つくば市長公式ブログ
2025年8月
8月1日【夏休みのお出かけに!「つくばメディアアートフェスティバル2025」@つくば美術館】

科学技術と芸術が融合した「メディアアート」の世界を紹介する企画展で、筑波大学の工学・芸術連携リサーチグループの協力のもと、今回で7回目の開催です。
ということで初日に行ってきました。
ただ“見る”だけでなく、“触って”“体験する”ことができる作品が盛りだくさんで、気づけば時間を忘れて夢中になって次の予定が。。
どれも面白いのですが、特に注目はアートユニット「片岡純也+岩竹理恵」による「KEK曲解模型群」。1か月間、つくば市の高エネルギー加速器研究機構に滞在し、研究者との対話や研究所の資材から生まれた作品なんです。
この作品は10日まで展示され、その後は大阪・関西万博にも出展予定!
つくばの研究所で生まれたアートが世界へ羽ばたくこと、誇らしいですね。
私の公約にもメディアアートの拠点作りを入れていますが、これからもメディアアートやサイエンスアートが市民の皆さんに親しまれ、広がっていくように施策を進めていきます。
8月3日【ダンスから学ぶ仕事】

つくばの社交ダンススクール、オオツカダンスワールドつくば。創立45周年を祝う舞踏晩餐会へ。実は結婚する前に妻とお世話になっていました。
優雅にステップを踏んだ女性がその後「私87歳だからね」とおっしゃっていて驚きましたが、社交ダンスは生涯続けられるスポーツであり、文化。姿勢も心も凛とさせ、人を魅了し、つながりを広げる力があります。
社交ダンスは、一見無駄なように見えるステップも次の動きに必要な布石だったりとか、リスク管理しつつ思わぬトラブルがあっても持ち直して行くとか、仕事にも通じることがいろいろあるなと思ってます。
短い滞在時間でしたが、情熱が息づく華やかなフロアで、久しぶりに先生方や懐かしいみなさんにお会いし楽しませてもらいました。
大塚守先生たちが築いたスクールが、これからも多くの笑顔を生み出し続けることを願っています。
8月3日【世界に求められるスピリットがここに「HEART Global Music Outreach in つくば」】

2020年に設立された米国に本部を置く非営利団体「HEART Global」が主催する事業です。世界から集まるキャストが地域の小・中・高校生たちと一緒に、3日間のワークショップで歌やダンスのショーを作り上げます。
全国各地で招致されている人気のプログラムで、つくばではつくば市教育委員会と共催の形で実施。
8月3日には、市民ホールくきざきで開催された3日間の成果である「みんなのショー」へ!
ワークショップでも最初は不安そうだった子もいたそうですが、当日は自信に満ちた笑顔で、全身を使って自分を表現していて。もう言葉は要らないくらい感動します。
プロデューサーのアンドリューさんは、このプログラムでは「Yes,and」という「まずは一歩踏み出すこと」を大切にしていると話してくれましたが、まさにそれが発揮されています。
ステージは、出演者はもちろん、会場の参加者もお互いを励まし合うような掛け合いに満ちていて、盛り上がったシーンでは魂が解放されるようなエネルギーが巻き起こっていました。
国籍も、性別も、障害の有無もすべての違いを超えてステージで自己を表現し、それをみんなで受け入れる姿。差別や分断が煽られることが多い世界に、今こそ求められることが詰まっているなと強く感じた舞台でした。井坂さんはじめスタッフのみなさんのがんばりに心から感謝します。これからも市でも全力でサポートします。
(舞台発表中の撮影はNGでしたが写真は許可を得て投稿しています)
8月6日【全国の市で人口増加率が1位になりました】
8月6日、総務省から発表された調査で、つくば市の人口増加率(令和7年1月1日現在)は 1.47%。
特別区を除く「市」では全国1位、東京都の特別区を入れても3位となりました。
詳細な分析はこれからですが、要因としては、つくば市での暮らしやすさが評価され、子育て世代や外国人を中心に、主につくば駅周辺及びつくばエクスプレス 沿線開発地区に転入いただいています。
これまで同様、ランキングに一喜一憂することなく、人口増に伴う新たな課題とも向き合っていきます。「選ばれるまち」であり続けるため、行政サービスを適切に提供していくとともに、外国人住民も含めた全ての市民の満足度を高めるため、市民とともに市政を着実に進めていきます。
それにしても、人口増加率トップ10のうち8つは東京23区ですので、東京都心回帰が明確に出ていますね。
国レベルの構造的な取り組みがない限り、財源が極めて裕福で行政サービスを展開でき、雇用場所もある東京都心に地方から人が移動していく流れは止められないと思います。
もちろん、つくば市でやれることには全力を尽くします。

