多くの中学校も修学旅行先として京都を選んでおり、そのごみ問題の解決に貢献するため、「エコ修学旅行」に取り組むことを検討しました。
修学旅行の際にアメニティグッズ、エコバッグ、マイボトルを持参することや、食事の食べ残しをゼロにすることを通じて、修学旅行先で発生するごみの量の削減を目指します。
これによって、宿泊施設の使い捨て歯ブラシや、買物の際のレジ袋、ペットボトルごみなどを削減できます。さらに、食べ残しをゼロにすることで食品ロスも削減できます。
みんなのSDGs部門_全スライド (PDFファイル: 5.8MB)
募集情報(終了しました)
SDGs未来都市のつくば市では、SDGsの「誰一人取り残さない」という理念に基づき、持続可能なまちを市民とともに創るため、これまでつくばSDGsパートナーズを立ち上げるなどさまざまな取り組みを進めています。
皆さんとの取り組みの輪をさらに広げていくため、2022年に続き、2つの部門を設け、皆さんのSDGsの取り組み事例を広く募集します。
やさしい未来を一緒に創りませんか。
部門
つくばSDGsアワードでは、「つくばSDGs部門」、「みんなのSDGs部門」の2つの部門を設けています。
つくばSDGs部門
対象となる取り組み
次のすべてに該当するもの
- 地域課題の解決に向けて一定の成果が出ている取り組みであること。
- つくば市内で行われた取り組みであること。
- 令和4年(2022年)4月1日以降も実施されている取り組みであること。
- SDGsのいずれかのゴールに関連する取り組みであること。
表彰内容
- 正賞:表彰状
- 副賞:記念品(盾)、つくば市役所1階のデジタルサイネージでの取り組み周知枠
審査基準
- SDGsとの関連性
SDGsの達成につながる取組であるか。全体最適な取組であるか(他のSDGsの達成に逆効果である取組になっていないか)。 - 汎用性
取組の内容が、他の人も取り組みやすいものであるか(汎用性の高さ)。 - 持続可能性
これまで継続的に取り組まれてきたものであるか。将来にわたって、持続的に取り組まれることが見込まれる内容であるか。 - 連携の有無
多様な関係者(ステークホルダー)との連携が図られた取組であるか。 - 新規性
過去や他自治体に例がない革新的な取組であるか。 - 課題解決性
地域課題の解決に効果的な取組であるか(成果の程度)。
取組の効果が、特定の者だけでなく、多様な関係者に広がることが見込まれるか(効果の波及性)。
みんなのSDGs部門
対象となる取り組み
次のすべてに該当するもの
- 日常生活の中で行っている身近な取り組みであること。
- つくば市内で行われた取り組みであること。
- 令和4年(2022年)4月1日以降も実施されている取り組みであること。
- SDGsのいずれかのゴールに関連する取り組みであること。
表彰内容
- 正賞:表彰状
- 副賞:記念品(つくば市オリジナルグッズ)
審査基準
- SDGsとの関連性
SDGsの達成につながる取組であるか。全体最適な取組であるか(他のSDGsの達成に逆効果である取組になっていないか)。 - 汎用性
取組の内容が、他の人も取り組みやすいものであるか(汎用性の高さ)。 - 持続可能性
将来にわたって、持続的に取り組まれることが見込まれる内容であるか。
対象者
つくば市内で活動している個人・団体
(市外の個人・団体であっても、市内で活動されている場合には応募可能です。)
募集期間
2023年9月1日(金曜日)から2023年11月30日(木曜日)まで
応募方法(終了しました)
- まず最初に、実施要領をご確認ください。
- 取り組み内容をPowerPointスライドにまとめてください。
スライドの様式は「つくばSDGs部門」と「みんなのSDGs部門」で異なるため、適切な様式を使用してください。 - 電子申請フォームに必要事項(氏名・住所など)を入力し、1で作成したスライドを添付して応募してください。
- 電子申請フォームはこちら(クリック)
応募上の注意
- 応募者は、以下の事項に同意するものとします。
- 応募者の氏名・取り組み内容・写真などの情報が、つくば市の広報紙・ホームページ・各種SNSなどに掲載されること。
- 取り組み内容を広報する際に、応募者への取材が行われること。
- 応募内容が、必要な範囲で編集・改変(誤字脱字の修正・要約など)されること。
- つくば市が上記の活動を、無償で実施できること。
- 応募する内容(文章・写真・図表など)は、他人の著作権・肖像権・プライバシーなどの権利を侵害しないものにしてください。
- 他人の氏名や写真など、個人の特定につながる情報を掲載する場合は、必ず事前に本人からの同意を得てください。
- 応募は、1人または1団体につき各部門1件までです。
- 応募の中から優れた取り組みを表彰します。審査結果は、すべての応募者にメールで通知します。
この記事に関するお問い合わせ先
政策イノベーション部 持続可能都市戦略室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-828-4708
更新日:2024年03月29日