つくば市長公式ブログ2024年11月

更新日:2025年01月16日

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2024年11月

11月27日【男性育休の奨励金、対象企業拡大!】

男性育児休業取得促進奨励金のお知らせ

私の今期99の公約の一つとして「男性の育児休業取得促進事業の充実」を掲げています。つくば市では、男性が育児休業を取得することをサポートするために、昨年から中小企業の皆さんに奨励金を出しています。
この事業をさらに進めるために対象を10月から拡大しました。市内の事業所に勤務している市内在住者だけでなく、市外在住者の男性労働者が育休を取得した場合でも対象としたので、ぜひご活用ください。代替する社員さんの確保に上乗せも行っています。
また、『男性が育休を取りやすい職場環境づくりって、どんな風に進めるの?』とのお問い合わせも多くいただいているため、市ホームページで制度を活用した事業者ごとの取組事例を掲載しましたのでご参考にしてください!

11月26日【くまざわ書店・企業版ふるさと納税寄附金贈呈式】

熊沢社長、伊東店長と市長の記念写真

くまざわ書店の熊沢社長とアカデミア・イーアスつくば店の伊東店長がお越しくださり、児童書とSTEAM 教育関連書を対象に寄附付き商品を展開してくださり、100万円のご寄附をいただきました。対象の書籍は75,799 冊も販売されたとのこと。本が売れにくい時代に、こどもたちが自分のお小遣いを持って本を買いに来る店舗としても児童書が売れる店舗としてもイーアスつくば店は存在感を発揮してるとのことです。
いただいたご寄付はSTEAMコンパスなどのつくばらしい科学教育に投資をとのご希望なので、大切に使わせていただきます。本の話をするほどに、本屋さんをゆっくり歩きたくなります。

11月24日【つくばマラソン開催!】

ランナーとハイタッチする市長

つくばマラソン、絶好のコンディションで、全国から10,000人を越えるランナーを迎えての開催となりました。
科学のまちとして、今大会は「マラソン選手のコンディションを科学する」をテーマに参加ランナーのコンディションを1か月前からヒアリングし、コンディションとレース結果の関係性を検証します。
私は10キロを最後尾からスタートし、途中で離脱しフルマラソンの表彰式へ。5キロほどだけ秋のつくば路を楽しめました。沿道の応援もありがたかったです。関係者、ボランティアのみなさん、そして参加してくださったみなさまに感謝します。そして、交通規制へのご協力もありがとうございました。

11月23日【ボランティアフェスタ開催】

ブースで点字を体験する市長

ボランティアフェスタが、今年からコリドイオで開催となりました。市民のボランティア活動に対する意識を高めつつ、団体相互のつながりを深める場としても貴重です。オープニングの小ホールはぎっしりで熱気にあふれてました。
以前調べてもらったら、つくばは人口あたりのNPO法人数が全国平均よりもずいぶん多く、もちろんNPO法人以外でも多くの市民活動が活発に行われてます。まさに自分たちで主体的にまちを創っているみなさんのブースをじっくり周り、たくさんのご意見や要望もいただいたので、できるところから一つずつ対応していきます。

11月22日【グルノーブル市長来訪】

グルノーブル市の皆さんとの記念撮影

姉妹都市フランス・グルノーブル市からエリック・ピオル市長はじめとする訪問団を、五頭議長・小森谷副議長とともに市役所にお迎えしました。ピオル市長は初めてのつくば来訪です。滞在中、グリーン政策や危機管理対応等から、議会の仕組みの違いまで幅広く議論をしました。
さらに、筑波山へのトレッキングにも行ってもらいました。日頃からアルプスの高山をトレイルしているみなさんなのですが、筑波山も十分に味わってもらえたようです。グルノーブルに訪問した際も山や自然に関する政策の力の入れ具合には大いに学びがありましたが、身近にある緑をどう守り、自然を資源としてどう活かしていくかは世界の多くの都市に共通する価値観だと思います。
複雑化するリスクへの対応もどの自治体でも求められていることであり、両市の持つ知見を共有する有意義な時間となりました。今後も相互に学び合いながらそれぞれの都市の価値を高めていきたいと思います。

11月21日【フランス自治体の環境先進施策に学ぶ】

日仏自治体交流会議で発表する市長

日本とフランスの姉妹都市が集まる「日仏自治体交流会議」が静岡市で開催され、参加しました。つくばの姉妹都市であるグルノーブルのエリック・ピオル市長もつくば訪問と兼ねて来日されました。
両国の市のそれぞれの施策について共有し議論する分科会では、環境の分科会に参加しつくばの脱炭素先行地域や気候市民会議の紹介もしました。日頃からそれなりに海外の事例を収集する努力はしているつもりですが、フランスの各自治体の取組は学びの多いものでした。学校のグラウンドを自然豊かな公園のような環境に変えたり、安全とコミュニティ形成のために学校前の道路を車進入禁止にしたり、アスファルトをはがして都市の真ん中に小さな森を作ったり、低炭素な移動としてトラムの50分の1の費用でレール型の移動手段をスタートアップと一緒に試行したり、高齢者からこどもまで自転車に乗ることを促す公立の自転車学校を作ったり。私が今回の選挙で掲げた柱のひとつのグリーン・シフトで想定しているものもありますが、その後のディスカッションで私から提起した環境分野で生み出す雇用のテーマ含めて、実践している自治体の話には新たなヒントがありました。より調査を深めながら、つくばに必要な施策の形を考えていきます。

