つくば市長公式ブログ2019年7月

更新日:2023年03月01日

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7月29日 READYFOR SDGs CONFERENCE

プロジェクターで映し出された大きな画面の前で、講演を行っている様子を撮影した写真。

先日シェアしましたが、新たなお金の流れを生み出したクラウドファンディングの雄、READYFOR株式会社の米良はるか代表取締役CEOからお声がけいただき、パネルディスカッションのスピーカーとして参加させていただきました。

スピーカーは米良さん、国連広報センターの根本かおる所長、ロート製薬株式会社の山田邦雄代表取締役会長。つくば市で地域住民の皆さまにSDGsをよりわかりやすく理解してもらうための取り組み「やさしさのものさし」などについて話しました。

根本所長のお話では、来年再来年に小中の学習指導要領の中にSDGsが組み込まれることを受け、教育関係者が広報センターに大勢訪ねてきているそうです。そう遠くない未来に家庭の中にSDGsが普通に浸透し、若い世代が大人を突き動かしていくだろうというお話には期待が持てました。また、山田会長からは、企業の大小に関わらず、国からの補助金や目先の株価などにとらわれすぎず、地域社会との関わり方や、持続可能な事業が大切で、若い社員が先頭に立って意識改革していかなければならないといった力強いお言葉がありました。行政はパートナーシップがなければ何もできません。そのような中でそれぞれの分野が枠にとらわれず、未来に向けて一緒になって取り組んでいくためのヒントがたくさん見えた1日でした。

ちなみに今日のリーフレットは竹紙を使用したり、参加者のネームタグが通常のプラスチック製ではなく、環境に配慮した不織布タイプのものを使ったり。無理のない範囲で、こういうふうに少しずつ変えていけるところから変えていく姿勢も大事だなと思います。

7月27日 つくばR8コンペ公開審査

プロジェクターで映し出された大きな画面を撮影した写真。「つくばR8地域活性化プランコンペティション」と書かれている。

つくば市の地域資源を活かすアイディアのコンペ、つくばR8コンペ公開審査。単なるアイディアコンテストではなくて、実際に持続可能な形で実現することに主眼を置いています。実践が伴うので、果たしてどれくらいの応募があるかなと思っていたのですが、集まった提案はなんと47。そこから1次審査で選ばれた10件の提案のプレゼンテーションがあり、審査員のみなさんと会場を含めた投票で4提案が決まりました。

まちづくりは打ち上げ花火じゃないし、キワモノや面白さで一時的に盛り上げても意味はありません。もちろん、補助金があるときだけやって、なくなると同時に終わるような取り組みもよろしくない。地域の人が主体となって、そこにいろいろな人が絡み合って対話をしながら息長く進めていくものです。その意味で、今回の提案は地区内外両方からの提案でしたが、どれもがその要素を満たしているものでした。この時期各地区のお祭りに伺っても、ようやく地区に目を向けてうれしいし、やれることはしっかりやるよ、というようなことを言われます。今回の提案からどんな動きが生まれてくるか、ものすごく楽しみ!

7月20日 つくばスポーツフェスティバル2019

PANNAを行っている2人の男性を撮影した写真。

あらゆるスポーツの魅力をぎゅっと詰め込んだ「つくばスポーツフェスティバル2019」@つくばカピオ。

今年の新規企画として"PANNA"という個人競技のストリートサッカーを体験できるコーナーを設置。直径約5メートルの囲いの中で、1対1人(又は3対3)で股抜き(=PANNA)されると即時決着となる特殊ルール。サッカー・フットサルに続く「第3のサッカー」として近年注目が集まり始めています。世界大会出場の猛者に無謀にも挑戦しましたが、一瞬のスキを突かれ股抜きされ撃沈。

東京オリパラ関連としてはスイスチームの紹介ブースが設けました。スイスのトライアスロンチームは、7月につくばで事前合宿を行っています。つくば合宿の成果が、来年の東京五輪で発揮されることを期待しています。

