「スーパーシティで『最も実現してほしい』サービスのインターネット投票」

実施期間は2025年2月20日~3月24日まで
つくば市は、「つくばスーパーサイエンスシティ構想」のもと、社会的課題の解決に向けて、革新的な技術やアイデアを社会実装する取り組みを積極的に進めています。現在、行政サービス、モビリティ、ヘルスケアの主に3分野で、具体的に実施する様々な施策のアイデアが挙がっており、これらに対する、つくば市民の皆さまの実際の声、ニーズを調査します。
スーパーシティで実施予定の施策案と回答方法
①から③の3つの分野で、それぞれAからCまで合計9つのアイデアが具体的に検討されています。これらの中で実現してほしいと思った事業を、それぞれ一つずつ選択してください。
インターネット投票の手順
投票全体の流れ
- マイナンバーカードと「署名用電子証明書」(6~16桁英数字)を用意します。
- ご自身のスマートフォンに「つくスマ」アプリをインストールし、お住まいの地区などを入力する「初期設定」を完了させます。
- ①から③の3分野において検討されている各事業内容を確認してください。
- ①から③の各分野ごとに「投票サイト」を3つ設置しています。
①から③どの分野からでも投票を開始できます。
各分野で、皆さんが「実現してほしい」と思うサービスを1つずつ選択し、「投票」ボタンを押します。 - マイナンバーカードの認証画面に移ります。画面の指示に従って認証を行い、投票完了です。①から③の各分野の回答で合計3回のマイナンバーカードの認証が必要となります。
- ①、②、③の回答を行ったら、調査は終了です。
投票画面の遷移
①投票サイトトップ画面で「投票を開始する」を押下
②最も実現してほしいサービスを選択します。
③投票確認画面で、投票が本人意思かを確認した後、「つくスマ」アプリへ移動
④マイナンバーカード認証画面で手続き方法を確認
⑤署名用電子証明書のパスワード(6~16文字)を入力
⑥マイナンバーカードを端末にかざして読み取りを開始
⑦認証手続きに問題がなければ、投票サイトに自動的に戻り、投票完了です。
対象となる方、調査の回答に必要なもの
投票時に、以下の条件を全て満たす方のみ投票ができます。
今回の調査の回答には「つくば市に住民票がある方」で「署名用電子証明書の機能を有しているマイナンバーカードがある方」を主な調査対象とさせていただいています。あらかじめご了承ください。
➀署名用電子証明書の機能を有しているマイナンバーカードを交付されている方
②署名用電子証明書につくば市内の住所が記載されている方
③マイナンバーカードを読み取れるスマートフォン、ICカードリーダーをお持ちの方
④つくばスマートアプリ「つくスマ」(android/iOS版)のインストールと初期設定
なぜ「マイナンバーカード」を使うのか
回答する方が、入力フォームなどに個人情報を入力することなく、また、つくば市側も個人情報の照会や取得に人間を介さずに本人確認を行うことができ、回答者と回答内容が紐付かない「投票の秘密」を厳守する仕組みを構築するためです。
スマートフォンがない方
マイナンバーカードが読み取れるスマートフォンをお持ちでない方は、つくば市科学技術戦略課の窓口(つくば市役所コミュニティ棟2階)で投票ができます。
つくば市科学技術戦略課「インターネット投票窓口」開設期間
2025年2月20日(木曜日)から3月24日(月曜日)の8:45〜16:30
ただし12:00〜13:00、土曜日、日曜日、祝日を除く
投票には、署名用電子証明書の機能を有したマイナンバーカードが必要となります。
ご不明な場合は、科学技術戦略課までお問い合わせください。
回答は、各分野の回答専用ページで行います。(今回の調査は、昨年実施したインターネット投票実証実験のマイナンバーカード認証機能を有するプラットフォームを流用している関係で、3分野の回答毎にマイナンバーカード認証が必要となります。ご不便をおかけしますが、ご了承ください)
① 行政サービス分野

