備蓄について

更新日:2023年09月25日

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最低3日分は物資を備えましょう(自助)

大きな災害が発生したとき、行政からの支援物資はすぐに届かないこともあります。東日本大震災のときは、コンビニやスーパーなどのお店にも人が殺到し、あっという間に商品が無くなりました。

これまで、備蓄は3日分あれば十分と言われていましたが、東京などが被災する首都直下地震が起きると、流通機能が低下し、しばらくの間、物資が届かなくなる可能性があります。そのため、できれば「1週間以上」の備蓄が望ましいとの専門家の意見もあります。

1週間分と言われると大量の備蓄を思いがちですが、非常食のみの備蓄と考えるのではなく、冷蔵庫の中をはじめ、台所まわりに目を移せば、1週間分の備蓄となる物資があるはずです。
例えば、普段からちょっと多めに食材を買い置きしておけば、最初の3日間は冷蔵庫の中のものを食べてしのぐことができそうです。冷凍庫に普段からご飯やパン、野菜、冷凍食品等が入っている家庭も少なくないでしょう。

次の3日間は、いつも日常備蓄(ローリングストック)している食材でまかないます。非常食というと「押入れの奥に保管していて、気が付いたら消費期限が大幅に過ぎていて全て廃棄した」といった失敗が起こりがちです。日常備蓄(ローリングストック)とは、日頃使う食料を多めに用意し、消費期限の近い物から消費し、使用した分を補充する方法です。この方法により普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事を採ることができると思われます。

また、食べ物に限らず、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、常備薬なども日常備蓄(ローリングストック)で多めに備蓄しておきましょう。車のガソリンなどの燃料も、残量が半分になったら給油するように備えれば、いざというときに助かりやすくなります。

【イラスト出典】内閣府 広報ぼうさい 平成25年度冬号(第73号) できることから始めよう!防災対策 第3回より

(出典)できることから始めよう!防災対策 第3回‐内閣府防災情報のページ

家庭で何を備蓄したら良いか分からない場合は…

各家庭における備蓄は大事、とは言っても何を備えたら良いか迷ってしまうこともあるかと思います。

以下に参考になる外部リンクを掲載しますので、ご家庭の状況に合わせて必要なものを確認してみてください。

つくば市の備蓄品等について

備蓄品

つくば市では、本部備蓄倉庫、各小中学校防災倉庫、流通在庫備蓄の3手段により、備蓄品を確保しています。

備蓄飲食料の品名および整備年数・備蓄数量

  • 食料:米粉クッキー(アレルギー物質28品目不使用、ハラル認証あり、保存期間5年)
  • 飲料:500ミリリットルペットボトル水(保存期間5年から7年程度)

平成26年度から備蓄品の整備を開始し、その後、毎年更新しています。

備蓄数量については、2万人が3日間過ごすことができる数量としています。

※飲料水については、ペットボトルを保管する場所の確保が困難であるため、給水タンクや流通在庫備蓄も含めて対応します。

本部備蓄倉庫(旧茨城県立上郷高等学校 体育館)

目的

本部備蓄倉庫は、飲食料や毛布、衣類、簡易トイレ、発電機、栄養補助食品、インスタント食品などを備蓄しています。
なお、現在使用している旧上郷高等学校体育館は、備蓄倉庫として一時的に使用しています。今後、本部備蓄倉庫の場所を変更することがあり得るので、ご了承ください。

機能

災害時に、開設した避難所へ供給する物資を備蓄しています。避難所となる小中学校に設置している防災倉庫は、スペースに限りがあるため、大量の備蓄品を保管できません。そのため、本部備蓄倉庫に備蓄し、災害時には、この本部備蓄倉庫から各避難所へ配送する体制をとっています。

防災倉庫(小中学校)

目的

小中学校防災倉庫の前に備蓄品が並べられている写真

小中学校の防災倉庫は、飲食料や毛布、簡易トイレ、発電機などを備蓄しています。

機能

災害時に、避難所となった小中学校で使用するために物資を備蓄しています。ただし、各校で備蓄している数量だけを使うのではなく、災害時には、次のような方針で運用します。

  • 避難所となった小中学校では、防災倉庫の備蓄品でだけでは不足するため、本部備蓄倉庫や避難所を開設していない小中学校の防災倉庫から、避難所へ物資を集約する。
  • 市の備蓄物のほか、全国各地から送られてくる救援物資や流通在庫備蓄などを各避難所へ配送する。

※防災倉庫内の備蓄数量や備蓄内容は、随時見直しの上、変更する場合がありますので、ご了承ください。

『防災倉庫の資機材等の利用』

小中学校に設置している防災倉庫で保管している資機材等については、区会や自治会で実施する防災訓練などでもご利用できます。お気軽に危機管理課にご相談ください。

また、防災倉庫の利用にあたっては、「つくば市防災倉庫利用ガイドライン」「つくば市防災倉庫利用の手引き」をご参照ください。

流通在庫備蓄(民間企業等との協定)

目的

流通在庫備蓄とは、あらかじめ市と企業が協定などを結び、災害時に必要となる物資を優先的に購入する方法です。大量の物資を本部倉庫や防災倉庫で備蓄する場合、場所の確保や更新費用が発生するため、必要なときに購入できる流通在庫備蓄は、メリットがあります。

機能

  • 市で備蓄管理しないため、備蓄管理業務(場所の確保等)が不要となる。
  • 消費期限の際の更新費用がなくなる。
  • 広域的な災害の場合(特に首都圏が大きな被害を受けた場合)、物流への影響や在庫不足が出るため、つくば市への物資供給が困難になる場合もあり得る。

備蓄物

現在、物資提供で協定を締結している団体は、次のデータをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室 危機管理課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7582

お問い合わせは専用フォームをご利用ください。