外来生物

更新日:2023年08月31日

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飼育できなくなった動植物を、絶対に野外へ逃がしたり捨てたりしないでください。

 野外に放たれたり、逃げ出した外来生物は、放置しておくと分布を拡大しながら、在来種(その土地に元からいた生物)の生息・生育を脅かしたり、農林水産業に被害を及ぼすなど、様々な被害を及ぼすおそれがあります。特に、生息・生育環境の限られている島嶼などでは、在来種が絶滅に追い込まれてしまう場合もあります。

特定外来生物

特定外来生物とは、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものとして指定されている外来生物です。指定されている生物は輸入、放出、飼養、譲渡し等に規制がかけられています。

また、特定外来生物被害防止基本方針では、被害を及ぼしていたり、及ぼすおそれがある特定外来生物については、必要に応じて防除を実施することとされています。

クビアカツヤカミキリ

クビアカツヤカミキリの写真

クビアカツヤカミキリは、幼虫がサクラ、モモ、ウメ等の樹木の内部を食害して弱らせ、枯らせてしまう昆虫です。繁殖力が強く、一度定着してしまうと根絶が困難とされており、近年被害が広まっています。

つくば市内では「茎崎こもれび六斗の森」や「高崎自然の森」をはじめとする茎崎地区内でクビアカツヤカミキリによる食害が発見されています。被害の拡大を防ぐため、近隣にお住まいの方はサクラ、モモ、ウメなどに虫害がないか、一度ご確認ください。生体やクビアカツヤカミキリによるものと思われる被害痕を見つけた場合は、つくば市生物多様性推進室か茨城県生物多様性センター(電話029-301-2940)までご連絡ください。

被害を受けても木には花や実が付きますが、安心して駆除を行わないでいると手遅れになってしまい、2,3年で枯れてしまいます。幼虫は樹木に開けた排出口からふんと木くずの混ざった「フラス」といわれる排出物を大量に排出します。クビアカツヤカミキリの食害を判別するには、この「フラス」を確認してください。

つくば市内でのクビアカツヤカミキリの目撃情報
目撃時期 目撃地点
2022年10月 つくば市六斗
2023年7月 つくば市稲荷原
2024年5月 つくば市高崎
2024年7月 つくば市若栗
2025年7月 つくば市鷹野原
2025年10月 つくば市観音台

2026年7月

つくば市桜が丘

※各地点で初めて報告された情報のみを掲載しています

ツヤハダゴマダラカミキリ

ツヤハダゴマダラカミキリの写真

ツヤハダゴマダラカミキリは中国、韓国、北朝鮮原産の昆虫です。令和5年(2023年)9月1日から特定外来生物に指定されています。

ハンノキ属、クワ属、スズカケノキ属、センダン、トチノキ属、アキニレ、リンゴ属、サクラ属、ナシ属、バラ属、ネムノキ、ハリエンジュ、トネリコ、ユリノキ、ハコヤナギ属、ヤナギ属、カツラ属など様々な種類の樹木に産卵し、幼虫が樹木内を食べることで枯死させてしまいます。つくば市内ではヤナギやカツラの木での被害が確認されています。


被害の拡大を防ぐため、樹木が被害を受けていないかの確認をお願いいたします。被害木には成虫の脱出孔や産卵痕など穴が開いていることがあります。また、幼虫が排出するフラス(食べた木くずと糞が混ざったもの)を排出していることもあります。

成虫は5月から10月ごろに樹木内から脱出します。在来種のゴマダラカミキリと見た目が非常に似ているため、区別に注意してください。ツヤハダゴマダラカミキリの特徴には以下のようなものがあります。

  • 在来種にはある胸部の2つの白紋がない。
  • 在来種はボツボツしている上翅基部の表面が、滑らかになっておりボツボツしていない。

ツヤハダゴマダラカミキリの生体を発見した場合は、つくば市生物多様性推進室又は茨城県生物多様性センター(電話029-301-2940)にご連絡ください。

つくば市内でのツヤハダゴマダラカミキリの目撃情報
目撃時期

目撃地点

2024年6月 つくば市竹園
2024年6月 つくば市上郷
2024年7月 つくば市遠東
2024年7月 つくば市面野井
2024年7月 つくば市小野崎
2024年7月 つくば市二の宮
2024年8月 つくば市手代木
2025年7月 つくば市高良田
2026年6月 つくば市学園南
2026年6月 つくば市流星台

※各地点で初めて報告された情報のみを掲載しています

セアカゴケグモ

seakagokegumo

セアカゴケグモの写真(環境省提供)

 セアカゴケグモは、本来国内には生息していない外来種の毒グモです。
 茨城県内では、平成25年1月23日に神栖市で初めてセアカゴケグモが確認されたほか、複数自治体にて発見されています。つくば市では令和5年5月に発見されています。

  • 発見した場合
    • 絶対に素手で触らないようにしてください
    • 駆除には、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を使用してください。また、熱湯をかける、靴で踏みつぶすなどの物理的な方法でもかまいません
    • 個体の確認をするため、駆除後に生物多様性推進室までご連絡ください。
  • 咬まれたときは
    • 速やかに医療機関へご相談ください
    • 重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です
    • クモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へ持参してください

ヒアリ

hiari

ヒアリの写真(環境省提供)

