つくば市長公式ブログ2024年3月

更新日:2024年05月01日

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2024年3月

3月23日【「つくば空飛ぶクルマ テストフィールド」オープン!】

空飛ぶクルマ

空飛ぶクルマを進めるAirX社が、つくばヘリポートを所有するつくば航空社と連携して「空飛ぶクルマ テストフィールド」をオープンしてくれました。デモフライトはもちろん、技術者の養成や整備の拠点として活発に活用されることになると思います。
空飛ぶクルマが関東で飛んだのは初めてだったとのことですが、少し後に着陸してきた報道ヘリの轟音と振動を聞いて、いかに空飛ぶクルマが静かかを実感しました。
2024問題によるドライバー不足の公共交通減便問題の解決にすぐにつながるとは思っていませんが、中期的な視点で市としてもいろいろな角度から支援をしていきたいと思います。

3月16日【みどりの南小中学校完成!こちらも市民と一緒に利用】

みどりの南小学校 外観

みどりの地区の人口増加に対応し、学びの環境を整えるためのみどりの南小中学校もついに完成しました。多目的室を多めに配置し、教育大綱が掲げる学びを実現につなげます。
みどりのプールと同じように、こちらも市民が利用できるようにします。すでに昨年4月に開校した研究学園小中や香取台小でも行いましたが、セキュリティを設計段階から他の教室と分けた上で、市民利用の教室をまとめて配置することで、土日などに市民に開放します。具体的には小学校の1階部分に、図書室、音楽室、家庭科室、多目的室を配置しました。のんびり本を読んだり、音楽サークルで演奏したり、料理教室を開いたり、とにかく楽しく使ってもらえればと思います。なお、開放の開始時期は開校と一緒というわけではなく、学校運営が落ち着くまで少々お待ちください。
なぜこういうことをしているかというと、今は人口が急増しているつくばでも、いずれ減少に転じることはわかっているからです。教室が不要になる可能性も大いにあります。今のうちから学校を拠点に地域のコミュニティができていけば、減少した時に慌てずに対応できる市民社会ができていくでしょうし、自然なシフトができると考えます。新しいまちだからこそ、分厚い地域のつながりが学校を軸に生まれてくればと思ってます。
こういう投稿をすると、新しい学校のほうがいい、という声をたくさんいただきます。うちの子たちが通う学校(というか母校)も築45年とかなので、お気持ちわかります。既存の学校の老朽化している場所や備品等についても、今後こどもたちによりよい環境を提供するためにしっかり充実させていきます。ものを大切に長く使う、ということはもちろん意識しながら。

3月15日【学校の授業と市民で共同利用、みどりのプール完成】

みどりのプール内部の様子

学校のプールの授業って、1年のうちのほんのわずかな期間なんですよね。で、寒かったり雨だったりすると下手したらほとんど入れなくて、授業のやりくりも大変になります。さらに、市内の多くの学校プールは老朽化していて、大規模修繕で数千万円から1億円くらい掛かりそうなケースもあります。維持管理も大変で、1回水入れるだけで25万円くらい掛かるし、ただでさえ忙しい先生たちは安全管理から各種作業でとても大変にもなってしまいます。
ということで、周辺の学校が共同で利用するためのプールをみどりのに作りました。
温水プールにすることで、5月から12月くらいまで使えるし、25mプールを2つにしたので複数の学校での利用も可能になります。昨年4月に開校した研究学園小中と香取台小、今年4月開校のみどりの南小中にはプールを最初から配置せず、既存の周辺の学校も入れて最大11校でこのプールを使います(スタート時は9校予定)。
そして、大きなポイントは、こどもたちが使ってない時間は市民が利用できるということです。平日午後や週末などは原則市民向けに開放します。さらに、施設の中にはトレーニングルーム、さらに市民がたまり場として使えるコミュニティスペース(パーティションで会議室にもできます)も用意しました。もちろん環境配慮は最大限行い、市内にある建築研究所の専門家の方のアドバイスをいただきながら設計を進めました。
私は新しい公共施設を作る場合は可能な限り複合用途にして、できるだけ多くの人が利用でき、稼働率も高めることを考えています。もちろん、土地やその他の条件の制約がある場合もありますが、今回のみどりのプールは多くのみなさんとの議論が形になったので、地域全体にとって価値あるものになると期待しています。関係してくださったみなさんに感謝します。職員もとてもがんばってくれました。
オープンは連休スタートの4月27日(土曜日)です。時間や料金の詳細は3月中には市のホームページに掲載するので、またお知らせします!

3月11日【東日本大震災から13年】

震災三年後の南相馬市の状況

3.11。
画像は震災3年後、南相馬の妻の実家があった場所を訪問した時のものです。津波で流され、玄関のタイルだけが残っていました。
復旧・復興という言葉を私を含め政治家は多用しますが、復旧も復興も、言うまでもなくそんなに簡単なものではありません。
とても長い時間を掛けて、少しずつ進んでいく。それでも消えない思いや整理しきれない思いがあります。先日土浦市で行われた芸術展に出品していた福島のみなさんのメッセージにもその複雑な心境を感じました。
私は義理の両親が南相馬から牛久に移り住んでいるので東日本大震災を忘れる、ということにはならない環境にありますが、時間の経過が少しずつ記憶を薄めるのは事実だと思います。今年も市役所で館内放送を流し、黙祷をしました。思い続けることにも意味があると思います。
そして能登地域にも同じ思いで、長い目でできる形での応援を息長く続けたいと思います。

3月4日【多様なまちの強みを活かすため】

外国人による日本語スピーチ大会の集合写真

つくば市には現在144カ国、12708人の外国籍の人が暮らしています。全人口に占める割合は約5%、全国平均の2.2%と比べると倍以上です。
そんな中、つくば市国際交流協会10周年記念の日本語スピーチ大会が行われました。布浦理事長の発案でテーマを「つくばをもっと住みよい街にするためのアイディア」とし、10名の方が発表してくれました。
街灯、公共交通、外国語でのサービス等多くの提案がありましたが、特にいいなと思ったのは「多国籍のボランティアチームを作って、市内の外国人のサポートに入ることで、つながりも生まれるし実際に助かる人が出る」というもの。
市としても、日本語教室の支援をこれまで以上に充実させていくこと等はもちろんですが、外国人市民による外国人の支援の枠組みなども動き始めています。
休憩中は高崎中の生徒によるお琴の演奏と、スリランカの伝統の踊りの披露などもありとても盛り上がりました。
国籍がどこであろうとも、みんなつくば市民。まちをともに創っていきます。

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