つくば市長公式ブログ

更新日:2024年07月01日

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2024年6月

6月27日【福祉のお店「融点」、ヘラルボニーとの協業でオープン!】

「融点」オープニングセレモニーでの集合写真

ついに、つくば市内の福祉事業所が魅力を持ち寄る店「融点(ゆうてん)」が、市役所1階正面玄関横にオープンしました!ここまで、コンセプトとデザインを担当してくれたヘラルボニーのみなさんと何度も対話を重ねました。生きることや働くことをそもそもどう捉えるか、といった話から入るややこしい依頼者で申し訳無かったのですが、こちらの思いに見事に応えた上にすばらしいデザインに仕上げてくれ、さすが世界注目のヘラルボニーです。代表の松田さん、担当をしてくれた阿部さんはじめチームのみなさんにとても感謝しています。
お店の名前「融点」は、個体が液体になりはじめる温度のことです。これまで「障害」や「福祉」といった言葉と接点がなかった人にも新たな出会いのきっかけとなり、素敵な商品や障害のあるスタッフとの対話を通して、気づかずに作っているイメージや壁を少しずつ融かしていく場所になればとの願いを込めています。
融点には、市内の福祉事業所の皆さんがつくるパンや野菜などの食品やアクセサリーやバッグなどの雑貨がディスプレイされています。「つくば市の福祉が見える場所を作りたい」という福祉団体の連絡協議会のみなさんの思いを形に、ギャラリーのようなお店になっています。
商品は、当事者の自己表現の形のひとつです。ぜひ市役所に来た際に立ち寄っていただき、素敵な商品たちを手に取ってご覧ください。多くの方のお越しをお待ちしています!

6月13日【ルクセンブルク大公国のギヨーム皇太子殿下ご来訪】

ギヨーム皇太子殿下につくばの四季が描かれたスカーフをプレゼントする市長

ギヨーム皇太子殿下が22社60人ほどの大きな訪問団を率いられ、デレス経済大臣はじめ政府と企業のみなさんがつくばにご来訪されました。
ルクセンブルクは人口は小規模ながらヨーロッパの金融拠点であり、一人あたりGDPは世界一、金融のみならず活動は各分野に広がり、宇宙資源開発でも世界をリード、バイオや素材の分野でも活躍、世界のスタートアップ関係者が注目しているヨーロッパの入口です。2022年に政府系機関Luxinnovationとつくば市で提携をし、昨年はICT Springと呼ばれる最大のイベントに招待いただいたりしながら連携を深めています。
皇太子殿下との昼食会では、スーパーシティのプロジェクトを紹介し、技術的なことも含めて議論が盛り上がりました。多様な背景を持つ国民がどうやって共通意識を持つのか、自動運転で事故があった場合どういう対応をするか(こちらも世界的に注目を集める自動運転のティアフォーの加藤CEOにも参加していただきました)、といった課題は国を問わず共通です。
また、昨年一緒にルクセンブルクを訪問した、超断熱材を事業化した物質材料研究機構発のサーマリティカは現地でも気候変動対策の面で高く評価され、そこから他国での評価もどんどん上昇しています。JETROのプログラムでルクセンブルクと定期的に行き来をし、近く現地オフィスを開くことになりました。今日もウーCTOが素晴らしいプレゼンをしてくれました。
今回、ギヨーム皇太子殿下が来日され、天皇陛下や岸田総理とのご面会後の訪問地につくばを選んでくださったことはとても光栄なことであると同時に、責任も感じます。多忙なスケジュールの中訪問団は丸一日をつくばで過ごされ、物質材料研究機構や産総研もじっくりご視察されましたし、双方のスタートアップ企業の交流も深めました。
協定締結からわずか1年半で様々な具体的な事業を実現できていることは関係者の皆様のご尽力のお陰です。世界のあしたが見えるまちとして、この動きをより加速させ世界の課題解決につながる両国のスタートアップの支援を連携して進めていきます。

6月10日【「洞峰公園とこれから」大盛況!】

洞峰公園を探索する様子

洞峰公園のこれからを考えるスターティングイベントに、とても多くの方にご参加いただき充実した時間となりました。
まずはみんなで現状の共有を図るため、3コースに分かれて専門家による公園の探索ウォーク「公園の生き物探索」、「子供の育ちと公園」、「施設維持の公開」を行いましたが、参加人数が多くコースの調整が必要なほどでした。目的意識を持って歩くことで、生態系の豊かさとそれを感じる楽しさや、こどもたちの遊び場としての可能性、施設の維持管理でどのような工夫がされているかなど、洞峰公園を多角的に学ぶことができたと思います。パネルセッションでは、事前にみなさんからいただいた意見や探索ウォークでの感想を踏まえて、これからの洞峰公園についていい議論ができました。準備や協力をくれたみなさまに感謝します。
いただいたご意見を踏まえて協議会の立ち上げを進めていきたいと思います。結論ありきでも行政の一方通行でもない、市民とともに運営していく新しい公園の形をみなで模索していきます。協議会の方向性が見えてきたらまたご案内しますので、ぜひ一人でも多くの方にご参加いただければうれしいです。

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