つくば市長公式ブログ

更新日:2025年11月07日

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2025年10月

10月13日【芸術の秋、つくばにて】

ゆかりの森美術館での集合写真

豊里ゆかりの森美術館にて、筑波大学芸術系の先生方による作品が一堂に会する「アート・プレアデス展」を拝見しました。
これまでこの場所では野堀さんの貴重なコレクションが展示されてきましたが、今回は地域のアートの新たなかたちとして、大学との連携による展覧会が実現。訪問を伝えていたところ、重鎮の先生方がわざわざお集まりくださり恐縮しました。
さらに、日本人として最多のオリンピックメダルを誇る、つくば市名誉市民・加藤澤男さんもご来場。芸術とスポーツのレジェンドが一堂に会する贅沢な時間でした。

10月17日【つくば市戦没者追悼式 式辞全文】

戦没者追悼式の様子

つくば市の戦没者追悼式を行いました。戦後80年の節目、分断が広がってしまっているからこそ、祈りを重ねることには意味があると考えます。
そして、去年から平和大使の中学生に発表をしてもらっていますが、今年も長崎の訪問の体験から心に迫る思いを話してくれました。
式辞全文を投稿してほしいとのお声もいただきましたので、載せておきます。平和な世界のためにできる行動をしていきます。

式辞

本日ここに、つくば市戦没者追悼式を挙行するにあたり、先の大戦において尊い命を捧げられたすべての方々の御霊に、謹んで哀悼の誠を捧げます。あわせて、長きにわたり深い悲しみを胸に歩み我が国の礎を築かれたご遺族の皆さまに、心からのお見舞いと敬意、そして感謝を申し上げます。
戦後八十年という大きな節目を迎えました。
私たちは、この平和な時代の礎が、幾多の犠牲と、戦後を生き抜いた人々のたゆまぬ努力の上に築かれたものであることを、決して忘れてはなりません。
一方で、世界を見渡せば、依然として戦火の絶えない地域が数多くあります。
ようやく停戦に至ったガザでは七万人もの命が奪われ、未だに続くロシアによるウクライナ侵攻では、双方あわせて数十万に及ぶ死者が出ています。
一方通行の正義の主張が対話を遠ざけ、人々の心に分断と不信を生み出している現実を、私たちは重く受け止めなければなりません。
かつて戦禍に倒れた先人たちは、今の世界の惨状をどのような思いで見ていらっしゃるでしょうか。分断を煽る言葉を、どのような思いで聴かれていらっしゃるでしょうか。
平和を願って命を落とされた方々の思いに応えるために、私たちは今こそ、人間の尊厳と共生の価値を守り抜く責任があり、それを次世代に伝えていく責任もあります。
本日の式典には、平和の尊さを学ぶ「青少年ピースフォーラム」に参加した中学生六名の平和大使も参列しています。
次代を担う若い世代が、戦争の記憶と平和への願いを受け継ぎ、自らの言葉で未来を語るその姿にこそ、私たちは希望を見出します。
そして、この平和を守り続ける努力を、若い世代とともに重ねていくことが、私たちに課せられた使命です。
「すべての人々がともに生き、互いの違いを尊重しながら、平和を築いていく」
戦後80年の節目に、再び同じ過ちを繰り返さぬその決意を新たにし、つくば市はこれからも、対話と共感の力を信じ、平和で多様な社会の実現に努めていく、揺らがぬ決意と覚悟をここに申し述べます。
終わりに、戦没者の御霊の安らかならんこと、そして、ご遺族の皆さまのご健勝とご多幸を心よりお祈りし、式辞といたします。

令和7年10月17日 つくば市長 五十嵐立青

10月20日【つくば市PTA連絡協議会より要望書を受け取りました】

要望書を受け取る様子

要望書を受け取ったあとは意見交換。今回は生徒会など含め、こどもたちの声も丁寧に聴かれたとのこと。市P連の皆さんがこうして声を集め、率直に意見を交わせることはありがたいです。
宮田会長からは「要望するだけじゃなくて、PTAとしても動けることは積極的にやる」といううれしいお言葉。
連携を深めながら、こどもにも大人にもより良い環境をともに創っていきます。

10月22日【素晴らしい写真をミドリノスタジオで】

ミドリノスタジオの前で記念写真

歴史ある飯田地区の日本家屋を活かした「ミドリノスタジオ」へ。
運営されている藤木さんは、もともと大手化粧品メーカーでアートディレクションから撮影までをマルチに手がけていたクリエイター。コロナをきっかけにご家族でつくばに移住し、この地で新たな表現の拠点を立ち上げました。移住前から私の動画なども見てくださっていたそうで、そんなご縁からスタジオを訪問させてもらいました。
広々とした日本庭園に、リノベした日本家屋空間。スタジオの中に居ながら庭園を背景に撮影できる設計は、小さなお子さんやご高齢の方にもやさしく、稀有な撮影環境です。しかも完全貸切制。ご家族の大切な瞬間を、静かで贅沢な時間の中で残すことができます。
話の流れで私もうっかり撮ってもらってしまったのですが、何の準備もせず、髪も乱れていたにもかかわらず、とても素敵に撮っていただきました。仕上げさすがすぎてびっくりですもう。
家族写真はもちろん、経営者やフリーランスの方のプロフィール撮影もとても人気とのこと。印象変わりますからね。つくばのスタートアップ経営者の皆さんにも、ぜひ知っていただきたい存在です。私もしばらくプロフィール画像に使わせてもらいます。
つくばで進めているクラフトライフをまさに実践されてる藤木さんご家族。歴史と暮らし、アートが交差するこの場所が、地域の新しい文化拠点として広がっていくのが楽しみです。

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