8月7日【遺贈寄付(いぞうきふ)ってご存じですか?】

遺贈寄付というのは、私も1年くらい前までは名前しか知らなかったのですが実は下のようにさまざまなメリットがある、注目の「未来への贈りもの」です。
・老後の生活資金に影響なし
寄付は“ご逝去後の財産から”。だから、今の生活に使えるお金を気にせずに準備できます。
・全額でなくても、少額でも可能
ご家族に相続した残りを寄付ということももちろん可能です。
・使い道を“ご自身で選べる”
環境、子ども、医療…応援したい活動に、人生最後の思いを託せます。
ということで、「日本承継寄付協会」の三浦代表にお越しただき連携協定を結びました。
協定では、
①遺贈寄付の情報発信
②相談支援
などを進めていきます。
まずは協会の情報誌『えんギフト』を市内の公共施設で配布し、地域の皆さんに活用方法をわかりやすく届けていきます。
遺贈寄付は、あなたの想いを未来につなぐ、心豊かな選択肢です。
信頼できるパートナーとともに、つくば市は取り組みを広げていきます。
ご関心を持っていただける方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
8月10日【命のリレー、そして健康のバトンへ検診を】

つくばカピオで開催された「リレー・フォー・ライフ・ジャパン・いばらき」。
がんと闘ってきた方やご家族がともに歩き、夜にはルミナリエセレモニーを通して“命のリレー”をつなぎます。
日本人の2人に1人が一生のうちにがんになると言われています。
そこで、早期発見と早期治療を目指してつくば市では、おそらく全国的にもそう多くない「対象年齢の皆さん全員」にがん検診の受診券を必ずお届けしています。
全対象者への周知体制を取っているのは何としても検診を受けていただきたいからです。
さらに、今後は 中央公園に「がんカフェ」の設置を目指し、患者さんやご家族が交流できる居場所づくりも相談中です。
ぜひこの機会に、 まずは健診を受けてみませんか?
一人でも多くの方が、この一歩を踏み出してくださることを願っています。
8月13日【第8回日中韓芸術展】

茨城県つくば美術館で開幕した「第8回日中韓芸術展」。
日本・中国・韓国のアーティスト約20名が集い、それぞれの文化や感性が響き合う作品が一堂に会しています。
2017年から続くこの展覧会は、国境を越えた芸術交流の架け橋。今年もすばらしい作品が並び、気づきや感動を与えてくれます。石郷岡委員長はじめ関係者のみなさまのご尽力に心から感謝します。
8月13日【今年からつくば市内の公園は手持ち花火OKです】

子育て世代のみなさんの声を受けて7月~9月、市営公園302か所で手持ち花火ができるようにしましたよー(洞峰公園のぞく)
やっぱり、こどもの頃の花火はいくらエンタメが増えてもかなわない魅力がありますものね。
・時間:午後6時~8時半(片付けは9時まで)
・人数:1組10人程度まで(18歳以上の付き添い必要)
・大切なこと:消火用バケツ持参、ゴミは持ち帰り
ということで、早速千現ふれあい会の今井さんが花火大会を企画してくれました。
小さいこどもたちが楽しそうにしている姿を見るとうれしいですね。
夏の一夜が、素敵な思い出となりますように。
どうぞルールを守ってお楽しみください。
(※許可なくできるのは10人程度なので、今回の千現ではちゃんと公園使用許可を取っていただいています。
こども会の開催などで大人数になるときはお手数ですが公園施設課で使用許可をお願いします。)
8月14日【 初開催!つくば市役所で手持ち花火】

