DV・性暴力等に悩んでいる方へ
女性に対する暴力根絶のシンボルマーク「パープルリボン」
毎年11月12日から11月25日までの2週間は、「女性に対する暴力をなくす運動」の期間です。
夫・パートナーからの暴力(ドメスティック・バイオレンス(DV))、性犯罪・性暴力、売買春、セクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為等女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害するものであり、一人一人の人権が尊重される社会を形成していくうえで克服すべき重要な課題です。
本来、暴力は、その対象の性別や加害者と被害者の間柄を問わず、決して許されるものではありませんが、暴力の現状や男女の置かれている現在の社会構造の実態を踏まえると、特に女性に対する暴力について早急に対応する必要があります。
そのため、毎年11月12日から11月25日(国連が定めた「女性に対する暴力撤廃国際日」)までの2週間は、女性に対する暴力をなくすための取り組みを一層強化することとしています。
このページでは、主にドメスティック・バイオレンス(DV)と性犯罪・性暴力について詳しく触れます。
ドメスティック・バイオレンス(DV)とは
「ドメスティック・バイオレンス」とは英語の「domestic violence」をカタカナで表記したものです。略して「DV」と呼ばれることもあります。
「ドメスティック・バイオレンス」の用語について明確な定義はありませんが、日本では「配偶者やパートナー、交際相手など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されることが多いです。
配偶者やパートナーからの暴力は、家庭内において行われるため、潜在化しやすく、暴力がエスカレートしやすい傾向にあります。
配偶者暴力防止法では被害者の性別を限定していませんが、繰り返し暴力を受ける、命の危険を感じるような暴力の被害者には、女性が多い傾向があります。
DVの種類について
DVには様々な種類があります。配偶者やパートナーとのいつものやり取りや言動に当てはまるものはありませんか。
DVの種類 | 配偶者やパートナーからの行為の具体的な例 |
身体的DV |
・平手で叩かれる、殴られる、足で蹴られる ・髪を引っ張られる ・首を絞められる ・引きずり回される ・ものを投げつけられる など |
精神的DV |
・怒鳴られる、脅される ・長い時間文句を言われる ・ばかにされる、無視される ・自殺をほのめかされる ・服装や髪形などを細かくチェックされたり、制限されたりする など |
経済的DV |
・必要な生活費を渡さない ・自由にお金を使わせない ・あなたが外で働くことを嫌がる ・あなたに内緒で借金を作り支払わない など |
社会的DV |
・友人や身内との付き合いを制限される ・自由に外出させないようにしてくる ・携帯やメールを勝手にチェックされる ・行動を監視される など |
性的DV |
・望まない性的な行為を強要される ・避妊に協力しない ・無理やり性的なビデオや雑誌を見せられる ・無理やり裸の写真やビデオを撮られる など |
こどもを巻き込んだDV |
・こどもに危害を加える、または「危害を加える」と脅される ・こどもをあなたから取り上げようとする ・こどもの前でののしられる、暴力を振るわれる など なお、こどもの前でDVが行われること(面前DV)は、こどもへの心理的虐待にあたります。 |
また、交際相手との間で起こる暴力は「デートDV」といいます。
概要 | 交際相手からの行為の具体的な例 |
デートDV |
・友達と話したり会ったりしようとすると不機嫌になられる ・好みの服装を強要される ・外出すると何度も電話をかけられたりメールを送られたりする ・無理やり体を触ってきたりキスをされたりする ・デートの費用を負担させる、借りたお金を返さない など |
参考情報
性犯罪・性暴力について
性暴力は、年齢、性別にかかわらず起こり、身近な人や配偶者・パートナー、交際相手との間でも起こります。
同意のない性的な行為は性暴力であり、犯罪となる場合もあります。
相手と対等な関係でなかったり、断れない状況であったりした状況で性的な行為があっても、それは本当の同意があったことにはなりません。
性暴力はこころとからだに深い傷をつける行為であり、許されない行為です。
参考情報
つくば市の取組
「女性に対する暴力をなくす運動」の実施期間に合わせて、DVや性暴力に関する企画展示や、広報物の配布等、DV防止に向けた啓発活動を行っています。
企画展示 つくば市役所本庁舎1階行政情報コーナー
展示期間:11月1日(金曜日)から11月29日(金曜日)
展示場所:つくば市役所本庁舎1階行政情報コーナー
国際ソロプチミストつくばからつくば市に、DVの相談先が記載されたポケットティッシュ500個が寄贈されました。企画展示と合わせて配布しました。
企画展示 つくば市立中央図書館
男女共同参画・ダイバーシティ推進NEWS(第2号)の発行
令和6年度男女共同参画・ダイバーシティ推進NEWS(第2号)では、DVや性暴力についての概要や、相談先をまとめています。
DVや性暴力などの被害にあった際の相談先一覧
つくば市をはじめ、内閣府、県など様々な機関において、DVや性暴力などの被害にあった際の相談先を設置しています。
被害にあわれた際は、一人で悩まずに、まずは相談してください。
身に危険が迫っているなど、緊急の場合には迷わず110番通報をしてください。
詳しい相談先の情報については、それぞれのリンク先をご確認ください。
※ 茨城県女性相談センターは配偶者暴力相談支援センターの機能を併せ持っています。DV被害については、性別を問わず相談を受け付けています。
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室 ダイバーシティ推進室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7586
更新日:2024年11月29日