洞峰公園の無償譲渡に関してよくいただくご質問について

更新日:2023年11月10日

ページID: 17215

洞峰公園は、筑波研究学園都市の建設が開始された時期である1980年に「新都市のシンボル空間」として建設されました。当時の公園・緑地の計画設計方針では、

  1. 既存樹林・樹木を可能な限り保全し公園の施設として活用する。
  2. 郷土樹種を優先的に利用し、地域の自然環境に調和するように配置する。
  3. 現況の地形をできる限り生かしかつ表土の保全活用を図ることとする。

という様々な考慮がなされ、つくばを南北に縦断するペデストリアンデッキ沿いの研究機関や住宅地の緑と合わせて面的な豊かな緑が整備されました。

その整備以来、洞峰公園は、ゆっくりと散歩や運動を楽しむ場であると同時に、豊かな自然を味わい憩う場として、また多様な動植物の生息拠点として維持発展してきました。当初から目指されていた研究学園都市の「グリーン軸」として、都市部にありながら、多くの自然が残されている貴重な環境資産となっています。

茨城県が洞峰公園で実施しようとしていたパークPFI事業に対して、市民及び利用者の皆様から懸念する声が数多く寄せられました。つくば市としては、現在のみならず未来への貴重な環境資産として公園環境を守ることが、つくば市の持続可能なまちづくりの基本理念に合致するものと考え、茨城県から洞峰公園を無償譲渡による移管を受ける方針としています。

その市の方針に対して、皆様のご意見を広く募集するため、つくば市がアンケートを実施するものです。

回答にあたっては、無償譲渡の説明会で行った説明やこれまで市民のみなさまや記者会見で寄せられたご意見やご質問をQ&A形式でまとめましたので、ご確認された後にご回答いただければ幸いです。

Q1

洞峰公園はどのような位置づけの公園なのか。

A1

都市公園法の位置づけでは、公園の近隣住民だけでなく、つくば市全域を対象として、休息・鑑賞・散歩・遊戯・運動等、総合的な利用を目的とした「総合公園」です。

洞峰公園には、スポーツレクリエーションの場としての多様なスポーツ施設(アリーナ、プール、テニスコート、多目的広場)、子どもがのびのびと遊ぶことができる遊具広場などの動的な部分と、明るく広がりのある景観の洞峰沼をはじめとして、多種多様の野鳥が生息し、貴重植物なども自生している自然環境も備えた部分があります。

Q2

茨城県が洞峰公園をいままで通りの公園環境として管理できないのか。

A2

茨城県と協議を重ねてきた結果、茨城県としては、洞峰公園は、「茨城県が実施しようとしたパークPFI事業での収益により維持管理費を捻出するか」、「つくば市が無償譲渡を受けるか」のいずれかと考えていることから、茨城県が洞峰公園をいままでの公園環境として維持していくことは難しいとの回答があります。市の説明会に同席した茨城県からも、あらためて同様の回答がありました。

Q3

洞峰公園の建築物(体育館-プール棟、新都市記念館、フィールドハウス)は古いが、その管理についてどのように考えているのか。

A3

体育館-プール棟と新都市記念館は昭和55年建築、フィールドハウスは昭和54年建築(平成17年改築)です。

建築物の耐用年数については、「茨城県県有建築物長寿命化実施基準」、「つくば市学校施設長寿命化計画」を参考に施設の長寿命化を図ることにより、建替え等は行わずに目標使用年数を80年としています。

また、建築物(体育館-プール棟、新都市記念館、フィールハウス)及び設備については、つくば市と茨城県で専門業者の調査を行いました。同時に、現在洞峰公園を維持管理している事業者の点検も行いました。その調査結果を踏まえ、故障等で公園の利用者に不具合が生じている部分については、茨城県が事前に修繕してから市に移管する予定です。

Q4

洞峰公園の維持管理費の想定額はどの程度を見込んでいるのか。

A4

現在の利用者サービスの低下とならないようにするための想定額は、最大で1億5,119万円を見込んでいます。

【支出】:3億7,947万円 【収入】:2億2,828万円

ただし、現状としての想定額となるため、維持管理方法の見直しやコロナが収束してきたことによる収入増なども予想されます。

また、洞峰公園のプールの一部を周辺の学校のプールとして利用することができれば、学校プールの大規模修繕費(1校あたり5,000万円から1億円)などを軽減することができると想定され、周辺の小中学校7校で利用した場合は、スクールバスの運行費を入れても年間で2,300万円〜3,700万円ほどの削減効果があると考えています。

Q5

1.5億円の負担は財政の負担ではないのか。

A5

市の予算は金額の大小に関わらず、必要性を考慮して配分します。市の今年度当初予算(一般会計)は約1,085億円ですが、今回の洞峰公園の維持管理費等については、長期的な財政状況を考慮しても支出できる範囲であり、公園と自然環境を守る投資という視点から、必要なものと考えています。

Q6

洞峰公園の建築物(体育館-プール棟、新都市記念館、フィールドハウス)の維持管理をどのように考えているのか。

A6

施設の長寿命化を図ることにより、建築物の耐用年数については、建て替え等は行わず目標使用年数を80年としています。* 国庫補助金(2分の1が国の支出)を活用しながら施設の長寿命化を進め、施設修繕費の年額としては、3,500万円程度を想定しています。