体験コーナーでは今年の国体・障害者スポーツ大会でつくばで開催される競技「車いすバスケ」「ハンドアーチェリー」「パワーリフティング」や東京五輪で新種目となる「ボルダリング」、パラリンピック競技「ボッチャ」などを体験することができ、私も少しずつやってきました。ほかにもラートや体力測定ができるコーナーもあり、1日では足りないくらいスポーツ盛りだくさんのイベントです。毎年多くの方に御来場いただき、スポーツを通じてみんなが笑顔になれるのがこのイベントのいいところ。「スポーツで“つながる”まち」の実現に向けて、永く続けていきたいなとほんのり疲れたからだで思いました。

7月19日 つくば市街図を寄附いただきました

3人の男性と1人の女性が横に並んで記念撮影をしている写真。中央の男性2人は大きな地図を一緒にもって広げている。

株式会社中央地学から市内の小中学校につくば市街図(22,000分の1)を寄附いただきました。株式会社中央地学は、30年以上の地図製作の歴史を持つ有限会社中央地学と株式会社プレイスメイキング研究所の温井氏が出会い、それまでに培った子どもの防犯に関する研究をベースに、地図や地理情報を活用する筑波大学発ベンチャー企業として株式会社中央地学として誕生されたとのこと。

中央地学の代表取締役である温井氏と王尾氏、モーハウス代表 代表取締役の光畑氏も中央地学の特別参与としてお越しいただき、学校での地図の有効活用について意見交換しました。市全体を俯瞰できる地図を見ることで、子どもたちに地域を知ってほしい、また、子どもたちの防犯にも役立ててほしいという思いをお聞きしました。今後、市内の小中学校で有効に活用させていただきます。

7月19日 スタートアップ推進に関する連携協定を締結

協定書を広げて一緒に持っている2人の男性を撮影した写真。

Beyond Next Ventures 株式会社とスタートアップ推進に関する連携協定を締結しました。これはほんとに大きな可能性を持つ連携です。

つくば市にはロボティクス、ヘルスケア、宇宙等ディープテックの強みがあります。昨年12月に「つくば市スタートアップ戦略」を発表し、研究学園都市が持つシーズを生かしたスタートアップの創業、事業拡大、社会実装まで、戦略的に支援を行っていますが、経営する人がいないと次のステージにはいけません。今回の連携協定では、この経営人材について支援いただく内容です。

Beyond Next Ventures株式会社の伊藤社長は、前職時代にサイバーダインへの出資を担当していたことや、現在では筑波大学発のスタートアップで事業用水中ドローンを扱う「full depth(フルデプス)社」へ出資しているなど、つくばへの造詣がとても深い方です。そういった業界の流れやつくばの状況を熟知されているBeyond Next Ventures株式会社と協定が締結できることはつくばのスタートアップシーンにおいて非常に意義深いことです。

今後具体的な取り組みを通じてつくば市の研究・技術シーズの事業化を加速させていきたいと思います。たのしみ。

7月10日 ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム

ステージの教壇に立ち、講演を行っている様子を撮影した写真。観覧席には多くの人、ステージの壁にはプロジェクターで映し出された大きな画面が写っている。

第19回ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム(HFSP)受賞者会合式に出席しました。 HFSPは、1987年のヴェネチア・サミットにおいて、中曽根康弘首相(当時)が提唱した国際プロジェクトです。健康・医療戦略の推進に必要となる基礎研究に対して助成支援を行っているほか、若手研究者に対しフェローシップ事業や、独立した研究ポストへの就任を支援するキャリア・デベロップメント・アワード、さらに年に一度HFSP関係者が一堂に会する受賞者会合などの事業を実施しています。

HFSPが30周年を迎える記念すべき年に、つくば市で受賞者会合が開催されることとなり、Warwick Anderson事務局長、永岡桂子文部科学副大臣ともに、私も一言挨拶をさせていただきました。受賞者からのちのノーベル賞受賞者も多く生まれているそうです。つくばの地で、新たなネットワーク構築・イノベショーションが創出されることを願っています。

7月10日 次世代モビリティ都市間ネットワーク

次世代モビリティの社会実装のために

記念撮影をする数人の人達の写真。背景には「次世代モビリティ都市間ネットワーク設立総会」と書かれた看板がかけられている。

次世代のモビリティの課題を共有し、国に対してルールづくりや機運醸成を働きかけていくため、豊田市、久米島町、出雲市、女川町、南三陸町とつくば市が連携し、「次世代モビリティ都市間ネットワーク」設立しました。会長は豊田市の太田市長に担っていただくこととなりました。今後、自治体単独ではなかなか進めることの難しい次世代のモビリティの社会実装に向けて、自治体連携で課題の共有や議論を進めていきます。

