つくば市長公式ブログ2023年10月

更新日:2023年12月08日

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2023年10月

10月24日【フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官がつくば来訪】

グランディ氏と会談する市長

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の名前は、日本では緒方貞子さんがグランディ氏の3代前に高等弁務官として活躍されたことで知られています(前任者は現在の国連事務総長のグテーレス氏)。世界約135カ国で約12,000人の職員が、難民の保護や支援のために、リスクを背負いながら働いています。
つくばに住んでいると、難民という問題を感じる機会は多くないかと思います。しかし、実際には、様々な事情で自国に住むことができなくなり避難してきた人が住んでいます。安全に関わることなので詳細を公表していないケースもあります。今回のグランディ氏の訪問の際も、そのような背景を持ち日本に避難してきた青少年と意見交換し、その後は筑波大学で世界各国の学生との意見交換を行いました。世界中で支援にあたってきたグランディ氏の若者へのメッセージはとても力強く参加者に響いていたと思います。
「在任中の8年でも今が最も難しい状況」とグランディ氏が話していましたが、ミャンマー、南スーダン、アフガニスタン、ウクライナ、そしてガザと、各地で失われてはいけない命が奪われています。もう10年ほど前になると思いますが、幸運にも緒方貞子さんとの食事会にお招きいただいたことがあります。緒方さんは、「国際機関による人道支援はもちろん大切だが、政治の役割も同様に大切」とおっしゃっていました。
UNHCRによれば、世界の難民と国内避難民の大多数は、難民キャンプではなく都市部で生活しているとのことです。難民問題は決して遠い外国で起きている悲劇ではなく、私たちが暮らすコミュニティに密接に関係があるのだという認識を、行政として地域の皆さんと共有していきたいと思います。

10月1日【4年ぶりのガマレース!】

カエルの被り物をして走るこどもたち

伝統ある筑波山ガマ祭りで、4年ぶりにガマレースが行われました!
老若男女がカエルの被り物をして門前通りを真剣に疾走する様子は何度見ても微笑ましいものです。

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