家庭教育と家庭教育学級
家庭教育は「すべての教育の出発点」と言われています。家庭でのお子様との接し方を改めて考えてみませんか?
家庭教育とは?
子どもにとって最初に出会う「先生」は誰だと思いますか?
それはお父さん・お母さんといった保護者の皆様です。
家庭教育は、親子のきずなの形成、家族のふれあいをとおして、「生きる力」となる、基本的な生活習慣や思いやりの心、善悪の判断を育てる「すべての教育の出発点」となります。
家庭教育4つのポイント
講座の様子
家庭教育の大切さは分かっていても、「何を心がけてよいか分からない」「どのように子どもと関わったらよいか分からない」という声をよく聞きます。乳幼児期から思春期を迎えるまで、大切にしてほしい家庭教育のポイントを4つご紹介します。
家庭教育学級では、子どもの成長に合わせて親としての関わりを考える機会です。ぜひ参加してみましょう。
待って見ていられますか
子どもは失敗しながら成長していくものです。親として子どもの成長を信じて待つことも大切です。自分のことは自分でしようとする心が育つと、自分からいろんなものに取り組もうとする意欲がわいてきます。子どもが超えなくてはならないハードルを親として見守っていきましょう。
子どもの話に耳を傾けていますか
子どもは親の愛を確かめたくなると、「ねぇ、ねぇ」と話しかけてきます。話をゆっくり聴いてあげると、子どもは安心し、親との愛を深めます。子どもが話をしている途中で、注意をしたり話をさえぎってしまうと、子どもはそれ以上話せなくなってしまいます。子どもの話をうなずきながら聴きましょう。
自己肯定感を育みましょう
小さい頃のお手伝い体験が子どもの自信とやる気につながっていきます。家族から「ありがとう」「助かったわ」と、喜んでもらえると、子どもは人の役に立つうれしさや満足感を感じ、人のために何かをしようと考えたり、思いやりの心が育ちます。そして、自己肯定感を高めることにつながっていきます。
規則正しい生活習慣を
子どもたちが健やかに成長していくためには、適切な運動、バランスのとれた食事、十分な休養・睡眠が大切です。朝の光を浴びて、昼に活動することでよく眠ることができます。昼夜逆転することがないよう、幼少期から正しい生活リズムを作っていきましょう。
健康のためにも、手洗いや換気の他、食事や睡眠、適度な運動が免疫力アップに効果的といわれています。大切な心身の成長期に規則正しい生活習慣を身につけましょう。
さらに詳しい情報は…
お子様の年齢に応じた家庭教育に関係する資料が、茨城県教育委員会から発行されています。(外国語版もあります。)ぜひご覧ください。
子育てアドバイスブック ひよこ
乳幼児期(0歳から5歳)の子をもつ保護者向け
乳幼児期の教育、子どもの発達などの情報が掲載されているほか、家庭教育やしつけの重要性について考え、楽しく子育てに取り組むためのアドバイスが掲載されています。
子育てアドバイスブック クローバー
幼児期・児童期(就学前から小学校4年生)の子をもつ保護者向け
家庭教育やしつけの重要性、楽しく子育てに取り組むためのポイントが掲載されているガイドブックです。
家庭教育ブック つばさ
小学4年生から6年生の子をもつ保護者向け
心身共に発達が顕著になる小学校高学年の保護者の子育てを支援するためのアドバイスブックです。
詳細は…
各資料は、茨城県教育委員会のウェブサイトより、いつでもご覧いただけます。
家庭教育学級に参加しよう!
つくば市では、幼稚園・小・中学校・義務教育学校に通う子どもをもつ保護者や、乳児・幼児の保護者を対象に家庭教育学級への支援を行っています。
家庭教育学級では、子どもの成長に伴う不安や悩みを、同世代の親同士の関わりや専門家の話を聴いて、解決のヒントとなる講座を開設します。
乳児家庭教育学級
いざという時の救命救急
乳児家庭教育学級では生後2カ月から10カ月までの、初めて子育てをする親子を対象に地域交流センター等で開設します。
初めての子育ては不安がつきものですが、それぞれの講座を子育ての参考にしましょう。
また学級で仲間を作って子育てを楽しんでください。つくば市は親子の育ちを応援します。
講座例(講座の内容は変わることがあります)
- はじめましての会
- いざという時の救命救急
- 赤ちゃんとのくらしを楽しもう
- おむつ替えから始まる性教育
- ファーストブック
幼児家庭教育学級
野外でのびのび
幼児家庭教育学級は生後11カ月から就園・就学前の子をもつ保護者の方の学びと仲間づくりの機会です。
地域の交流センター及びその近隣の公園での活動から、親として知っておきたい知識や情報、子どもにとって遊びの重要性などをテーマに講座を開設します。
心もからだも大きく成長し、生活習慣や価値観を身につけるこの時期に、一人で悩まないで子育ての仲間を作りましょう。
講座例(講座の内容は変わることがあります)
- はじめましての会
- 幼児期に大切なこと
- 外遊びはじめの一歩 ~何をしても・しなくてもいい時間~
- 救命救急講習
- メディアの危険を知って安心安全な子育てを
幼稚園、小・中学校、義務教育学校 家庭教育学級
幼稚園
つくば市では公立幼稚園、市内すべての小学校・中学、義務教育学校で保護者を対象に家庭教育学級を実施しています。
保護者が自ら企画・運営する学級では、一定期間にわたり、家庭教育に関する学習を行います。
