【研究成果の事業化】睡眠ドック(筑波大学附属病院)による睡眠計測検査の開始
TGIが支援した地域の有望なコア技術が事業化されました
世界中の眠りに悩む人々への睡眠計測検査サービス事業

つくば市は、茨城県や一般社団法人つくばグローバル・イノベーション推進機構(TGI)と共に、「つくばイノベーション・エコシステムの構築 (注釈1)」に取り組んでいます。
また、2016年度には、文部科学省補助事業「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム (注釈2)」において、茨城県とTGIの提案「つくばイノベーション・エコシステムの構築(医療・先端技術シーズを用いた超スマート社会の創生事業)」が採択され(~2020年度)、以下3つの事業化プロジェクト
- 次世代(偏光)OCT産業の創造
- 世界中の眠りに悩む人々への睡眠計測検査サービス事業 (注釈3)
- グラフェンスーパーキャパシタによるIoH向け安全蓄電デバイスの事業化
を推進し、つくば市も共同事業として協力してきました。
この度、2「世界中の眠りに悩む人々への睡眠計測検査サービス事業」の成果の一つとして、2021年4月から筑波大学附属病院つくば予防医学研究センターで、人間ドックのオプションとして「睡眠ドック」が開始されました。
一般社団法人つくばグローバル・イノベーション推進機構 地域イノベーション・エコシステム形成プログラム(外部リンク)
睡眠ドックの開始
この睡眠ドックは、「自宅でできる検査」が特徴で、5日間の検査により「睡眠不足」や「不眠」の頻度、「睡眠時無呼吸症候群」をはじめとする様々な「睡眠障害」の疑い、「夜間頻尿」や「心の病気」の深刻度などを総合的に調べることができます。
睡眠に関する問題は現代の社会問題のひとつとして認識されつつあり、本睡眠ドックは、その対策の第一歩として期待されています。
本睡眠ドックの詳細は、添付ファイルおよび関連情報をご参照ください。
また、本睡眠ドックにご興味をお持ちの方は、以下、筑波大学附属病院までお問い合わせください。
[筑波大学附属病院 問合せ先]
筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター
電話:029-853-4205(平日9時~16時)
- (注釈1):つくばイノベーション・エコシステムの構築
つくば地域の豊富な技術シーズを事業化へと導き、世界に大きなインパクトを与える成功事例を創出するべく、技術シーズの発掘を入口として、育成から出口目標まで一貫した支援を実施します。本取組は、文部科学省補助事業終了後も継続して進めています。 - (注釈2):文部科学省補助事業「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」
将来大きなビジネス展開が見込まれる地域の有望なコア技術の事業化によって、新たな国富を創出するとともに、日本型イノベーション・エコシステムの形成と地方創生を実現することを目指す取組です。 - (注釈3):世界中の眠りに悩む人々への睡眠計測検査サービス事業
一般医療機関や睡眠に悩む一般ユーザーへ睡眠検査サービスを提供することを目標に、誰でも家庭で容易に使用できる完全自動の高速・高精度睡眠計測システムとして、ヒト脳波自動解析プログラム及び脳波測定デバイスの開発を進めています。
(注釈1)・(注釈2)・(注釈3)の詳細は、関連情報をご参照ください。
添付ファイル
睡眠ドックのご案内(筑波大学附属病院) (PDFファイル: 840.6KB)
関連情報
一般社団法人つくばグローバル・イノベーション推進機構 地域イノベーション・エコシステム形成プログラム(外部リンク)
この記事に関するお問い合わせ先
政策イノベーション部 科学技術戦略課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7640
更新日:2023年03月01日