つくば市では、2011年から8年間に渡りモビリティロボットの公道走行の実証実験を行ってきました。2011年当時は、国内では構造改革特区として認められたつくば市でのみ公道走行が可能でしたが、4年間に及ぶ実証実験の取り組みが評価され、2015年には特区の特例措置が全国展開され、一定の条件の下で全国どこでもモビリティロボットが走行可能になりました。それでも、モビリティロボットをいつでもどこでも自由に走らせることは未だに認められていません。そのためにも自治体が連携し、これまでの知見や課題を共有しながら社会実装を進めていくことは大きな意義があります。

モビリティ(移動)は、すべての活動の第一歩です。年齢や障害に関わらず自由な移動を実現し、自分らしい生活をできるようにするためにも、まちを持続可能な形にするためにも、今回の連携はつくば市のヴィジョン「世界のあしたが見えるまち」へつながる取組です。

7月9日 一ノ矢八坂神社の例大祭

祭りの季節がやってきた!

黄金に輝いた大きな神輿を担いでいる人達の写真。

つくばの祭りの先頭を切って行われる、ニンニクで厄除けをするという歴史ある一ノ矢八坂神社の例大祭。周囲の神社からも崇敬されていて、「一ノ矢の天王様が終わるまで、地元の祗園はやらない」ということが今にまで続いています。早速担がせてもらい、梅雨空でも太鼓囃子を聞くだけで心が沸き立ちます。「一ノ矢学習ノート」と言って祭りの表紙を飾り伝統をこどもたちに伝えているのも素敵だし、市役所の職員や学校の先生などが普段とはちがう出で立ちと表情で地域のリーダーとして活躍してるのを見られるのもこの時期の醍醐味。さあ、燃える夏にしよう!

7月8日 ウチダ商事株式会社から防災倉庫を寄贈いただきました

賞状を2人で一緒にもって記念撮影をする男性の写真。後ろの壁に「防災倉庫寄贈による感謝状贈呈式」と書かれている。

ウチダ商事株式会社から防災倉庫を寄贈いただき、感謝状をお渡ししました。今年5月にコミュニティ棟が供用を開始し、帰宅困難者用避難所としての指定をしたタイミングでのこのお話はとてもありがたいことです。災害避難所運用時の資機材等を備蓄します。

7月6日 茎崎地区タウンミーティング

広い部屋で講演を行っている1人の男性の写真と、椅子に腰かけ話を聞いている人達の写真。

茎崎地区のタウンミーティング。活発な質問が出ました。交通や空き家といった各地区共通の課題もあれば、保育の無償化によって今現場で起きている実情の話など、把握できていない案件もありました。タウンミーティングはみなさんと直接やり取りすることで気づきや学びが多くあり、私にとっても貴重な時間です。今年度も各地区は1周しましたが、この先も中高生版、ショッピングセンター版などを計画してます。

7月6日 新しい街・研究学園地区について市長と語る会

マイクを握って講演を行っている男性の写真。男性の横にはプロジェクターで映し出された大きな画面が写っている。

「新しい街・研究学園地区について市長と語る会」のみなさんが呼びかけた会に参加しました。私からは今取り組んでいる政策の概要、会の方からは市に提出した要望のやり取りの経緯の説明があり意見交換。いろいろ意見が出ましたが、地域が自主的に動いていく流れができていくといいなと思いました。小さい子を持つ働くお母さんから、朝の立哨はできても下校時刻できないからできれば地域のみなさまにも可能な範囲で協力して欲しい、といったような声もありました。新しい地区なのでそういうつながりはこれからなのだと思いますが、各地区にあるように自警団であったり様々な形で地域の多世代のコミュニティができていくとまちができていくと思います。

7月5日 優良工事建設業者表彰式

記念撮影をする数十人のスーツを着た人達の写真。後ろの壁には「つくば市優良工事建設業者表彰式」と書かれている。

つくば市が発注した建設工事を優れた成績で完成させた事業者のみなさまの業績を称える優良工事の表彰式。
今年からより広く優れたみなさんを表彰するために、土木工事や建設工事、塗装工事、小規模工事など、工種ごとに表彰する方法に変えました。

