平沢官衙遺跡実物大復元建物 再整備工事
平沢官衙遺跡は、古代(奈良・平安時代)の常陸国筑波郡の郡役所跡と想定される遺跡で、昭和55年に国の史跡指定を受けました。校倉、土倉、板倉の3棟の高床倉庫を復元して古代空間を再現しています。令和3年度に再整備に関する計画を策定し、再整備工事を順次実施します。
再整備工事前の平沢官衙遺跡立体復元建物(令和4年度の様子)
令和8年度環境再整備工事について
遺跡の状況を分かりやすく伝えるため、柱表示の設置などを行なう環境再整備工事を実施しています。
令和9年3月12日(予定)まで、下図赤色範囲が立入禁止となります。

令和8年度環境再整備工事立入禁止範囲 (PDFファイル: 207.4KB)
工事に関する詳細については、つくば市ホームページで引き続きお知らせしてまいります。
令和7年度工事の様子
校倉・土倉の工事が終了&環境整備工事が始まっています!(2025.11.27)
暑い夏も、紅葉の季節もあっという間に過ぎ…
お待たせしました。2棟の建物の工事が終わりました!

夏から秋の間には、上の写真のように3棟の建物に足場がかかっていたため全貌を見ることができませんでしたが、土倉(中央)と校倉(右)がきれいになりました!

こちらの2棟は、ホームページや広報でもお伝えしているとおり、昨年2024年度に屋根の葺き替え工事を行なっていますが、今年度は洗浄や防腐剤塗布などの細かい工事を行ないました。ぜひ現地で、建物の近くまで寄ってご覧ください!
約20年間、市民の皆様に親しんでいただいた復元建物を、今後もずっと未来へつないでいけるように、これからもよろしくお願いいたします!
板倉の工事はまだまだ実施中です。工事内容を公開するイベントも予定していますので、お楽しみに!
さて、ひろばの中では他にも工事が…?

今年度は、環境再整備工事も実施しています。
皆さんは、ひろばの中でこういったものを見たことはありませんか?

これらは平沢官衙遺跡にあった柱表示の遺構です。
現在は3棟の建物が復元されていますが、奈良・平安時代の建物の遺構は50以上も見つかっていて、こちらの竹筒などは柱の位置を復元したものになります!
かつては木で柱の位置を表示していましたが、経年劣化や腐食により、このような簡易なものになってしまいました…
今年度は、こちらの柱表示復元も実施中です!

今後の平沢官衙遺跡再整備工事の様子もお楽しみに!
今年度工事が始まります!(2025.7.29)
暑い日が続きますが、平沢官衙遺跡へはちびっ子博士やサイクリングで多くの方に訪れていただいております。
さて、そんな中、いよいよ令和7年度工事が始まりました!

今年度は、板倉(向かって左)のほか、土倉(中央)・校倉(右)の雑工事と、さらに柱表示の工事を行ないます。

早速、板倉の屋根を近くで見てみたところ…

こんなにボロボロになっていました!
こちらの写真は屋根の東側ですが、西側も同様でした。
長い年月を風雨に耐えてくれたことがわかります…
こちらの屋根の榑板(くれいた)には、校倉の屋根に利用されていた部材も一部加工して再利用します。SDGsですね!

板倉の足場からは、昨年・一昨年度で工事した、土倉と校倉も見えました。
ここから年度末まで半年以上、板倉に足場がかかりますが、3棟の建物がきれいな姿でお目見えするのが今からたのしみですね!
令和6年度工事の様子
工事が無事終了!(2025.4.11)
令和6年度は、土倉(写真中央)北側及び校倉(写真右側)の屋根葺き替え工事を行いました!
約半年間、足場がかかっていた2棟の建物も、きれいになってお披露目されました。
再整備工事へのご理解・ご協力をいただき、ありがとうございます。

大池公園から見る平沢官衙遺跡
大池公園の桜が満開となった4月上旬は、平沢官衙遺跡へも多くの方にお立ち寄りいただきました。
「建物、きれいになったね!」とお声がけいただいたほか、桜と遺跡の風情ある景色を楽しんでいただきました。
再整備工事公開イベントを実施しました!(2024.12.7)
令和6年12月7日、再整備工事の公開を実施しました!
冬の晴れた日は、平沢官衙遺跡から富士山が見られることがあります。この日も遠くに富士山が見え、とても天気に恵まれた1日でした。

まずは、昨年も好評だった茅こしらえ(刈った茅を実際に使用できるよう整えること)体験の様子です。
みなさん初めは少し手間取った様子でしたが、慣れるとスピードもアップ!
ご家族やご友人と協力して、多くのこしらえができた方もいらっしゃいました。
手前は茅職人の道具です
今年度は、昨年度に刈ったものに加え、新たに購入した茅を使用しています。
左の写真の向かって左側が、市内にある高エネルギー加速器研究機構の茅、左から2番目が群馬県みなかみ町の茅です。
左から3・4・5番目は、日本有数の茅場として知られる静岡県御殿場市の茅です。
これらは「ススキ」で、「ヤマガヤ」と呼ばれることもあります。
向かって右側の少し背の低い茅は、霞ケ浦でとれる「カモノハシ」という水辺の植物です。こちらは「シマガヤ」と呼ばれたりもします。
並べてみると、「茅」と言ってもずいぶん違いがあることがわかりますね。
昨年度と同様、多くの方々のご協力をいただいたおかげで、事業が進められています。

また、小屋組み(屋根を支える骨組み)の結び方も体験しました。
大きな屋根を支えるため、何か所もしっかりと結びます。この結び方は、アウトドアなどでも役に立ちそうです!


見学会では、職人が土倉の屋根を葺いている様子や、校倉の工事状況について、参加者の皆さんは間近で見る屋根の迫力に驚きつつも、「今しか見られない」状況をじっくりと見学されていました。
工事の様子を知ることにより、また新たな視点から遺跡を見ることができそうです。
令和5年度工事の様子
土倉の茅葺屋根を葺き替えました!
令和5年度は、土倉南側の茅屋根の葺替え工事を実施しました。葺いてある茅を撤去して、小屋組みの竹を確認・交換して結びなおし、使用できる茅は再利用しながら、新たな茅と合わせて葺き替える工事です。
工事前の土倉の屋根は、長い間風雨にさらされたり、鳥などの被害によってボロボロとなり、雨漏りの原因となっていました。令和5年11月より足場がかけられ、工事が進められました。
葺替えに使用する茅は、高エネルギー加速器研究機構や、群馬県みなかみ町から、多くの方の協力を得て調達しました。

令和6年2月には、茅こしらえ体験及び見学会を実施しました。参加者の方々は、間近で見る屋根の大きさや、職人さんによる説明など、興味深く体験・見学されました。

多くの方々のご協力をいただき、無事に土倉の南側が葺き替えられました。
きれいになった土倉の屋根をぜひ、現地でご覧ください!
この記事に関するお問い合わせ先
教育局 文化財課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7637
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更新日:2026年11月05日