つくば市長公式ブログ2020年4月

更新日:2023年03月01日

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携帯のエリアメールが外出自粛要請に利用可能に!

つくばに限らず全国で外出自粛要請の広報に苦労していたことを踏まえ、災害時の携帯エリアメールを使えるようにと進めていた件が実現し、5月1日から利用可能になりました。

この件は、自民党青年局長の小林史明衆議院に相談し国会でも取り上げていただき、周辺自治体の首長と連名で総務省に要望書を提出し協議し、総務省と大手キャリアで中身を詰め決定してくださりました。関係者の皆様の御尽力に感謝します。

なお、しょっちゅう鳴り続けては迷惑ですし、かえってオフにされてしまう可能性も高いので、運用には縛りがあります。

  • 配信のタイミングは、外出自粛要請を開始したとき、または当該要請を変更したときに、深夜、早朝を除く時間帯に配信可能
  • 過去に発令した外出自粛要請については、1度きり配信可能
  • 市町村が配信する場合、都道府県の指示に基づいて配信すること

といったものです。

それでも、大変な労力が掛かっている広報活動への効果は大きいと思います。外出自粛を早く終え社会活動と経済活動を再開させるためにも、有効に使われればと思います。

医療物資の御寄贈、ありがとうございます

市長とその隣にマスクが入った段ボールが高く積まれた様子

これまで、非常に多くの方から医療物資の御支援をいただいています。ロータリークラブのような地域の皆様から、企業の皆様まで、大変ありがたいです。特に1月に1万枚の不織布マスクを届けていた、友好都市である深セン市からは、現在全国的に不足しているサージカルマスク(医療用マスク)を8万枚も届けていただきました。深センの企業からは2万枚のサージカルマスクもいただいています。こういう際の友好関係のありがたさを感じます。

御寄贈いただいたこれらの物資は、市で調達している物資とあわせて、コロナウイルスの陽性者を受け入れてくださっている病院を中心に、医療関係、薬局、歯科、介護事業所、障害者事業所、保育所、児童クラブ等に順次お届けしています。

市民の皆様一人ひとりにお届けしたい気持ちは強くあるのですが、今、命を守るために懸命に尽くしてくださっている医療従事者を中心に配ることをどうか御理解いただければ幸いです。もし医療現場で感染が広がれば、コロナウイルスに関わらず多くの他の重大な病気の治療もできなくなります。また、それ以外にも濃厚接触を避けられない中で他の人のために尽力されている皆様にお届けをしています。

4月22日 市民の提案からフェイスシールドを医療機関へ

マスクと手袋をした男性と女性がフェイスシールドを作成する様子

新型コロナウイルスの感染症防止対策のため、ウイルスの飛沫感染を予防するフェイスシールドを3Dプリンターで製作して市内医療機関等へ提供しました。2月のミニメイカーフェアが象徴するように、市民を中心とする「メイカー」の機運が高まっています。

今回の製作も産業技術総合研究所の研究者の小田啓邦様から提案があり、市内スタートアップ株式会社revotの協力を得て3Dプリンターを活用して短期間でお届けできました。

これまでも医療機関等の状況を随時ヒアリングしながら必要な防護資材等を提供しているところですが、引き続き不足物資をあらゆる方策を用いながら現場へ提供していきます。

4月14日 ゆかりの森での受け入れを開始しました

新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた、豊里ゆかりの森の宿舎「あかまつ」への無症状・軽症患者の受け入れについて、最初の患者1名の受け入れを行いました。感染症専門医の鈴木広道医師の指導のもと、安全管理に万全を期し、県と連携し施設運営に努めていきます。現地説明会での御要望をもとに地区への掲示等も行いました。

なお、現地説明会ではこの施設の安全性について鈴木医師からも明言頂きました。周辺の空気感染は絶対に起こり得ず、宿舎「あかまつ」の前の市道を通ることも、森を散歩することも、アスレチックを子どもたちが使うことも何ら問題ないことを確認して頂いています。

命をまもるすべての人に拍手を!

今、日本の爆発的感染を防ぐことを支えてくださっているのは、この瞬間も目の前の命を救うために全力を尽くしてくださっている医療従事者たちです。自らも感染リスクがあるにも関わらず、極限状態の中で尽くしてくださっています。そんな医療従事者や、他の職種も含めた、命をケアすることに従事している「ケアラー(carer)」と呼ばれる人たちに感謝の「拍手(クラップ、Clap)」を、毎日同じ時間に送る「クラップ・フォー・ケアラーズ(Clap for Carers)」の動きが、世界中で生まれています。つくば市もこれに賛同して、市役所で行いました。

医療従事者の他にも、介護従事者・保育従事者、全ての命に関わる人達が全力で戦ってくれています。そして、身内のことになってしまいますが、市役所の職員も同じです。経験したことのないウイルスに対して、連日遅くまで、どうすれば市民を守れるかという一心で、すばらしい仕事をしてくれています。深夜2時過ぎまで残った部署もありました。紛れもなく鍵となるケアラーであり、こんな職員たちと一緒に仕事ができることを、私はとても誇りに思っています。

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