つくば市まち・ひと・しごと創生

「つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略」は、令和元年度に計画期間の最終年度を迎えたため、これまでの地方創生施策を振り返るとともに総括を行い、つくば市独自の課題に対応するため、「つくば市戦略プラン」と一体的に策定した上で、統合しました。

つくば市が取り組むまち・ひと・しごと創生として、『（1）人口減少と地域経済縮小への歯止め』、『（2）東京圏への一極集中の是正』、『（3）「しごと」と「ひと」の好循環、それを支える「まち」の活性化』の三つの基本的な考え方を戦略プランに引き継ぎます。

以下に、平成27年度から令和元年度までを計画期間とする「つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略」について、取り組み状況を掲載します。

平成26年11月にまち・ひと・しごと創生法が施行され、12月に国がまち・ひと・しごと創生「長期ビジョン」及び「総合戦略」を策定しました（平成27年12月に改訂）。

長期ビジョンでは、「2060年に1億人程度の人口を確保すること」、「2050年代に実質GDP成長率1.5から2.0％程度を維持すること」を中長期展望として掲げました。

総合戦略では、今後5か年の政策目標や施策の基本的方向、具体的な施策をまとめたものとして、「人口減少と地域経済縮小の克服」と「まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立」を基本的な考え方としてかかげ、「しごと」が「ひと」を呼び、「ひと」が「しごと」を呼び込む好循環を確立するとともに、その好循環を支える「まち」に活力を取り戻すことを目的としています。

まち：国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成

ひと：地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保

しごと：地域における魅力ある多様な就業の機会の創出

つくば市では、平成27年2月につくば市まち・ひと・しごと創生本部を立ち上げ、外部有識者会議、部長級の幹事会、課長級の専門部会、係長級のワーキンググループ等の策定組織により、平成27年10月につくば市人口ビジョン・つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。（平成29年12月 一部改訂）

つくば市では平成27年度より、目指すまちの姿やその実現のための基本的な方針等を示したつくば市未来構想と、市の主要な施策等を示したつくば市戦略プランに基づくまちづくりを行っています。未来の都市像である「住んでみたい 住み続けたいまち つくば 人と自然と科学が育む スマート・ガーデンシティ」の実現とともに、全国的な人口減少の潮流に対応するため、国の策定したまち・ひと・しごと創生に関する長期ビジョン及び総合戦略と整合を図りつつ、つくば市独自の課題に対する処方せんとして、つくば市人口ビジョン及びつくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。

策定に当たっては市民代表や産業界・学識経験者・行政機関・金融機関・労働団体・言論界など、各界の代表からなる有識者会議を開催するとともに、市民アンケートや市民懇談会などを実施し、多くの方から幅広い御意見をいただきました。

東京圏からの人口の流入を促し、茨城県南地域からの流出を防ぐ役割を担い、東京一極集中を是正する県南地域の拠点を目指します。加えて、人口を取り合うだけではなく、子供を生み・育てる自然増により、人口の拡大・維持を目指します。

人口ビジョンは45年後（2060年）を見据えた長期的展望であり、総合戦略は人口ビジョンを実現するための5年ごとの具体的な戦略を示しています。

今後目指すべき人口に関する将来の方向や展望として、2036年に約25万9千人をピークとして、2060年に23万人程度の人口を確保し、その後の減少はいずれ収束する見込みとして「つくば市の将来の姿」を描いています。

人口ビジョンを実現させるため、5年間の具体的な戦略である「つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、4つの基本目標をもとに地方創生に係る施策を実施していきます。

つくば市では、外部有識者会議や市民懇談会の開催をはじめ、オールつくばの体制でまち・ひと・しごと創生（地方創生）に取り組んでおり、平成27年10月30日（金曜日）に、つくば市まち・ひと・しごと創生本部において「つくば市人口ビジョン」及び「つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定・公表いたしました。
（平成29年12月 一部改訂）

今後は、「つくば市人口ビジョン」とそれを実現するための「つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、つくば市のしごとづくり、ひとづくり、まちづくりに一層取り組んでまいります。