水道料金改定のお知らせ
水道料金改定リーフレット (PDFファイル: 517.3KB)
つくば市の水道料金を改定する目的
つくば市の水道事業は、独立採算制を原則として自立的に運営することとなっており、ご利用の皆さまの水道料金の収入で支えられています。エネルギー・物価上昇に伴う運営コストの増加、水道管・関連施設の老朽化や防災対策、つくば市内における上水道の未整備地域の解消など、様々な課題への対応に必要な財源を確保するため、2025年4月1日より水道料金を改定します。
これからも安全・安心な水道水をお届けするため、皆さまのご理解とご協力をお願いします。
水道料金改定に関するこれまでの審議について
水道事業が将来にわたって健全かつ安定的に事業を継続していくため、2023年3月に上下水道審議会※において、中長期的な経営の基本計画として「つくば市水道事業経営戦略」を策定しました。
上下水道審議会より「水道料金に関すること」について答申(諮問に対して意見を申し述べること)が提出され、水道料金の改定を含む条例改正案がつくば市議会で議決されました。
※上下水道審議会:上下水道の円滑な運営を図るために、条例に基づき設置された市の附属機関。委員は15人で、上下水道や経営などの専門家、市民、市議会議員などから市長が任命する。上下水道審議会では、市長からの諮問(意見や助言を求めること)により条例に規定された事項について調査審議を行い、調査審議した結果については、上下水道審議会から市長に対して答申を提出する。
改定後の水道料金表【表示金額は標準料金2か月分、消費税10%込】
新しい水道料金の適用時期
つくば市では、水道料金請求事務の経費抑制のため、検針は2か月に1度行い、2か月分の料金をまとめて請求しており、検針月はエリアによって奇数月と偶数月に分かれています。改定後の料金は、奇数月検針の方については6月支払い分から適用となり、偶数月に検針の方については7月支払い分から適用となります。なお、奇数月に検針の方の6月支払い分の水道料金については、改定前と改定後の料金で算定し、請求させていただきます。あらかじめご了承ください。
水道料金(改定後)と下水道使用料の合計金額 早見表(2か月・税込)
水道料金(改定後)と下水道使用料の合計金額 早見表(メーター口径13㎜~25㎜・2か月(税込み)) (PDFファイル: 849.5KB)
水道料金改定の主な変更ポイントとその背景について
「基本水量」を廃止します(口径13㎜、20㎜、25㎜の利用者のみ)
現在、口径13mm、20mm、25mmの水道料金については、1か月当たり10㎥まで基本料金でお使いいただける「基本水量」を設定しています。一方、使用水量が1か月当たり10㎥に満たない利用者が多いことや、節水の促進を踏まえてこれを見直します。「基本水量」を廃止し、使用水量に応じた新たな従量料金を適用します。
供給赤字の解消
つくば市内に設置されている約96%の水道メーター(口径13mmと20mm)においては、供給単価(1㎥当たりの料金収入)が給水原価(1㎥当たりの水道水を供給するために必要な費用)を下回り、赤字の状態が続いています。エネルギー価格・物価上昇など事業環境の変化や、 老朽化した水道インフラの修繕や更新など、水道事業全体のコストも上昇していることから、今後も自立性をもって持続可能な水の供給を行っていくため、料金体系の見直しを行います。
【ご参考】茨城県内の水道料金
つくば市の水道料金は、改定後も茨城県内平均を下回る見込みです。
検針票のご案内
2か月ごとの検針の際に「使用水量・料金のお知らせ」(検針票)をポストに投函させていただきます。ご自身の使用水量やメーター口径は、検針票でご確認いただけます。
水道料金改定に関するQ&A
①料金改定を行わずに、料金収入以外の財源で賄うことはできないのでしょうか。
水道事業経営においては、地方公営企業法に基づき、水道事業にかかる費用を皆様からの水道料金で賄う「独立採算制」が原則となっています。(地方公営企業法 第17条の2)
そのため、本市では、これらの原則に基づき事業を運営しています。
②水道料金を改定しないと、どのような影響があるのでしょうか。
水道料金を改定して必要な財源を確保しないと老朽施設等の更新、災害に備えた耐震化等が進まず、漏水や断水が発生するリスクが高まってしまうため、蛇口をひねればいつでも安全・安心な水道水が使えるという環境を維持することができなくなります。
③なぜ今改定をするのでしょうか。
今後、水道未整備地域解消事業や老朽施設等の更新事業などによる投資コストが増加し、2025年度には企業債※の依存度が高まる見通しとなっています。
このまま事業費の財源を企業債に過度に依存すると将来世代へ多くの負担を残すこととなるため、2025年度から2029年度までの5年間の水道料金を見直すことにより投資コストの財源を確保すべきと考え、料金改定が必要と判断しました。
※企業債:工事等に必要な資金を調達するための方法の一つであり、国等の公的資金、銀行等の民間資金から借入れること。
④料金改定で増加した財源はどのようなことに使われるのでしょうか。
料金改定を行うことで、水道未整備地域の解消や、老朽施設等の更新・耐震化の財源を確保し、これからも皆様へ安全・安心な水道水をお届けするためにも、積極的にこれらの事業を進めていきます。
⑤今後も改定の予定はあるのでしょうか。
おおむね5年ごとに水道料金の検証を行います。今回の料金改定は、経営戦略における投資・財政計画に基づき、2025年度から2029年度までの5年間で必要な費用を見込んだ上で不足する料金収入を試算し設定したものとなります。今後も計画と実績を比較しながら、料金改定の必要性について検証していくこととなります。
新料金に関するQ&A
①具体的に自分の水道料金はどうなりますか。
各世帯の使う水の量によって変わりますが、ページ上部のイメージや早見表によりご確認ください。
②節水すれば水道料金は安くなりますか。
改定前の料金体系では、口径13mm~25mmのメーターをご使用の方で2か月の使用量が20㎥未満であっても20㎥分の料金が基本料金に含まれていましたが、改定後の料金体系では、2か月の使用量が20㎥未満の方でも節水することで水道料金を節約することができます。
③なぜ請求が2か月に1度となっているのですか。
水道料金請求事務の経費抑制のため、検針を2か月に1度行い、2か月分の料金をまとめて請求しています。
④検針の奇数月と偶数月のエリアを教えてください。
奇数月と偶数月のエリアについては、以下の表でご確認ください。
⑤3月につくば市に引っ越してきた場合の水道料金はどうなりますか。
偶数月検針エリアの方は、6月検針分から新料金での請求となります。奇数月検針エリアの方は、5月検針分については旧料金と新料金を合わせての請求となります。
⑥これまで水道を使用していましたが、4月につくば市から他市へ引っ越す場合の水道料金はどうなりますか。
旧料金での請求となります。
お問い合わせ
お問い合わせの際は、電話番号をよくお確かめの上、間違いのないよう御注意ください。
つくば市水道お客様センター
電話:029-851-2811
月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)
午前8時45分~午後4時30分
※お問い合わせの内容によっては担当部署にお回しすることがあります。
この記事に関するお問い合わせ先
上下水道局 上下水道業務課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7541
更新日:2024年10月09日