11月18日【3期目初登庁】

初登庁の様子

今日は3期目の初登庁でした。2期目の時と同様に、職員による出迎えやセレモニーは無しにしてもらいましたが、雨の中朝から支援者のみなさんが集まってくださりあたたかいお言葉をいただきました。
仕事は切れ目無く続いていても、一つの節目としてあらためて責任の重さを感じる日です。選挙でお約束をした99の公約のロードマップ作りはすでに着手していますが、それ以外の課題も含めて、市民との対話をより大切にしながら、一つずつ丁寧に取り組んでいきます。これからの4年間もみなさんとともにまちを創っていくことを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

11月12日【退職金のネット投票、結果が出ました!】

インターネット投票の結果を示す市長

4年間の市政への評価をインターネット投票し、私の退職金と連動させる「退職金のネット投票」の結果が出ました。

投票総数1048票
平均点62.7点
退職金の金額は満額の2039万4000円の62.7%で1278万7038 円

となりました。

今回ネット投票のプロセスで目指していたことはいくつかありました。

①市民が政治家の実績評価をする機会を選挙以外で用意することで、市政について考え行動する機会をつくる
②投票が無駄ではなく、結果に必ず影響を与える仕組みをつくる
③つくスマのダウンロード数を増やし、市民が日頃から市政情報にアクセスしやすい環境をつくる
④ネット投票の課題を洗い出し経験値を積み重ねることで、国で議論されている公職選挙へのネット投票の検討材料にしてもらう

それぞれについて、できたことと、課題が見えました。

①の市民が評価する機会についてはひとまず達成できたと思います。投票総数の1048票については一見少なく見えると思いますが、ひとつの基準として考えていたのは公職選挙で活用しているエストニアの電子投票が開始された際の1.9%という利用率でした。つくスマの利用者数が開始時に約2.2万人だったので、その1.9%の420票は超えたいと考えていました。今回の1048票はつくスマを母数にすると投票率は約4.5%です。なお、エストニアは20年かけて利用率が過半数を超えるところまで来たということです。
もう一つ考えていた基準は、以前実施した模擬投票です。これはマイナカードを持っている方を対象に一部のエリアで1.4万人に実際にハガキを発送し投票の依頼をしたものです。この時の投票数は1506票、投票率は10.75%でした。投票後抽選で1000円相当の物産品のインセンティブもありました。今後もネット投票を積極的に市の様々な事業で使う度に全市民に毎回ハガキを送ることや物産品提供は現実的ではないため、今回の投票はその種の取組は何も行いませんでした。それでも実際にハガキと物産品の際の数値の半分弱くらいまで行ったことは今後に向けては一定程度評価できると思っています。
一方で、15歳以上で署名用電子証明書の機能がついているマイナカードを持っている方は約13万人います。母数をそこに取れば今回の投票率は大きく下がり0.8%となります。下の③とも関係しますが、マイナカードを持っている方につくスマのダウンロードをしていただき、実績評価をし、投票をしてもらう行政としての努力は、様々に行う必要があると思います。

②の結果に必ず影響を与える仕組みは、実現ができました。選挙では「投票行ってもどうせ変わらない」と言われてしまうことが多くあります。実際はもちろん投票によって社会は変わるわけですが、自分が投票した人が落選した場合「死票」が出るという意味では、その人にとっては確かに「変わらない」となってしまうこともあります。今回は、10点刻みの得点が、退職金の金額に必ず反映される仕組です。仕組を作る段階では、全体約2000万円のうち一部分の金額のみを投票対象にする案もあったのですが、一票の重みをできるだけ持たせたかったので全額を対象にしました。投票総数は1048票なので、今回は1票が約2万円の影響を持ったことになります。投票者数が増えるほどその金額は下がります。例えば1万人が投票していたら2千円と、10分の1になります。この1票の価値の考え方は、実際の選挙とつなげて考えてもらう機会になればと思っていました。選挙では投票した人の声「だけ」が反映され、投票しない人の声は反映されません。投票しない人が多いほど、投票した人の声の重みが出てくるということを、概念的に伝えられればと思います。

③のつくスマのダウンロード数は、ネット投票開始前の22,530件から、終了前日(取得できるデータの関係)で23,174件と、増加は644件でした。通常期間は毎日10~20程度の伸びですが、投票期間の11月1日から11月10日の間は50~100程度の伸びなので、一定の効果はありました。しかし、上述の模擬住民投票でハガキを送った際はより大きな伸びを示していますので、今回ダウンロード数を各媒体の告知だけで大幅に伸ばすことはできなかったと判断しています。つくスマは、ネット投票はもとより、市民との様々な接点となるアプリにしていきたいのでアプリの魅力自体を総合的に高めていく必要があると感じました。今後、みなさんから道路の破損箇所などを報告してもらう機能など、充実させていきます。よければぜひこの機会にダウンロードをお願いします。

