五十嵐市長が「ハイレベルフォーラム2026」の招待を受け現地参加し、つくばの魅力を発信しました。
ハイレベルフォーラムとは
フランス・グルノーブル市に所在する研究開発拠点 「GIANT(Grenoble Innovation for Advance New Technologies)」が主催する国際会議です。
今回のメインテーマは、「研究から現実へ ~大変革におけるイノベーション~」です。
From Research to Reality -Innovating in a World of Great Change-
2012年から毎年開催しており、これまでに歴代市長や、つくば市内の大学・研究機関の役員が出席しています。世界各地の 科学技術都市に立地する研究機関、大学、企業等の要人が一堂に会し、研究開発をもとに新たな技術や製品、サ ービス、産業等を生み出すイノベーション創出の場(イノベーションエコシステム)をテーマとして、世界各地での成功事例の検証や、共通の課題点の解決に向けた議論を行っております。
参加目的
フランス・グルノーブル市で開催される国際会議「ハイレベルフォーラム」に招待されました。「つくばエコシステムの最新動向」というテーマで登壇しました。現地にて参加することにより、つくばの魅力を世界に発信し、各国の科学技術都市に立地する行政、大学、研究機関、企業等の要人に、市の研究力の高さやスーパーサイエンスシティ構想の状況について発信し、つくば市の認知度向上や社会課題解決に向けた情報の共有ができました。
場所
フランス・グルノーブル市
・フランスのアルプス地方を代表する中心都市。標高300メートルほどの盆地に位置し、周囲を高峰に囲まれた風景。
・市中心部には1987年に開業したトラム(路面電車)が主要交通網として張り巡らされており、開業当時から増線し現在は5路線、82停留所。トラムが優先かつ1車線のため自動車利用者はいるが交通量はつくば市に比べて圧倒的に少ない。
・都市機能が整いながらも自然との距離が近く、フランスの中でも特に「暮らしと自然が共存する街」でつくば市に類似。
・科学技術の研究拠点が集まり、大学や研究所が街の中心に点在、知の都としても知られています。在住日本人も多く、留学や研究で滞在する人々にとっても安心感のある環境。芸術と学問、自然が三位一体となった地方都市。
・つくば市とグルノーブル市の研究機関や大学間の相互交流をきっかけに、2013年に姉妹都市協定を締結しています。
・また、つくば市とグルノーブル市は、さらなる持続可能な発展及び科学技術の社会還元のため、グルノーブル都市共同体を加えた三者で2020年7月31日に連携合意書を締結しています。
主催
GIANT(Grenoble Innovation for Advanced New Technologies)
フランス・グルノーブルのイノベーション拠点(産業地域)のこと。
キャンパスは250ヘクタールの広さ。2つの研究所(CEA・CNRS)、3つの国際的研究インフラ(ESRF,EMBL,Neutrons)、3つの主要大学の合計8つの機関が集まる。官民合わせて3万人の研究スタッフ、63000人以上の学生が在籍、10000人の留学生がいます。有効特許数1万件、年間5万件の科学出版物、経済効果は41億ユーロといわれています。
会場
主会場:Maison MINATEC Congress center(グルノーブル市内)
会議スケジュール
◎2/2(月曜日)DAY1 13:30-17:30
・Learning Expedition Visit1に参加
◎2/3(火曜日)DAY2
・9:00~開会式
・10:00~グルノーブル・アルプス大都市圏議長(President of Grenoble-Alpes Metropoleである、Dr. Christophe Ferrari氏の提案による市長との面会
・11:20~セッション1「予測不可能な混乱への対応~研究からサプライチェーンの構築まで~
・14:00~セッション2「技術の混乱と新たな日常」
・15:30~セッション3「大変革におけるイノベーションツール」
・16:55~Fact Checking #2 AI
・17:25~市長による登壇「つくばエコシステムの最新動向」
参加国・参加人数
27か国。内訳は、北米2か国、アフリカ・中東3か国、アジア6か国、欧州16か国。
約100名の海外代表団、スタートアップ向け国際ブートキャンプの参加者、GIANTイノベーションキャンパスの関係者、グルノーブル広域エコシステムのステークホルダー、VIPゲスト等、合計267人
主要メンバーはこちらで確認できます。
市長登壇内容の概要
つくばには、14,000以上の研究者、1000人の外国人研究者、8500人の博士号取得者、29の国等の研究機関があり「科学の街」です。研究者数の割合を見ても、これほど優れた人材が集積している場所は世界でも他に類を見ない上、筑波大学及び同大学と連携大学院で提携している機関の論文数を合わせると世界のトップ大学に凌駕します。
また「研究都市」を超え、スーパーシティへと進化を遂げています。つくばスマートシティ協議会の設立、市民ニーズに合わせて技術を生かす「ニーズ主導」のアプローチ、スタートアップ企業の支援と育成、テクノロジーを日常生活に実装し、社会課題の解決に取り組んでいます。
休日夜間デジタル急患センター、AIオンデマンド型タクシー、インターネット投票システム等、すでに社会実装した事例を紹介しました。
未来へのビジョン「世界のあしたが見えるまち」と揺るぎない理念「ともに創る」とともに、世界中で分断が広がっている中で、協調して課題解決に取り組むべきであり、ハイレベルフォーラムはそのような協調のビジョンを結晶化させるモデルとなると信じている、対話を重視しよりよい未来をともに創っていくことを提案し、登壇は終了しました。

登壇で使用したスライドはこちら (PDFファイル: 4.9MB)
登壇後の声
今回、世界中のイノベーション拠点が集まる中で、単独の自治体としてプレゼンの機会をもらったのはつくば市だけでした。プログラム構成上、質疑応答の時間は設けられませんでしたが、会議終了後、多くの参加者から声をかけられました。
(登壇後の参加者の反応)
「Tsukubaの名前はもちろん知っていたが、これほどの規模で知が密集しているとは知らなかった」
「スーパーシティのプロセスをどうやって市民と合意形成しているのか」
各国のイノベーション創出にかかわる関係者から具体的な手法への質問を数多くいただくなど、現地へ参加・登壇したことはつくばのプレゼンス向上にも大きく寄与できました。
その他参考
この記事に関するお問い合わせ先
政策イノベーション部 科学技術戦略課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7640
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更新日:2026年03月10日