つくば市長公式ブログ2022年12月

つくば市長公式ブログ2022年12月

年末の風物詩「つくばで第九」を3年振りに開催しました！合唱指揮者の粟飯原先生から、公演冒頭で少しだけお話を伺いましたが、分断や対立が深まる世界で第九が持つ今日的な意味、そして、音楽や芸術の普遍的な価値を改めて確認することができました。

合唱団の皆さんは、短い練習期間にも関わらず、素晴らしい歌声を響かせてくださいました。オーケストラもすごくよかったです。運営委員の皆さんのご尽力に感謝します。3年振りのフロイデを堪能しました。

まちづくりの手腕で全国をリードする流山市長の井崎義治様のお父上、故 井崎昭治氏が制作された絵画作品『筑波の春』を、井崎義治様からつくば市に寄贈していただきました。「心象の画家」と呼ばれる井崎昭治氏の絵画は、幻想的な作風で観る人を惹きつけますが、今回寄贈いただいた作品は、その作風を発揮しつつ、氏の作品の中でも希少な風景画で、筑波山とその自然が豊かな色彩でみごとに表現されています。できるだけ多くの皆さんにご覧いただきたいので、年内の市役所本庁舎の展示を終えても、機会をみて別の場所で展示できればと思います。井崎市長、ありがとうございました。

職員の提案で、「シニア世代の生きがい発見情報誌 ツクバネ！」を作成しました。高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で生きがいをもって暮らし続けてほしいという思いで、健康体操教室やボランティア、地域での交流活動、就労関連情報などが盛りだくさん掲載されています。

冊子は区会回覧、地域のシルバークラブ、民生委員を通じて配布します。また、市役所高齢福祉課窓口、市内の各窓口センターや各地域交流センターにも設置していますので、ぜひお手にとってご覧ください。つくば市のホームページでも読むことができます。

なお、つくば市と株式会社ふるさと通信社との協働事業として作成し、発行費用は広告の掲載によってまかなわれています。ご協力ありがとうございました。

ルクセンブルク政府のイノベーション支援機関Luxinnovationと協力覚書（Memorandum of Cooperation）を締結しました。

ルクセンブルクは、宇宙資源の商業利用分野で世界をリードしている宇宙スタートアップの聖地であり、研究学園都市としてのつくばに関心を持っていただいたことから、今回の覚書につながりました。最近は多くの海外の都市から関心を持ってもらい、問い合わせがありますが、国レベルとの協定は、つくば市にとっても初めてです。

JAXA筑波宇宙センターには、5年前にルクセンブルクのアンリ大公が訪問してくださっています。JAXA発のオリガミ・イーティーエスや、筑波大学発のワープスペースといった宇宙分野のスタートアップも活躍しています。

当日は、フランツ・ファイヨ経済大臣も立ち会ってくださり、つくばへの大きな期待をいただきました。今回の覚書が、ルクセンブルクのスタートアップや研究者につくば市を知ってもらうきっかけとなり、つくばのスタートアップがルクセンブルクや欧州へ事業展開する際の足掛かりとなるよう、連携を深めていきます。

つくば市は、市政施行から今日まで、大きな発展を遂げてきました。今のつくば市の発展があるのは、ひとえに長年にわたり地域のためにご貢献いただいた方々の功績の賜物です。しかし、残念ながら、そのような功績はこれまであまり知られてきませんでした。そこで、今回から、つくば市のこれまでの発展の礎を築いてこられた皆さんのご功績を、名誉市民及び市政功労者として積極的に顕彰・表彰することで、より多くの市民の方に知っていただきたいと考えました。

名誉市民に選定された井坂敦實氏は、筑波町文化財保護審議会委員、つくば市文化財保護指導員及び郷土史家として、長年にわたり各種文化財調査及び保護・普及活動に従事し、つくば市の学術及び文化の振興に大きく寄与されました。

同じく名誉市民に選定された沼尻博氏は、つくば市谷田部商工会会長、つくば市商工会会長、茨城県商工会連合会会長として、長年にわたり、市内商工業の発展のほか、商工会の組織強化に尽力するなど、つくば市の経済の発展に大きく寄与されました。

さらに、今回市政功労者表彰として表彰される個人92名、32団体の皆さんは、社会福祉、保健衛生、環境保全、社会教育などの様々な分野で長年にわたり、地域のために多大なる貢献をいただいた方々です。

今後も、様々な分野でつくば市の地域発展に貢献されている方々のご活躍をこのような形でお伝えしていくことで、市民が主体となった「ともに創る」市政の推進につなげていきます。