つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)
文化芸術は人の魂を映す鏡であり、私たちの人間性の深い部分に根付いています。私たち一人一人の内なる世界を豊かに描き出し、想像力や創造力を具体的な形に変えていきます。このようにして生み出される作品は、作り手や観る人たちの間で感情を喚起し、人と人とのつながりを深め、互いの理解と尊重へとつながります。
この表現の価値はトップアーティストに限らず、アートに携わるすべての人によって創り出されるものです。アートが生み出す豊かな表現で彩られた都市は、多様性が増し、共生の力を育んでいきます。文化芸術の普遍的な価値を通じて、多様性を受け入れ、違いを尊重しながら、人類共通の美しさを見出し、共感を深めることも可能になります。
このような思いを背景に、つくば市では、文化芸術によるまちづくりを実践していくために、平成31年に「つくば市文化芸術推進基本計画」を策定しました。この第1期計画の振り返りを行い、新たに策定したのが本計画です。
新たな計画では、基本理念を第1期から引き続き「アートで編む」とし、文化芸術が市民にとってより身近なものとなるよう様々な施策を実践していきます。それらの施策の中心となっているのは、令和8年度の供用開始を目標に旧田水山小学校を利活用して整備を進めている「つくば市文化芸術創造拠点」です。この施設では「出会う・つながる・創造する」をコンセプトに、展示や創作の設備を整えるほか、分野を超えたネットワークを構築し、アートを通じた新たな価値を創造する拠点となることを目指しています。
市の様々な主体や魅力という一本一本の糸を、紡ぎ、編み、豊かなまちをともに創っていきましょう。
「つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)」の概要
基本理念「アートで編む」
- 市民、行政、大学、研究機関等、様々な所属や立場の人が連携して文化芸術に取り組むこと
- 文化芸術と、福祉・教育・産業等の関連分野とが連携して新しい価値を創造すること
つくばに揃う1本1本の素晴らしい糸がアートで織り込むように連携していくことで「まち」という大きな布を織ることを目指します。
計画期間
2024年度から2028年度まで
計画の構成
基本理念に基づき、5つの基本的方向と11の基本施策を設定しており、それぞれに主要施策が紐づいています。
- 文化芸術に親しむまち
文化芸術に接する機会の拡充
文化芸術を担う人材の育成 - 多様性を尊重するまち
すべての人にとって文化芸術が身近にある環境づくり
文化芸術を通じた多文化共生・国際交流の促進 - 地域の風土を守り、いかすまち
自然との共生による文化芸術の振興
地域に根付いた伝統の継承・発展 - 創造的で活力あるまち
科学技術と融合した文化芸術の振興
文化芸術によるイノベーションの創出 - 持続可能な文化コミュニティを実現するまち
プラットフォームの形成
文化施設の整備と活用
文化芸術情報の活用
計画冊子
「つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)」 (PDFファイル: 9.5MB)
「つくば市文化芸術推進基本計画(第2期)概要版」 (PDFファイル: 2.3MB)
第1期計画
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 芸術文化推進課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7546
更新日:2024年05月31日