インターネット投票の実現により、誰もが選挙に参加できる機会を拡大するほか、デジタル化により、「待たない・書かない・行かない」市役所を実現します。また、市民の声を集約し市政に反映するため、生成AIを活用して意見の整理や課題を分析し、市民ニーズに合ったまちづくりを目指します。
①‐A インターネット投票の実現

インターネットでいつでもどこからでも選挙の投票を
高齢者や障害者をはじめ、移動が困難であったり、代理投票を依頼するのが気が引けるなど、様々な理由で投票をあきらめざるを得ない人がいます。そうした人たちの利便性を良くするため、厳正な個人認証と高度なセキュリティを実装したインターネット投票の導入を目指します。
利用シーン:
・投票所まで移動が困難でも自宅等で投票できる
・視覚障害者は慣れたスマホで投票できる
様々な効果:
・24時間いつでも投票できるので、子育て、若年層等も利用しやすくなる
・すぐできるので、じっくり考える時間も生まれる
①‐B 行政窓口のデジタル化

『待たない・書かない・行かない』 市役所の実現
市役所の手続きをデジタル化することで、市役所に行かなくてもいい、紙の書類は書かなくてもいい、窓口で待たなくて済む行政サービスの充実を進めていきます。
利用シーン:
・オンラインによる申請や相談
・窓口でのデジタルツール活用(書かないワンストップ窓口)
・市民ニーズに合った情報を提供
様々な効果:
・市民の移動コスト等の削減、手続きのための時間確保も不要
・行政側は業務効率化、事務処理等のコスト低減
・非接触により感染症対策も
①‐C 生成AIによる市民の声見える化

生成AIを活用して様々な市民の声を集約し見える化
様々な市民の声を集約し市政に反映するため、生成AIを活用して意見の整理や課題の分析をする仕組みを整備します。市民が何を望んでいるのか、それに対し市側の考えや取組なども見える化し、市民ニーズに合ったまちづくりを目指します。
利用シーン:
・行政データの利活用と住民意見の収集を組み合わせることで、市民ニーズに合ったまちづくり
・議会の議事録等も見える化
様々な効果:
・地域と行政がお互いに情報と知恵を出し合って、これまで以上に強い信頼関係を築きながら、まちづくりを推進できる
・市役所内で部署横断的にデータを連携・利活用できる
② モビリティ分野

さまざまなモビリティをシェアできるサービス導入し、新たな交通サービスとして実装することで、自家用車に頼らずに、いつでも、どこにでも行ける社会の実現を目指します。また、都市のさまざまなデータを連携させ、自家用車による移動から公共交通機関の利用などへの転換を促します。
②‐A つくモビ(パーソナルモビリティのシェアリングサービス)

通勤・通学等の移動支援や快適なつくばのまち巡りを実現
つくばエクスプレスやバスなどの公共交通と連携した市民の新たな足として、通勤通学等で自宅からバス停や駅までの移動手段、まちなかを気軽に散策する「まちぶら」の移動手段などにご利用いただけます。
利用シーン:
・通勤通学等における自宅からバス停や駅までの移動手段として
・飲食店や商業施設へ立ち寄ったりまちを巡る移動手段として
様々な効果:
・移動手段の選択肢が増える
・主に高齢者や障害者、免許がない方などの移動手段となる
・楽しく快適にまち巡りができる
・まちの賑わい向上
②-B つくばスマートモビリティ

必要なとき、必要な場所へあらゆる移動手段を
バスやタクシー、つくチャリ、つくモビなどの市内のさまざまなモビリティサービスを連携し、市民一人一人に最適な移動手段をスマホなどで調べることができます。
利用シーン:
・自宅から目的地まで、最適な移動手段をスマホで調べることができる。
様々な効果:
・利用者の生活様式や、天気によって、最適な移動手段が提案される。
・目的地までの途中で、利用者ごとに興味のあるお店や行楽地が提案され、楽しく移動できる。
②‐C ハンズフリーチケッティング