子育ての不安や悩みを参加者とともに話しあったり専門家の講話を聴いて、子育てのヒントにしてください。
さあ、肩の力を抜いて、一緒に子育てについて考えてみましょう。
幼稚園 講座例
- 和太鼓公演~日本の伝統音楽の響きを親子で体験してみよう~
- 親も子も大切な1冊に出会う絵本の講座
- 人形劇で人権教室
小学校・義務教育(前期) 講座例
- おうちと学校での性教育、基本のき
- 子どもの心と体の成長
中学校・義務教育(後期)講座例
- メディア学習
人権問題啓発 講座例
動画コンテンツ視聴
その他
家庭教育動画コンテンツ視聴
・絶対に失敗しないスマホの渡し方
・正しい脳育てのための家庭生活を学ぼう
・答えられますか?子どもからの「性」の質問
(幼児から小学校低学年編) (中高学年以上編)
・無駄なく、楽しく、健康な食事づくりのヒント
・わらべうたと手遊び(乳児編)(幼児編)
・「子どものからだとこころの今 ~子どものからだの“おかしさ”を科学する~」
・子供の自己肯定感を高める子育て
ほか
動画を視聴された方の声
・ソーシャルメディアとの向き合い方は、とても参考になった。
・子どもたちとの日々の生活において一緒に何かを共有することの大切さ、どんな小さなことでもお互いに寄りそって同じときを過ごすだけでも心が豊かになるんだなと感じました。これから自分もそのことに気をつけて子どもたちと成長していけたらと思います。
・納得できるお話でした。睡眠の大切さが身に染みて、もっと早くから8時寝をしておけばよかった。試聴後に、我が家も早寝早起きを試しております。私の方が効果を感じ、親子ともに続けるつもりです。試聴して本当に良かったです。
令和5年度(2023年度)家庭教育学級について
対象:幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校
本年度の家庭教育学級の詳細につきましては、下記の家庭教育学級の手引きを御参照ください。その他、御不明な点がありましたら、担当の社会教育指導員へ御相談ください。
家庭教育学級設立報告書(いばらき電子申請・届出サービス)(外部リンク)
家庭教育学級実施報告書(いばらき電子申請・届出サービス)(外部リンク)
家庭教育学級閉級報告書(いばらき電子申請・届出サービス)(外部リンク)
社会教育講座
「家庭の日」講座
笑っている父親になろう! ~子育ては夫婦協働プロジェクト
講師による読み聞かせ
ワンオペ育児に苦しむママたちのモヤモヤ感もすっきり! 講演の最後には「パパの読み聞かせ」の実演もあり、普段忙しい父親が絵本で子どもとの愛着関係をどのように形成するのか、そのヒントがわかる講座です。
参加された方の声
・男性から男性に育児について伝えるという形がとても良かったです。読み聞かせの実演も生き生きとした姿を間近で見れてよかったです。
・「父親が育児をするほど子どもの人生は幸せになりやすい」という発言が印象的でした。
・絵本を通した子どもとのつながり、日常のつながりが、子どもの成長にプラスになることを再確認できました。
たの・らくセミナー@くきざき
「たの・らく」楽しく、楽に子育てができるヒント
子育て井戸端会議
子どもとの愛着関係の形成
参加された方の声
・グループワークで子育ての悩みを共有、解決していこうという活動も楽しかったです。
・子どもを連れての参加は少し躊躇する気持ちもありましたが、参加して良かった!と心から思っています。
・子育てに正解はないですが悩みはつきません。解決しないことも多いですが話すことや共感してもらうことで活力になると思うのでこのような機会は大切だと感じました。
家庭教育講座@保育所
乳・幼児を持つ保護者、児童・生徒を持つ保護者の学習機会を家庭教育学級として提供していますが、近年、社会情勢の変化にともない、平日開催の家庭教育学級への参加が難しい保護者が増えており、保育所へ通う子などを持つ保護者の学習機会を増やすため、社会教育講座として、子育てのヒントとなる講座を開催しています。
簡単朝食で欠食をなくそう
たくましい子どもを育てるために
参加された方の声
・子どもとの接し方を見直す良い機会となりました
・子育てを初めて5年余りの中で、このような講座を聞く機会がなく、子どもとの向き合い方でためになったのでいろいろ行動してみます。
・自己肯定感を高められるよう、気をつけていきたいです。
企業de家庭教育
職場・事業所で家庭教育の研修を開催しませんか
子どもたちの家庭を取り巻く環境が大きく変化している中で、悩みを抱える保護者や仕事で忙しい保護者が増えています。企業における家庭教育講座を、是非、御活用ください。
- 時間:事業所のタイムテーブルに合わせて設定できます。
- 会場:事業所内のスペースをお貸しください。
- 内容:相談しながらテーマを決めていきます。
- 参加者:何名様からでも実施可能です。
- 講師:希望により相談に応じます。
集まるのが難しい…時間がとれない…そのような企業向けに動画をご用意いたしました。
一覧表から興味のある動画を選んでいただきご視聴ください。
この記事に関するお問い合わせ先
教育局 生涯学習推進課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7533
更新日:2023年08月25日