④の課題について、具体的な整理はこれからですが現時点での所感を書いておきます。

課題1:今回投票する上でのハードルで最も大きかったと思われるのは、マイナカードの署名用電子証明書のパスワード(6桁から16桁)を覚えていないということでした。再設定は市役所の窓口でするしかないので諦めたという方の声は私もたくさんいただきました。普段マイナカードを使う機会も少なく、とりわけ電子証明書用のパスワードは厳格な個人認証が必要な場面での利用になるので覚えてない方が多いのは致し方ないかと思います。銀行のキャッシュカードの暗証番号など日々使うものは覚えるので、今後も社会全体で活用の機会が増えていくことが解決にいたる道と考えます。

課題2:投票のために新しいアプリをスマホに入れる、という行為もひと手間ということも聞きましたし、上記のようにつくスマのダウンロード数は大きくは伸びませんでした。今回の投票は市民生活には直接の影響が無いテーマで実施しましたし、投票した人に景品等があるわけでもないので、その指摘もごもっともと思います。

課題3:実績の評価をするのが大変、という声もいただきました。今回、4年間で取り組んだ実績のリストと、地域ごとに何をやったのかということを地図でお示ししましたが、これを詳細に読むのは実際に負荷の掛かる作業だと思っています。投票をした方には、すべて読んでくださった方も入れば、ご自分の関心分野に絞った評価もありました。貴重な時間を使って、実績を評価し、それについて10点刻みの点数で投票をするという行為は、とてもハードルの高いことだと考えています。そのようなことをして投票をしてくださったすべてのみなさんに感謝しています。もちろん、他の評価軸(私のことを好きか嫌いか等含め)もあると思います。これは、実際の選挙でも同じことで、実績評価をベースとしつつ、様々な評価の仕方が出るのは自然なことと思います。

課題4:セキュリティへの不安の声もいただきました。本当に個人情報と投票結果が切り離されているかは、システムとしては構築してあり説明はできますが、最終的にはその説明を信用をしていただけるかという問題は残ります。これはそもそも行政府が信頼おけるかどうかという点にもつながりますが、またエストニアの事例を出すと、セキュリティ面等について最高裁まで争われ、最終的な判決として安全で法的にもクリアしていることが示されていると認識しています。つくば市のスーパーシティ構想では、行政への信用をどう創造していくかということについてはかなり丁寧に議論をし、プライバシー影響評価という仕組みも国の委員をやるような専門家の先生方と市民が一緒になり作っています。今回のような投票を積み重ねることで、説明をしながらシステムに対する不安感を少しずつ拭っていく丁寧なプロセスが必要だと思います。

他にも課題はありますので、今後整理を進めます。あらためて、貴重な時間を使い、ネット投票をしてくださったみなさまにお礼します。投票しようとしてもできなかったみなさまの課題を解決したいと思いますし、投票しようと思わなかったみなさまにも投票をしようと思ってもらえるには何ができるかも考えていきます。
とても長文になりました。お読みいただきありがとうございました。

11月10日【くきざき夢まつりへ】】

くきざき夢まつりの開会式の様子

茎崎地区の最大のイベント「くきざき夢まつり」が開催されました。バザーやお神輿、ステージ、そして「茎崎音頭」と、多世代で賑わいます。
素敵なのは、開会式で地元の小学生が司会をしていること。緊張している彼らにステージ下から友達が手を振ったりして励ましてる姿がとても微笑ましかったです。こうやってこどもたちに出番を作り、地域の中で活躍の場所を用意することは、こどもたちの記憶に刻まれて残っていくものだと思います。地域の持続可能性は、ハードとソフト両面で考えるものですが、こういう取組の積み重ねが大きいと思います。

11月9日【たけぞのフェスタへ】

たけぞのフェスタにて集合写真

たけぞのフェスタ、じっくりまわらせてもらいました。交流センターを軸に地域の皆さんが主体となってスクエアステップやブラインドサッカー、ポケカゲーム会場など多くの出展や発表があり素敵でしたが、とりわけ良かったのは「竹園こども会議」という通年での場を通じて、小中高生が一緒にどんなイベントをつくるかを議論して実際に出店してるという点です。今回は駄菓子屋さんをみんなで運営することにしたとのこと。つくば市の教育大綱で大切にしている自己決定をまさに現場でやってくれています。地域の大人が上手に寄り添いサポートをしながら、こどもたちが当事者意識を持っていく取組。こうやって自己決定をし、自分が運営をする側になると、見えることも気づくこともたくさんあります。評論家じゃなくて当事者意識を持つ実践者を増やしたいという言葉を教育者から聞いたことがありますが、地域のこういう取組みはそこにつながっていくと思います(もちろん評論がだめという話ではなく、小林秀雄のような批評は社会にとってとても価値があると思っています)。
他地域での展開についての課題のお話などもいただいたので、市としてもできるだけ応援体制を取っていきたいと思います。

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