「R8」を元気にするアイデアたち

更新日:2023年03月01日

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「つくばR8地域活性化プランコンペティション2020」とは

つくば市合併前の旧町村時代に生活の拠点として発展してきた8つの地域(通称つくばR8/北条・小田・大曽根・吉沼・上郷・栄・谷田部・高見原)を盛り上げる「地域活性化プラン」をつくば市内外から募集するコンペティション。2019年度から実施され、2020年度は「地域ぐるみ活動創生コース」、「稼げる地域づくり創生コース」の2コースで募集し、5プランを採択。採択プランは地域ぐるみで取り組みが進んでいます。

地域ぐるみ活動創生コース

Bond Job 明治大学 木寺ゼミナール

体験とイベント、写真で地域を連携

仕事(Job)を通じて絆(Bond)を育むからBond Job(ボンジョブ)。 主体となるのは、明治大学政治経済学部の木寺ゼミナールの学生たちです。プランは職場体験、マルシェ、フォトアートの三本が柱。商店、農家、製造業が豊富な上郷で、まずは小学生に職場体験を提供します。その体験を基に、子どもたちと職場体験先がマルシェで再び交流。それらのコミュニティ活動をフォトアート、PR動画として発信していきます。

並べられた卵を選別する子供たちの写真
野菜の収穫や整理を手伝う子供たちの写真

「政治と地域をイノベーションする!」を研究テーマに、様々なプロジェクトに挑戦している木寺ゼミ。Bond Jobの職場体験では上郷の地場産業と子どもたちをマッチングし、ワクワクする交流体験を創り出しています。

コロナ災禍克服熱狂「町民芝居と和提灯祭」手作り不滅の町おこしムーブメント わわわやたべや町民会議

市民劇団が魅せる、発明家の物語

2018年から活動する劇団「伊賀七座」は江戸時代の発明家・飯塚伊賀七をテーマにした演劇を展開。科学のまち・つくばの原点とも言える偉人を紹介してきました。第6回公演「生きろ伊賀七」は、谷田部で流行した熱病に立ち向かう伊賀七を描いています(公演は新型コロナのため延期)。

コロナ災禍克服熱狂「町芝居と和提灯祭」の練習風景の写真

「7人から始まった仲間も15名に増え、稽古にも熱が入ります。伊賀七が熱病に立ち向かう物語で地域をを元気づけたいですね」(座長・北野茨さん)

ふるさと菜園事業 つくばにあなたのふるさとを 国際耕種株式会社

地元の農家と一緒に家庭菜園教室

注目したのは、のどかな田園風景が広がる栄エリア。その資源を生かした家庭菜園教室プランです。地元農家が協力し、近隣の新興住宅地に住む住民たちに野菜栽培の体験を提供しています。農家との交流を通して「ふるさと」への思いを育ててもらうことがねらいです。

田園風景と野菜の種を持った子供の写真

土に触れながら野菜栽培の基本を学んでいきます。つくばの農業、食を理解する格好の機会です

稼げる地域づくり創成コース

地域に開かれたゴルフ場活用プロジェクト 筑波国際カントリークラブ

ゴルフ場で散歩、クラブハウスでマルシェ

筑波山を一望する絶景のゴルフ場を地元住民に開放し、活用してもらうというプラン。旬の野菜や、つくばの特産品「福来みかん」のお菓子、つくば産米などの食材をそろえた「天空マルシェ」、広大なホールの芝生を散歩コースや遊び場として開放するイベント「天空の芝生で遊ぼう!」を開催し、つくばの食や農業、自然の魅力を発信。普段はあまり立ち入る機会のない芝生での遊びに、参加した子どもたちも大喜びです。

ゴルフ場と大八車に乗せられた特産物の写真

マルシェでは、つくばR8コンペ2019採択プラン「大八車と小さなパレード」でリノベーションされた大八車を活用

古民家再生プログラム「工芸×IoT」で最先端の地域活性化 Iriai tempo

古民家をみんなのサードプレイスに

筑波山麓エリアの生産物が集まり、工芸文化が栄えた北条。まちづくりに携わってきた若きメンバーたちが、ITや建築、工芸などの専門性を生かし、ショップづくりを始動しました。築100年以上の古民家「吉沢邸」をベースとして、セキュリティの確保やキャッシュレス決済の導入などIoT を積極的に活用するのが特徴です。地域住民の交流拠点、サイクリストや観光客、学生が集うコミュニティスペースとして機能させていきます。

古民家の外観と建物の前に立っている男性の写真

「大工さんの力を借りつつ、自分たちでリノベーション。ネット環境も整備し、コワーキングスペースやワークショップの場としての活用も目指しています」と話す、筑波大生の橋永貴郁さん(写真右)

2019年度採択プランも成功!

採択プラン1 わわわやたべや からくり伊賀七と進める市街地活性化運動 わわわやたべや町民会議

劇団「伊賀七座」は演劇やストリートイベントを意欲的に企画する

住民主体の演劇で地域が一体になった

地域のヒーロー「からくり伊賀七」。江戸時代後期に谷田部で活躍した発明家を題材にした演劇、イベントによるまちづくり。演出・演者はすべて地域住民が担い、笑いあり、涙ありのドラマが観客を魅了しました。

採択プラン2 小田山を芝桜でキレイに飾ろうプロジェクト!小田地域まちづくり振興会

登山口は鮮やかなピンクに彩られます。4~5月上旬が見頃です

地域のシンボルを芝桜でピンクに彩る

トレッキングが楽しめる宝篋山(別名小田山)は小田地区の観光資源。住民ら70名以上が参加し、耕作放棄地になっていた登山口に芝桜を植栽。目に美しく、イノシシの獣害や土砂崩れを防ぐ取り組みを行いました。

採択プラン3 旅する大八車と小さなパレード studio weekend

第八車に載せる家具を製作するワークショップに子どもたちが参加

昔懐かしい運搬具をカジュアルに再生!

運搬道具として活用された「大八車」に着目し、地域(北条・小田・谷田部)に現存する3台をリノベーション。移動式屋台としてイベントで活用するなど、新たなつながりを生むツールとして再生させました。

採択プラン4 R8ゲイニング「魅力の発見と発信、賑わいの創出、マップづくりとまち歩き」筑波大学芸術系環境デザイン領域(藤田直子研究室)

2019年度は大曽根、上郷、吉沼地区で実施されました

地域の魅力を発見!現代版の「宝探し」

森などで目標物を探し集める遊び「ロゲイニング」。地図とタブレットを持ち、ランドマークを巡ってポイントを競うまち歩きイベントとして企画しました。住民がまちの魅力を再発見できる格好の機会となっています。

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