外来生物
飼育できなくなった動植物を、絶対に野外へ逃がしたり捨てたりしないでください。
野外に放たれたり、逃げ出した外来生物は、放置しておくと分布を拡大しながら、在来種(その土地に元からいた生物)の生息・生育を脅かしたり、農林水産業に被害を及ぼすなど、様々な被害を及ぼすおそれがあります。特に、生息・生育環境の限られている島嶼などでは、在来種が絶滅に追い込まれてしまう場合もあります。
目撃情報
目撃日 | 種名 | 目撃場所 |
---|---|---|
令和4年(2022年)10月 | クビアカツヤカミキリ | 茎崎こもれび六斗の森(六斗1002番地1) |
令和5年(2023年)4月 | クビアカツヤカミキリ | 茎崎こもれび六斗の森(六斗1002番地1) |
令和5年(2023年)5月 | セアカゴケグモ | つくば市観音台地内 |
令和5年(2023年)7月 | クビアカツヤカミキリ | 茎崎こもれび六斗の森(六斗1002番地1) |
令和5年(2023年)7月 | クビアカツヤカミキリ | つくば市稲荷原地内 |
令和5年(2023年)8月 | セアカゴケグモ | つくば市大久保地内 |
目撃されている外来生物について、詳細はこのページの下段をご覧ください。
特定外来生物
特定外来生物とは、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものとして指定されている外来生物です。指定されている生物は輸入、放出、飼養、譲渡し等に規制がかけられています。
また、特定外来生物被害防止基本方針では、被害を及ぼしていたり、及ぼすおそれがある特定外来生物については、必要に応じて防除を実施することとされています。
クビアカツヤカミキリ
令和4年(2022年)10月、令和5年(2023年)3月に、茎崎こもれび六斗の森(六斗1002番地1)でクビアカツヤカミキリによる食害が発見されました。被害の拡大を防ぐため、近隣にお住まいの方はサクラ、モモ、ウメなどに虫害がないか、一度ご確認ください。生体やクビアカツヤカミキリによるものと思われる被害痕を見つけた場合は、つくば市環境保全課か茨城県生物多様性センター(電話029-301-2940)までご連絡ください。
クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、モモ、ウメ等の樹木の内部を食害して弱らせ、枯らせてしまう昆虫で、特定外来生物にも指定されています。
繁殖力が強く、一度定着してしまうと根絶が困難とされており、近年被害が広まっています。
被害を受けても木には花や実が付きますが、安心して駆除を行わないでいると手遅れになってしまい、2,3年で枯れてしまいます。幼虫は樹木に開けた排出口からふんと木くずの混ざった「フラス」といわれる排出物を大量に排出します。クビアカツヤカミキリの食害を判別するには、この「フラス」を確認してください。
クビアカツヤカミキリについて(茨城県ホームページ)(外部リンク)
クビアカツヤカミキリの防除法(森林総合研究所ホームページ)(外部リンク)
セアカゴケグモ
セアカゴケグモは、本来国内には生息していない外来種の毒グモです。
茨城県内では、平成25年1月23日に神栖市で初めてセアカゴケグモが確認されたほか、複数自治体にて発見されています。つくば市では令和5年5月に発見されています。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください! (PDFファイル: 851.6KB)
特定外来生物セアカゴケグモ (PDFファイル: 2.5MB)
- 発見した場合
- 絶対に素手で触らないようにしてください
- 駆除には、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を使用してください。また、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどの物理的な方法でもかまいません
- 個体の確認をするため、駆除後に環境保全課までご連絡ください。
- 咬まれたときは
- 速やかに医療機関へご相談ください
- 重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です
- クモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へ持参してください
ヒアリ
ヒアリは、日当たりの良い開放的な場所を好んで巣をつくります。原産地や定着国では、公園、芝生・緑地、水辺、畑地に生息しています。
刺されると強い痛みが生じ、体質等によっては強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすおそれがあります。犬や猫などのペットも、刺されると人と同じように、重い症状を起こすことがあります。
日本の在来アリを駆逐したり、小動物を捕食して減少させ、生態系のバランスを壊してしまいます。海外では希少種にも影響が出ています。
特定外来生物ヒアリに関する情報(環境省ホームページ)(外部リンク)
オオキンケイギク
オオキンケイギクは、5月から7月にかけて黄色い花を咲かせる植物です。きれいな花ですが、ご自宅の庭や花壇に植えてはいけません。オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことが禁止されています。
オオキンケイギクを処分するときの注意点
オオキンケイギクが庭などに生えているのを見かけたら駆除しましょう。オオキンケイギクを生きたまま移動させる、保管するなどの行為は禁止されています。
処分する際には、根から引き抜いたものを市指定の燃やせるごみ専用袋に密閉し、2日から3日間天日にさらして枯死させる等した後で、燃やせるゴミとして処分してください。
オオキンケイギクについて(環境省ホームページ)(外部リンク)
その他の外来生物
アメリカオニアザミ
「アメリカオニアザミ」は環境省により「生態系被害防止外来種」に指定されている植物です。(生態系被害防止外来種は幅広く生態系等に被害を及ぼすおそれのあるものとして指定されている生物です。)
- 7月から9月にかけてピンク色の花を咲かせます。葉や茎にはトゲがあり、素手で触れるのは危険です。
- 種にはタンポポのような綿毛がついています。繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与えることが懸念されます。
- 高さが50から100cm以上に到達することもあるので、特に小さなお子様が怪我しないようご注意ください。
自宅の庭や所有している土地にアメリカオニアザミが繁殖している場合は駆除のご協力をお願いいたします。
- 花が咲く前の駆除が効果的です。
- 固く鋭いトゲがあるため、厚手のゴム手袋や革手袋等をつけて作業してください。
- 草刈り鎌などで刈るか、スコップ等を使用して根周辺の土ごと根ごと堀り上げてください。株や根が残っていると再生してしまいます
- 駆除したアメリカオニアザミは「燃やせるごみ」として処分してください。トゲがゴミ袋を突き破るおそれがありますので、新聞紙などで包むなどのご対応をお願いします。
この記事に関するお問い合わせ先
生活環境部 環境保全課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7643
更新日:2023年08月31日