周辺市街地まちづくり合同勉強会Vol.1-地域の「いいね!」をみんなで発見しませんか‐

更新日:2023年03月01日

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周辺市街地まちづくり合同勉強会Vol.1を開催!

地域の「いいね!」をみんなで発見!

脇に長机が設置してあり、たくさんの参加者が椅子に座り左前方にいる男性に注目している勉強会の写真

つくば市合併前の旧町村時代に生活拠点として発展してきた周辺市街地(北条・小田・大曽根・吉沼・上郷・栄・谷田部・高見原)において、地域ならではの資源や魅力(いいね!)を活かしながら、活気ある地域づくりを進めていくための第一歩として、8市街地合同の勉強会を開催しました(9月29日土曜日に市役所で実施)。

当日は、参加者同士で情報交換しながら、地域づくりに活用できる地域の資源を掘り起こすワークショップを通して、地域づくりとは何かを考えました。

第1部シンポジウム「蓮見孝先生(筑波大学名誉教授)講演」

スクリーンに映し出された映像をもとに、演台に立ちマイクを持って講演する蓮見孝先生の写真

地域を魅せる、住民主体のまちづくり

真壁のひなまつりにおける地域の協力(桜川市)や梅干と白湯のおもてなし(稲敷市)、古い建築物を活用した日本「大正」村(岐阜県恵那市)など、これまでのご経験から、地域振興の面白さや意外性について説明し、人はそれぞれ、自分の生まれ育った濃密なまちの記憶を通して自分という存在を再認識し、地域が育んできたものは地域毎に異なる「まちのかたちは、まちの数だけある」という、まちづくりへの想いを述べていただきました。

第1部シンポジウム「小田・谷田部市街地からの活動報告」

勉強会での活動報告をスクリーンに映し出し、演台に立ちマイクを持って説明する男性と、座って聞いている参加者の方々の写真

周辺市街地まちづくり勉強会の歩み

小田・谷田部市街地の方から、勉強会で何を話したか、どのようなアイデアが出てきたか、そしてどのような変化があったのかについて説明し、それぞれの故郷(まち)への想いを述べていただきました。実際に地域で活動する方からの活動報告を通じて、小田・谷田部市街地の様子が他市街地へ伝わる良い機会となりました。

第2部ワークショップ いいね!の再発見

資源・魅力を掘り起こすワークショップ

(1)各市街地に分かれ、「いいね!発見シート」へ多くの資源や魅力を貼付(付箋へ記入)しました。

ワークショップ当日に使用したワークシート「いいね!発見シート」

いいね!発見シート

会場の脇に設置された長机とボードに向かい、話し合っている参加者の方々の写真

取組風景1

「いいね!発見シート」を元に、模造紙に項目ごとで分類し、付箋に描いたメモを貼り取りまとめしている写真

取組風景2

参加者の方々が班ごとで長机に集まり、話し合いをしている写真

取組風景3

第2部ワークショップ いいね!の共有

他地域の資源・魅力を発見するワークショップ

(2)他市街地の資源・魅力を見て、知って、いいね!と思ったものには「いいね!シール」を貼付しました。

(3)蓮見先生(筑波大学名誉教授)を含めたゲスト4名から各市街地のWS結果へのコメントをいただきました。

ワークショップで取りまとめた資料が貼られたボードの前でマイクを右手に持って話をする西條友弥子さんの写真

西條友弥子氏(茨城県デザインセンター)

ワークショップで取りまとめた資料が貼られたボードの前でマイクを右手に持って話をする井川一幸さんと、座って聞いている参加者の方々の写真

井川一幸氏(建築家・井川建築設計事務所代表取締役)

ワークショップで取りまとめた資料が貼られたボードの前でマイクを右手に持ち、左手でジェスチャーをしながら話をする辻徹さんと、座って聞いている参加者の方々の写真

辻徹氏(漆工芸作家・大子漆八溝塗 器而庵 主宰)

WS結果(一例)

以下はワークショップで出されたアイデアの一例です。

  • 古民家で民泊、古風な街道や裏掘をデートコースに(北条)
  • 小田小学校を子育て施設や観光向け施設に活用(小田)
  • 田園風景巡りフットパスの作成、空き店舗を活用した和菓子屋で一休みしながら(大曽根)
  • お蕎麦カフェ、学校を中心とした高齢者への防災支援(吉沼)
  • イチジクやイチゴなど食の分野でJAと連動、小貝川での川下り(上郷)
  • 田んぼアート、子ども向け稲刈体験、シルバースポーツ団の結成(栄)
  • 「飯塚伊賀七」(谷田部出身の発明家)を活用した企画(谷田部)
  • 子どもから高齢者まで楽しめる・交流できるスポーツ大会(高見原) など

第3部交流会 トークセッション

会場の前方に映像を映し出し、映像を元に話をする2人の男性と椅子に座って聞いている参加者の方々の写真

プレイヤーとデザイナーの共創

大子漆の再生と地域資源活用

ゲスト3名によるトークセッションを実施しました。空き家等遊休ストックの活用や建築物のコンバージョンを題材に、建物を惹きたてる工夫や地域との関係における苦労など、プレイヤーの視点から率直な意見・感想を交換しました。

第3部交流会 食べるのも勉強?

紙のお皿の上に用意された、サツマイモに砂糖がかかったお菓子と、小さな小袋に入った一口サイズのお菓子の写真

茨城県デザインセンターからの紹介

交流会は、地域振興に貢献し、いばらきデザインセレクションに入選されたお菓子を試食しながら行いました。茨城県デザインセンターから、美味しいだけではない、地域を盛り上げるための工夫について説明があり、食べながら勉強する機会にもなりました。

関連情報

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