プラスチック被覆肥料の被膜殻の流出防止対策をお願いします
プラスチック被覆肥料とは
プラスチック被覆肥料(水稲用一発肥料など)は、徐々に肥料成分が溶け出すため無駄が少なく、また追肥の手間が省けて省力化につながります。
一方で、使用後のプラスチック被膜殻が、ほ場から河川等を通じて海洋に流出することで、環境問題が発生しています。
農業者のみなさまには、農業生産活動を持続的に実施していくため、プラスチック被膜殻の流出防止に向けて、以下の対策を行っていただくようご協力をお願いします。
流出防止対策のポイントについて
○畦畔管理
・あぜ塗りの徹底やあぜシートを設置する。
・止水板はあぜの高さ以上とする。
○代かき・田植え
・入水時までに田面の高低差をなくす。
・代かきは浅水で行う。
・田植え前の落水は行わず、自然落水で水位を調整する。
○水田外に出さないために
・排水口にネットを設置する。
・水田で浮上した被膜殻をすくい取る。
○施肥
・土壌診断や栽培歴等に基づいた適正施肥に努める。
・流し込み液肥、プラスチックを使用していない緩効性肥料の活用を検討する。
・施肥量の削減につながる側条施肥技術を導入する。
上記の対策の詳細については、下記の動画やチラシをご参照ください。
チラシ「水稲用一発肥料のプラスチック殻は水田から流出させないように努めましょう」(JA全農いばらき) (PDFファイル: 823.4KB)
この記事に関するお問い合わせ先
経済部 農業政策課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7622
更新日:2025年10月22日