生物多様性について

更新日:2026年05月01日

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生物多様性とは

地球上では、生命が誕生して以来、様々な環境に合わせて生きものが進化し、現在知られているだけでも約 175 万種もの生きものがいることがわかっています。発見されていない種も含めると、870 万種とも 3,000 万種とも言われる種が存在すると推定されています。

これらの種は、虫が花の花粉を運ぶような助け合う関係や、鳥が虫を食べるような捕食-被食関係、同じ場所に生える様々な植物が光を求める競争関係など、生きもの同士が互いに関係し合いながら生きています。

生物多様性には、多種多様な生きものがいるという「種の多様性」だけでなく、 森林や湿地、河川などの様々なタイプの生態系があるという「生態系の多様性」や 同じ種類の生きものの中でも様々な遺伝子があるという「遺伝子の多様性」があるとされています。

 

生物多様性3つのレベル

生物多様性から得られる“自然の恵み”

私たちは日々、生物多様性から様々な“自然の恵み”を受けており、この生物多様性からの恵みを“生態系サービス”と言います。私たちの暮らしは食料や水の供給、気候の安定など、生物多様性を基盤とする生態系から得られる恵みによって支えられており、生態系サービスは「供給サービス」、「調整サービス」、「生息・生育地サービス」、「文化的サービス」の4つに分類されます。

生態系サービス

生態系サービスの分類
出典:環境省(2013)平成25年版環境・循環型社会・生物多様性白書

危機にさらされている生物多様性

過去にも自然現象などの影響により大量絶滅が起きていますが、現在は第6の大量絶滅と呼ばれています。人間活動による影響が主な要因で、地球上の種の絶滅のスピードは自然状態の約 100 倍~1,000 倍にも達し、たくさんの生きものたちが絶滅の危機に瀕しています。

現在、日本の生物多様性は4つの危機にさらされていると言われています。

  • 【第1の危機】「開発など人間活動による危機」
    開発を含む土地と海の利用の変化や乱獲といった生物の直接採取など、人が引き起こす生物多様性への負の影響のことです。
     
  • 【第2の危機】「自然に対する働きかけの縮小による危機」
    自然に対する人間の働きかけが縮小・撤退することで、里地里山の薪炭林や農用林、採草地などの生きものの生息地としての機能が減少してしまい、生物多様性が損なわれることをいいます。
     
  • 【第3の危機】「人間により持ち込まれたものによる危機」
    外来種の侵入や化学物質による汚染など、人間が持ち込んだものによる生物多様性への負の影響です。
     
  • 【第4の危機】「地球環境の変化による危機」
    地球温暖化や降水量の変化などの気候変動、海洋の酸性化など地球環境の変化による生物多様性への負の影響です。

ネイチャーポジティブに向けて

現在、地球上ではかつてない速さで自然が消失・劣化し、生物多様性が失われています。自然が消失・劣化していく傾向を止め、さらに回復させていくネイチャーポジティブ(自然再興)に向けた取組が国内外で進められています。

ネイチャーポジティブの説明

今すぐできること

生物多様性を守るには、市民一人ひとりの行動が不可欠です。私たちの暮らしを支える自然の豊かな恵みを未来につなげていくために、皆様のご協力をお願いいたします。

日々の生活の中で、まずは無理なく取り組めることから始めてみませんか?

この記事に関するお問い合わせ先

生活環境部 生物多様性推進室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7643

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