つくば市長公式ブログ2023年9月

更新日:2023年11月01日

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2023年9月

9月30日【頽廃の 都塵を払い 筑波嶺の 麓に生きむ】

筑波大学の創基151年・開学50年で一連の行事に参加しました。セレモニーで学生歌の『常陸野の』を久しぶりに聴きました。特に2番の歌詞が好きです。

頽廃の 都塵を払い 筑波嶺の 麓に生きむ
東西の 文化あつめて 創造の 火をいまここに

今聴いてもまったく古さがない。むしろ現代のことを歌っているかのような歌詞に込められた先人たちの思いを受け、あらためて研究学園都市の使命とは何かを考えます。
市長就任時に元学長の江崎玲於奈先生から「筑波大学とよく連携してやってほしい」とお言葉をいただいていました。その意味で、少し前にある先生から「開学以来今ほど筑波大学とつくば市の距離が近く連携できていることはない」と言われたことはうれしかったです。実際に、多くの分野で先生方からアドバイスを頂いたり、一緒に事業を行っています。
類まれなリーダーシップで筑波大学の地位を国内外で高めている永田学長は建学の理念で残された課題を「固定化された社会の変革」とし、次の50年のヴィジョンを示された上で、「つくばにある大学」としての取組を進めたいと力強く宣言してくださりました。
この関係を、もっと深めながら、次の50年もともに歩んでいきたいと思います。
『常陸野の』はYouTubeでお聴きいただけますので、ぜひ聴いてみてください。

9月21日【世界アルツハイマーデー】

認知症の人と家族の会のみなさんと市長

9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。日本各地でオレンジ色のライトアップをして中継のリレーをする認知症啓発イベント「Live!ライトアップ2023」で、つくばエキスポセンターのH-Ⅱロケットがオレンジ色に輝きました。
市では今、認知症の人に何かを「してあげる」のではなく、認知症を正しく理解し共に生きる「共生社会」の実現を目指した「For からWithへ」というテーマで、認知症の人と家族の会のみなさんや多くの関係者ともに取組を行っています。ガイドブックも発行していますので、「まだ自分には関係ないかな」と思う方こそぜひ一度お目通しください。

9月4日【驚異の応諾率!気候市民会議開催】

会議で談笑する市長

第1回気候市民会議つくば2023を開催しました。
国連のグテーレス事務総長が「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘を鳴らし、「異常気象がニューノーマルになりつつある」と危機感を示したとおり、対策は待ったなしの状況です。その対策には専門家や行政が考える取組だけでは不十分で、市民が考える市民目線の取組こそが重要となります。
そこで、多くの市民の対話による「気候市民会議」を開催し、提言をまとめてもらうことにしました。このような気候市民会議は全国的に実施されています。通常は、無作為抽出で数千名に手紙を送り、「会議に参加してもいいよ」という方を集め、その中から住まいや年代のバランスを考慮してメンバーを決めます。
この「参加してもいいよ」という意思表示の割合を応諾率というのですが、各自治体でやっている数字を聞くとおよそ2.5%くらいとのことでした。つくば市はもうちょっと高いといいと思っていましたが、結果は驚きの11.38%。つくば市民の環境への意識が示された数字はとても心強く思います。
当日は国立環境研の江守先生、増井先生、担当課係長から話題提供を踏まえた意見交換と質疑がありました。6回の会議を通して「つくば市民の、つくば市民による、つくば市民と地球のための提言書」をいただけることを、とても楽しみにしています。

9月1日【災害への備えを】

机の下に避難する市長と総務部長

関東大震災から100年が経ちました。今年も9月1日「防災の日」にシェイクアウト訓練を行いました。
右奥で頭を保護しているのが私、手前の総務部長は危機管理監のアドバイスをもとに、机がぐらついて移動しないように押さえています。揺れで移動しそうなものの下にいる際に有効ですので、参考にしてください。
訓練には、今年も4万2千人以上の市民が参加をしてくれました。災害対策に重要なのは日頃の備えです。つくば市では専門家のご助言のもと、各種災害への備えをまとめたページをご用意していますので、ご家族や大切な人とあらためてご確認いただければと思います。

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