公園での花火解禁についてお伝えしましたが、市役所から、もうひとつ花火の話題です。
つくば市役所の駐車場で、初の「手持ち花火大会」を開催!
2日間で募集した88組は、即日満員の大人気。
開催のきっかけは、昨年つくばみらい市役所で行った企画がとても好評と聞いたこと。
つくばみらいの小田川市長に電話をして「素敵だしつくばもニーズありそうなので、真似していいですか?」と聞くと、「もちろん!何でも聞いて」と快諾してくれました。
そして市庁舎管理を担当する管財課が中心となって準備を進め、関係部署が連携して実現。
職員発案で庁舎は市章カラーの青と緑にライトアップ。
さらに、もっくん珈琲さん・ヤマザキYショップさんのご協力で、飲み物・かき氷・焼きそばなども販売。
お祭り気分が一気にアップ!
「この子は花火が初めてなんです」というお話や「なかなかやれる場所がなかったのでうれしい」というお声などたくさん聴かせてもらい、夜空の下で笑顔が広がる、あたたかな時間となりました。
8月15日【終戦の日】

8月15日は平和の尊さをあらためて心に刻む日です。
つくば市では、毎年「青少年ピースフォーラム」へ中学生を長崎に派遣しています。
今年も市内3校から選ばれた6名が、被爆の実相を学び、平和について深く考えました。
10月の市戦没者追悼式では、長崎で得た学びを参列者のみなさんの前で発表してくれます。
世界では残念ながら暴力と侵略が続いています。
むき出しの強欲さと愚かな支配欲がそのまま露呈してしまっています。
だからこそ、私たちは学び続け、語り続け、行動し続けなければなりません。
「核武装が安上がり」といった発言がいかに間違っているか。
歴史に学び、未来への責任をもって共有しなければなりません。
写真はピースフォーラムへ行く前に市役所を訪問してくれた時のものです。
こどもたちがいつまでもこんな笑顔でいられるように人間の尊厳を守り、平和をつなぐ覚悟を、今日あらためて心に刻みます。
8月19日【 「心のふるさと」に出会う展覧会、豊里ゆかりの森美術館でスタート!】

豊里ゆかりの森美術館では、展示会Vol.2「心の故郷 郷愁の美術館」が始まりました。
今回も、野堀さんのコレクションを筑波大学・太田先生が監修。画風もテーマもさまざまな作品たちのなかに、ふるさとを思う気持ちや、大切な人との時間を感じられるあたたかな空間が広がっています。
作品の前でふと足が止まってしまうような、懐かしさとやさしさがじんわりと心に残る展示です。
・会場:豊里ゆかりの森美術館
・会期:8月15日(金曜日)~9月28日(日曜日)
※月曜休館(9/15は開館、翌日休館)
・入場無料
・お問合せ:029-847-5122
心に沁みる芸術をぜひ!
8月20日【3X3世界一!鶴見彩選手 表敬訪問】

つくば拠点のアルボラーダが運営する3x3女子チームに所属する鶴見彩選手が、女子世界大会「FIBA 3x3ウィメンズシリーズ2025 ジャカルタSTOP」で初優勝!
これまでの最高は準優勝だったので、ついに世界の頂点へ!
その鶴見選手が9月6日(土曜日)の「3x3 Grand Prix Tsukuba」@つくばカピオでエキシビションマッチに登場します。
・3x3 Grand Prix Tsukuba
・ 2025年9月6日(土曜日)
・つくばカピオ
メインは男子選手たちによる試合。
そして鶴見選手をはじめとする女子トッププレイヤーによるスペシャルマッチも!
迫力のプレーをぜひライブで!
8月23日【まつりつくば1日目 無事終了しました! 】