さらに、複数回(5回、10回、15回)受賞された方を表彰する「特別褒賞」を新設。今年度さっそく5回受賞された株式会社満重機土木、株式会社市原工業、国分建設株式会社の3者に特別褒賞をお贈りしました。いずれも市内の会社で、こうした優良な会社が市内で活躍されていることはとても心強い限りです。優良表彰を受けられた事業者のみなさまには、入札でも優遇制度(手持ち工事の本数を増やせるとか、特別表彰の場合は1年間中間検査免除とか)があります。

代表で挨拶された市原工業の市原社長から、つくば市が進める持続可能なまちづくりに向け、新技術の導入やそれを扱える人材育成に取り組んでいくという力強い言葉をいただきました。かっこよすぎ。こういった表彰を契機に優良会社のますますのご活躍を期待しています。

7月2日 「Cities of Tomorrow」セッション

ステージに用意されたやや背が高めの椅子に腰かけている4人の男女の写真。

ニューワールド・チャンピオンズ年次総会の「Cities of Tomorrow」のセッションに登壇しました。「世界の明日が見えるまち」を掲げているつくば市の現在の取組みや、住民合意の望ましいあり方を模索中のことなどを共有しつつディスカッションをしました。世界中でまだまだスマートシティの推進に向けて課題が多い中、G20の声明でも言及されたように他の都市と連携して課題を解決していく枠組みにつくばも貢献していく意思を表明しました。

7月1日 世界経済フォーラムのボルゲ・ブロンデ総裁と対談

スーツを着た2人の男性を撮影した写真。後ろの壁には「WORLD ECONOMIC FORUM」と書かれている。

世界経済フォーラムのボルゲ・ブロンデ総裁との対談。世界経済フォーラムは創設者のシュワブ会長がトップにいますが、ブロンデ総裁は実質的なリーダーとして全体を取り仕切っています。私からは「米中関係が構造的に変化している中、国家同士はG20を見てもわかるように大きな合意には至りづらい。だからこそ、都市同士の連携が今まで以上に意味を持ってくるし、世界経済フォーラムのような枠組みを通じて科学技術都市として他国の都市との直接の連携を深める意義があるのでは」といった話をし議論はとても盛り上がりました。気さくな方で話題は多岐に及び、予定時間をすっかり超えてしまいました。つくばが目指している方向性はまちがっていないということをいろいろな面から再認識できた機会になりつつ、つくばに社会実装の現場を見に来ていただけるようお願いしました。

7月1日 ニューワールド・チャンピオンズ年次総会に参加

ステージに用意された机と椅子に腰かけてディスカッションをする5人と、ディスカッションの様子を観覧している人達を撮影した写真。

世界経済フォーラム主催の会議で大連に来ました。各国の首脳や経営者が集まり世界でもっとも影響力があると言われるダボス会議の夏バージョンが開催されてお招きいただきました。世界経済の動向からテクノロジーの社会実装まで、幅広いセッションが多いのでしっかり学びつつ、登壇の機会もあるので世界から取り残されないようにつくばと日本の存在感を示してきたいと思いました。

フォーラムでは同時にたくさんのセッションが行われていました。大学のゼミのような感じの小さなセッションがたくさんあり、参加者は希望のところに登録し各分野の最先端の知見を共有しつつ参加者が質問をしたりします。このセッションは第4次産業革命の世界をどう統治するかというもの。リーダーはどこまで技術を理解する必要があるか、という問いに対して、AIから半導体からすべての技術を理解することはできないしその必要もない、ただ、そこで技術側と対話をし続けて、どういう未来がいっしょに描けるか考え続ける必要がある、といったコメントがありました。案外当たり前のような答ですが、こういう質問が出るということは社会と技術の関係という古くて新しい正解のないテーマはまだまだ各地の関係者を悩ませるていることがわかります。

ちなみに下の写真の会場はたくさんあるサイズなんですが、よく考えて作られています。ある程度周囲から閉じているけど、参加者が多くなってもまわりから中の様子は聞けるし、どんな雰囲気かを感じることもできます。多くの会議の蓄積が活かされて作られたんだろうなと思いました。

話をする男性を取り囲むように多くの人達が集まり、話を聞いている写真。

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