公共交通をもっと便利に利用
手ぶらでの乗降判定や運賃決済など、スマートフォンとバス等の公共交通の連携機能の進化を図ります。また、複数の移動手段や移動先のサービスをシームレスにつなぐ「ハンズフリーチケッティング」により、様々な交通機関を介する場合の公共交通の利便性の向上、移動先となる医療機関や商業施設等との予約や決済の連携によって「移動」の新たな付加価値の創出を目指します。
利用シーン:
・荷物で手がふさがっていても、バスなどの公共交通をハンズフリーで乗り降りできる
・ご家族の移動の様子(予定のバスに乗ったかなど)を自宅から見守り
様々な効果:
・公共交通の利便性が向上して、自家用車に頼らず市内を移動しやすくなる
・取得した移動データを交通政策に反映し、より便利な公共交通を実現
③ ヘルスケア分野

遠隔医療により、在宅療養高齢者の健康管理を支援するほか、オンライン栄養指導と「健康な食」を提案することで、生活習慣病を予防し健康管理を支援します。また、治療やケアの望みなど、さまざまな情報をデジタル化し、医療福祉などに活用する環境を整備します。
③‐A オンライン在宅療養支援

いつでも医師とつながる安心在宅療養を
休日夜間、在宅療養患者の体調不良時に、訪問看護事業所の看護師がIT機器や遠隔医療機器、処方薬を携行訪問し、オンライン診療を補助して医師に繋げます。医療施設から事前に処方薬を預かり、当該オンライン診療で医師が処方した場合にのみ、オンライン服薬指導による説明後、投薬が受けられます。
利用シーン:
・看護師がオンライン診療をサポートし、在宅療養中高齢者の体調不良時の支援が受けられる。
・医師の指示に基づいた迅速な処置が受けられる。
様々な効果:
・休日夜間でも、在宅療養での医療相談また診療による処置が受けやすくなる。
・救急搬送とならず、安心できる自宅での治療が受けやすくなる。
③‐B 「食」の提案生活習慣病予防支援

続けられる「私」の栄養管理を手元に
生活習慣病を主病とした治療をされる方または治療中の方に、オンラインでどこでも栄養指導が受けられます。食事、運動、服薬等の日常の健康記録をアプリで管理でき、食習慣改善のサポートとして、食習慣の中の食事を主病に応じた調理品やレシピが提案され、バランスの良い食事を摂る習慣改善に繋げます。
利用シーン:
・健康管理アプリとオンライン通話を組合せた栄養指導が受けられる。
・指導と合わせて、食のニーズに応じた「食事」提案が受けられる。
様々な効果:
・栄養指導だけでなく、食習慣に合わせた「バランス弁当・一品料理等」の調理品の提案を受けることにより、バランスを意識した食事の実践及び継続ができる。
③-C「もしもの時」を支える情報連携

もしもの時に「私」の医療やケアの意思をデジタルでつなぐ安心の備えを
いつ、大きな病気やケガがあるかわからない「もしもの時」。「私」の大切なこと、医療やケア等の意思等を、適切に繋げるための備えをサポート。常日頃から信頼できる人といつでも意思を話し合い、「私」の情報をデジタル管理できるサービスが受けられます。
利用シーン:
・もしもの時に「私」の医療やケアの意思を信頼できる人に繋げ、備える。
・人生の段階に応じて変化する意思をいつでも集約できる。
様々な効果:
・人生の段階に応じた断片的な意思を集約し、意思決定に活用できる。
・緊急時に、「私」の意思をつなげ、希望する医療やケアが受けられる。
今回の調査では、分野と事業が多いことから、①、②、③全ての分野の回答を必須条件としてはおりません。ですが、できるだけ3分野の事業アイデアについてお知りいただき、ご意見をいただければ幸いです。
皆さまの回答内容はもちろん、マイナンバーカードを用いて本人確認を行い、回答していただくプロセス全体が、つくばスーパーサイエンスシティ構想における「公職選挙におけるインターネット投票」の実現に向けて重要な実証事業となります。
「インターネット投票」と同じような仕組みを実際に体験することで、より身近に感じていただきたいと考えています。ぜひ、ご参加ください。
この記事に関するお問い合わせ先
政策イノベーション部 科学技術戦略課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7640
更新日:2025年02月20日