灼熱のなか迎えた初日。
心配された熱中症も、医療チームの皆さんの迅速な対応で大事に至った方はいらっしゃらずホッとひと息です。
そして嬉しかったのが、たくさんの方からの「市長、袋持ってきたよ〜!」というお声。
新しい挑戦のごみ持ち帰りスタイル「もってかえる」
皆さんのご協力に、心から感謝します。
8月24日【まつりつくば、大盛況で無事終了!「もってかえる」へのご協力、本当にありがとうございました】

2日間、猛暑の中にもかかわらず、多くの皆さんにご来場いただき、つくば最大のイベントを無事に終えることができました。
今日は軽症の熱中症の方が数名いたものの、大きなトラブルもなくホッとしています。
会場にあふれていたたくさんの笑顔と楽しそうな声が、本当にうれしかったです。
そして、ごみの持ち帰りチャレンジ「もってかえる」、大きな一歩になりました。
「数十万人が訪れるこの規模のお祭りで、持ち帰りなんてできるわけがない」
そんなご心配の声も事前にいただきました。実際、課題はたくさん出ました。
食事エリアのごみは当然多く、声かけにも限界があります。
また、毎年課題になるベンチ裏などへの意図的なポイ捨ては、残念ながら防げません。
でも、毎年翌朝にごみ拾いをしてくださっている皆さんからは、「例年と変わらない場所もあったけれど、明らかに減っていた場所もあった」という声が寄せられました。
私もところどころ様子を見ていましたが、ごみ箱のフタを見て「ん?持ち帰るんだ」と、一瞬手を止める方の姿も、何度も目にしました。
「ごみは捨てて当然」から、「自分が出したごみは持ち帰るという選択肢がある」へ。
これは、とても大きな一歩だと思います。
多くの方から「こういう取り組みを打ち出したのはよかった」「難しいからこそつくばから始めるべき」「定着するまでがんばろう」といった声をかけていただきました。
明日の朝もまた、ごみを拾ってくださる方々がいます。
今回の取り組みは、当日や翌日のごみの状況をきちんと検証して、またご報告します。
あらためて、まつりつくばに関わってくださったすべての皆さんに、心から感謝します。
ありがとうございました。
また来年、元気にお会いしましょう!
8月25日【地域の足をみんなで守るライドシェアぜひご利用ください!】

まつりつくばの余韻も、心地よい疲れもある月曜日ですが、今朝は国の交通政策の会議にオンライン出席するところから。
私からの話題は、つくば市など4市で始めた「公共ライドシェア」について。
主なポイントは…
・ドライバーを地域で確保する「ドライバーバンク」
・20人以上が二種免許を取りたいと回答!来年度から支援スタート
・より緻密な構築に民間事業者からのデータ提供への国からの支援を
・条件がかなり厳しい「交通空白地」についてももっと柔軟に
といったところです。
そもそも公共交通って、まちによって状況も必要な支援もバラバラです。
すごくざっくり言うと
・大都市部 → 民間だけでも成り立つ
・小規模なまち → 公的な支えがないと難しい
だからこそ「国が一律の支援をするのではなく、それぞれのニーズと希望に合った支援を」という発言もしました。
国のいろいろな会議に呼ばれることが増えていますが、私の仕事はあくまで現場からの課題や改善案を伝えること。
しっかり発言を続けていきます。
ということで、現状ではエリアがとても限られてしまっていますが、ぜひご利用ください!
8月26日【こどもアートがつくば美術館に集結!】

今日は「夏休みアート・マルシェ2025」の作品展・表彰式へ。
今年もたくさんのこどもたちが、自由な発想でアートに挑戦してくれました。木彫りや静物画、アナログ写真、アートボールからつくばのほうき作りまで、筑波大学の先生や学生のみなさんの協力で、幅広い表現にも触れられる機会に。
応募総数はなんと258点!
どの作品にも、その子ならではの視点や工夫があって、じっくり見入ってしまいました。
芸術を「まちづくりのまんなか」に。
自ら創る体験、そして作品にふれる体験が、こどもたちの心にも、まちの景色にも変化を生み出すように取組を進めます。
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室秘書課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7623
更新日:2025年09月05日