新型コロナウイルスワクチンの副反応疑い報告及び予防接種健康被害救済制度
新型コロナウイルスワクチンの副反応
・主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、本ワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談してください。
・ ごく稀ではあるものの、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
・ ごく稀ではあるものの、mRNA ワクチン接種後にギラン・バレ症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
新型コロナウイルスワクチンの副反応疑い報告について
厚生労働省では、ワクチンの接種後に生じうる副反応を疑う事例について、医療機関に報告を求め、収集しています。
副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。
【厚生労働省】厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)(外部リンク)
つくば市での新型コロナウイルスワクチン接種による予防接種後副反応疑い報告について
件数及び主な副反応の症状(令和7年4月1日現在)
【件数】60件
【主な副反応の症状】頭痛・発熱・悪寒・動悸・めまい・しびれ・じんましん等
副反応疑い報告は、保護者等が市町村を通じて報告することもできます。詳しくは、以下のリンク「【厚生労働省】予防接種法に基づく医師等の報告のお願い」にて【その他】の項目をご確認いただき、健康増進課までお問合せください。
【厚生労働省】予防接種法に基づく医師等の報告のお願い(外部リンク)
また、保護者等が直接、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ副作用報告を行う制度も運用されています。ウェブサイトから報告ができますので、合わせてご確認ください。
予防接種健康被害救済制度について
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
新型コロナウイルスワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。
詳細は、以下の「予防接種健康被害救済制度」をご参照ください。
【厚生労働省】予防接種健康被害救済制度について(外部リンク)
注意事項
- 健康被害救済制度は、申請書類の確認や申請された事例に対する健康被害調査委員会等の開催が必要なため、認定されるまでに期間を要します。
- 申請に係る各種書類等資料の取得費用は、自己負担となります。また、申請後、追加資料の提出等が必要になる可能性があります。この場合も追加資料の取得費用は自己負担となります。
令和6年4月以降における「予防接種健康被害救済制度」の変更点

【厚生労働省】情報提供資料
この記事に関するお問い合わせ先
保健部 健康増進課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7535
更新日:2025年04月01日