【令和8年4月】市長の海外出張に関する報告

更新日:2026年05月11日

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令和8年4月、つくば市長がスペイン・マドリード市で開催された国際会議「ブルームバーグ・シティラボ2026」に出席しました。

1 出張概要

出張者及び期間

市長:4月26日(日曜日)~5月1日(金曜日)

日程表(PDFファイル:34.3KB)

 

 

総経費

※集計中 (集計次第掲載予定)

2 統括

「ブルームバーグ・シティラボ2026」では、都市デザイン、AIを活用した行政サービスの変革、住宅政策、大気汚染対策、Z世代への政策アプローチ、自転車インフラ、こどもの遊び場、都市の緑化、図書館の再定義、夜間労働者への支援など、都市が直面する幅広い課題について議論が行われた。

会議を通じて強く共有されたのは、国レベルで混迷が続く時代だからこそ、市民に最も近い存在である「都市」が、市民を守りながら挑戦を続けることが社会変革の原動力になるという認識である。

中でも、ウクライナ・キーウ市のクリチコ市長と芸術家デブリン氏による対話は強い印象を残した。平和と民主主義を守るための都市間連携の重要性について語られ、都市ネットワークの持つ意味をあらためて認識した。

また、会議全体を通じて芸術に触れられる機会が多かったことも特徴的であった。アートは余暇やおまけではなく、市民の幸せやあらゆる政策と深くつながるものであるという認識が、多くの参加者から共有されていた。

世界各地の都市が共通する課題に対し、それぞれの立場から挑戦を続けていることを実感するとともに、住宅政策等のつくば市の取組についても高い関心が寄せられた。今後、得られた知見や構築したネットワークを、市政運営や具体的な施策へと活かしていく。

3 出張先での主な行動

4月26日(日曜日)

成田発 マドリード着

4月27日(月曜日)
ワークショップでは各地の市長とそれぞれの課題感や戦略を共有した。

「市長イノベーションスタジオ」において、「リーダーシップ戦略としての都市デザイン」をテーマとしたパネルディスカッション及びワークショップに参加した。

会議では、都市デザインを単なる景観整備ではなく、市長のビジョンを市民の日常の体験につなげるための重要な政策手法として議論が行われた。

建築家 ノーマン・フォスター氏

パリ市における歩行者空間や自転車空間の拡充、駐車場を「学校のための通り」への再編など、ひと中心の都市空間づくりに関する事例が紹介されたほか、建築家ノーマン・フォスター氏からは、コンパクトシティによる環境負荷低減について説明があった。

また、「Urban95」というこどもの身長(95㎝)の目線でまちをデザインすることの重要性や公園・広場など公共空間が多様な人が出会い、つながりを生む役割を持つことについて議論が行われた。

4月28日(火曜日)
Bloomberg Philanthropiesの創設者、マイケル・ブルームバーグ氏による挨拶

「ブルームバーグ・シティラボ2026」本会議1日目に参加した。

会議では、AI活用から住宅政策、交通安全、図書館政策など、多岐にわたる都市課題について議論が行われた。

住宅分野では、世界各都市で深刻化する住宅格差を背景に、ロンドンにおけるコ・リビングやバルセロナ市の家賃規制など、新たな政策手法について共有が行われた。

図書館分野では、ニューヨーク公共図書館などの事例を通じ、図書館を「民主主義のインフラ」として再評価する考え方やコミュニティ形成の拠点として活用する取組について意見交換が行われた。

また、マドリード市によるAIを活用した独居高齢者の見守りやデータを活用した交通安全対策など、テクノロジーを市民生活の安全や福祉向上に活用する先進事例について議論が行われた。
 

4月29日(水曜日)
パネルディスカッションの様子

本会議2日目には、住宅政策をテーマとしたパネルディスカッションに登壇し、つくば市における単身世帯増加への対応や住宅課題について発表を行った。

発表では、単身世帯の増加に対し、単身向け住宅供給が十分でない現状や高齢者・経済的困難さを抱える単身者などへの居住確保の必要性について説明した。

そのうえで、不動産事業者や福祉関係者と連携して住居相談から家賃債務保証の紹介などを行う「居住支援協議会」について紹介した。

また、スーパーシティの一環として、産業技術総合研究所と連携し、スマートメーターを活用した見守りの取組を検討していることについても紹介した。

セッション終了後には、多くの参加者から質問や意見交換の要望があり、各都市が共通する住宅課題に直面していることやつくば市の取組への関心の高さを確認する機会となった。

4月30(木曜日)~5月1日(金曜日)

マドリード発 成田着

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