 ヒアリは、日当たりの良い開放的な場所を好んで巣をつくります。原産地や定着国では、公園、芝生・緑地、水辺、畑地に生息しています。
 刺されると強い痛みが生じ、体質等によっては強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすおそれがあります。犬や猫などのペットも、刺されると人と同じように、重い症状を起こすことがあります。
 日本の在来アリを駆逐したり、小動物を捕食して減少させ、生態系のバランスを壊してしまいます。海外では希少種にも影響が出ています。

オオキンケイギク

ookinkeigiku

オオキンケイギク写真(環境省提供)

 オオキンケイギクは、5月から7月にかけて黄色い花を咲かせる植物です。きれいな花ですが、ご自宅の庭や花壇に植えてはいけません。オオキンケイギクは、日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、外来生物法により、栽培、運搬、販売、野外に放つことが禁止されています。

オオキンケイギクを処分するときの注意点

 オオキンケイギクが庭などに生えているのを見かけたら駆除しましょう。オオキンケイギクを生きたまま移動させる、保管するなどの行為は禁止されています。
 処分する際には、根から引き抜いたものを市指定の燃やせるごみ専用袋に密閉し、2日から3日間天日にさらして枯死させる等した後で、燃やせるゴミとして処分してください。

条件付特定外来生物

令和5年(2023年)6月1日からアカミミガメとアメリカザリガニが「条件付特定外来生物」に指定されており、一部の行為が規制されています。

アカミミガメとアメリカザリガニは生態系に大きな影響を与える生物である一方、ペットとして飼っている方も多い生き物であることから、他の特定外来生物に適用されている規制の一部が除外されています。

「ミドリガメ」と呼ばれるカメも、アカミミガメの幼体ですので規制の対象となります。

アカミミガメの写真

アカミミガメ(環境省提供)

アメリカザリガニの写真

アメリカザリガニ(環境省提供)

規制の内容

  1. 一般のご家庭でペットとして使用しているアカミミガメとアメリカザリガニは、手続き等せずに、これまで通り飼うことができます
  2. アカミミガメやアメリカザリガニを池や川などの野外に放したり逃がしたりすることは禁止されています。適切な飼育を行わずにカメやザリガニが自力で逃げ出した場合も違法となることがあります。
  3. 飼い続けることができなくなった場合は、友人や知り合いなどに譲渡してください。無償で譲渡する場合は申請等の手続不要で譲渡することができます。ただし、無償であっても不特定多数の方に配るような「頒布」にあたる行為は規制の対象です

野外で見つけたときは

アカミミガメやアメリカザリガニは既に全国で確認されており、野外で見かけることもめずらしくありません。

野外で見かけた場合でも、「自分で飼う意思」がない限りは拾ったり、移動させたり、野生の個体を交番や市役所などへ持ち込んだりすることはしないようにしてください

保護した個体を移動させたりに放したりするのは規制の対象となる行為です。一度移動させてしまった個体は、原則として放すことができませんので、拾った方の責任で飼育したり、引取り先を探したりして頂く必要があります。それができない場合には、そのまま、そっとしておいてください

ただし、自宅敷地内に入ってきた個体や、道路の通行の妨げになっている個体を、敷地外や道路外によける程度の移動であれば問題ありません。

その他の外来生物

アメリカオニアザミ

アメリカオニアザミ

アメリカオニアザミ

「アメリカオニアザミ」は環境省により「生態系被害防止外来種」に指定されている植物です。(生態系被害防止外来種は幅広く生態系等に被害を及ぼすおそれのあるものとして指定されている生物です。)

  • 7月から9月にかけてピンク色の花を咲かせます。葉や茎にはトゲがあり、素手で触れるのは危険です。
  • 種にはタンポポのような綿毛がついています。繁殖力が強く、在来の植物の生育場所を奪うなどの影響を与えることが懸念されます。
  • 高さが50から100cm以上に到達することもあるので、特に小さなお子様が怪我しないようご注意ください。

自宅の庭や所有している土地にアメリカオニアザミが繁殖している場合は駆除のご協力をお願いいたします。

  • 花が咲く前の駆除が効果的です。
  • 固く鋭いトゲがあるため、厚手のゴム手袋や革手袋等をつけて作業してください。
  • 草刈り鎌などで刈るか、スコップ等を使用して根周辺の土ごと根ごと堀り上げてください。株や根が残っていると再生してしまいます。
  • 駆除したアメリカオニアザミは「燃やせるごみ」として処分してください。トゲがゴミ袋を突き破るおそれがありますので、新聞紙などで包むなどのご対応をお願いします。

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシの花

ナガミヒナゲシの花

ナガミヒナゲシはヨーロッパ原産の外来種で、ホピーに似たオレンジ色の花を4月から5月に咲かせます。

ナガミヒナゲシは、環境省と農林水産省が作成した「生態系被害防止外来種リスト」や「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)」で指定される「特定外来生物」には該当しませんが、自宅の庭や所有している土地に繁殖している場合はできる範囲で駆除のご協力をお願いいたします。

  • 1株から多くの種子が実るため、実がなる前花の咲いている頃に駆除を行うことが効果的です。
  • 有毒成分を含んでいるため素手でさわるとかぶれる可能性があります。駆除をする際には軍手やゴム手袋を着用してください。
  • 駆除したナガミヒナゲシは、燃やせるゴミとして処分してください。

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 生物多様性推進室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7643

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