*茨城県県有建築物長寿命化実施基準、つくば市学校施設長寿命化計画を参考

Q7

つくば市の他の公園等施設の管理に課題があるが、年間維持管理はいくらくらいで行っているのか。

A7
  • 公園全体の維持管理費 11億7,153万円(当初予算額)
  • さくら運動公園(野球場・テニスコート・体育館) 約6,130万円
  • 茎崎運動公園(野球場・テニスコート・多目的広場) 約7,026万円
  • つくばウェルネスパーク(ヘルスプラザ・フットボールスタジアム・スポーツフィールド)約7,500万円

等です。ベンチの破損等の修繕が必要な施設について確認ができ次第修繕を進めていますが、来年度予算でも各地の公園の点検を進めてスピード感を持った修繕を進めていく予定です。

Q8

洞峰公園の自然について、どのような考えをもっているか。

A8

当初から都市のグリーン軸として、環境に配慮した形で整備された貴重な自然だと認識しています。また公園の建設後は多くのボランティアによって、動植物の植生の記録も残されていて、生物多様性を学ぶ材料としても非常に稀有な場所です。市しては、先人たちが守ってきた洞峰公園の豊かな自然は大切な環境資産であり、その大切な資産を壊すことなく、未来の世代に継承して発展させていくべきと考えており、そのような意見が数多く市に寄せられています。

Q9

洞峰公園の管理について、民間(パークPFI事業の実施など)に任せれば良いのではないのか。

A9

今回、茨城県が実施しようとした、パークPFI事業での公園改修は、24時間の利用となり洞峰公園の自然環境や生態系、そして市民利用にも多くの影響を与えるものだったと考えています。多くの利用者の皆様から、洞峰公園の自然環境に対する懸念及び豊かな自然環境を守って欲しい、安全に子どもたちが遊べる環境を守って欲しいとの声が寄せられました。市としては、これまで通り洞峰公園の豊かな自然環境と生態系、そして市民がそれぞれの形で安心して過ごせる環境を守る必要があると考えています。

Q10

洞峰公園の今後の管理方法をどのような形で考えていくのか。

A10

協議会を設置していく予定です。行政だけでなく、洞峰公園で様々な活動をしている団体、利用者、地域住民、学識経験者等、多様なメンバーで現在の自然環境の保全や維持管理方法等を議論していく場としたいと考えています。

Q11

洞峰公園の活用方法はどのようなものが考えられますか。

A11

協議会で活用を考えることが基本ですが、大きな方向性としては今の洞峰公園の豊かな自然環境を利用し、身近に体験できる貴重な学びの場及び誰もが安全で使いやすい場の提供が考えられます。また、プールや体育館の空き時間等に学校授業への活用などの検討をすることができるとも考えられます。

Q12

学校の授業でプールを使うと先生の負担が大変になるのではないか。

A12

自校以外のプールを使用する場合、バスでの移動に伴う負担は生じますが、自校プールの清掃や管理の必要がなくなることや、全天候型の施設を利用することで、授業の中止がなく、予定どおりに進められることから、教員の負担はより軽減されると考えています。

Q13

県議会は無償譲渡を認めるのか。

A13

茨城県議会が設置した「県有施設・県出資団体等調査特別委員会」において県有施設の今後の在り方等について調査・検討が行われ、9月25日の委員会でつくば市への無償譲渡が妥当であるとの結論が出されました。

Q14

茨城県の2016年に出した洞峰公園の調査では高額の更新費がかかると聞いたが問題ないのか。

A14

茨城県は2016年に洞峰公園の健全度調査を実施しています。この中で、2024年度以降に掛かる費用として補修費用が約2.1億円、更新費用が約31.2億円とされていました。ただし、これは県が県営施設全体の長寿命化計画の指針を更新した2017年より前の2016年に示されたもので、施設の目標使用年数は50年から56年という前提でした。現在の県の指針では鉄骨構造の建物は最低80年使用することとなっています。

この基準に合わせて、市でも躯体の解体等はせずに、洞峰公園の各施設については説明会等でもご説明した通り、80年以上の使用とするために年間3,500万円の修繕費で施設の維持を図ることを計画しています。

なお、公共施設は当初予定された更新時期を超えても、実際の状況を見ながら修繕で対応していくことが多くあります。一例として、今回の茨城県のパークPFIの当初の計画ではフィールドハウスを解体して再建築する予算が計上されていましたが、県と市と専門家による現地調査を実施したところ、更新の必要はなく、軽微な修繕で利用可能という結果が出ています。このように、定期的に建物の状況の調査を行い適宜修繕しながら、長期的に施設を利用していきます。

Q&Aは以上です。なお、説明会ではより詳細に数多くのご意見があり、市としての回答も行っています。議事録についてもご参照の上、アンケートにご協力していただきますようよろしくお願いいたします。

この記事に関するお問い合わせ先

建設部 公園・施設課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7596

お問い合わせは専用フォームをご利用ください。