つくば市長公式ブログ2018年11月

更新日:2023年03月01日

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11月30日 今年から豊里ゆかりの森のキャンプ場、冬期もオープンします!

多くの方がテントを立てているキャンプ場の写真

豊里ゆかりの森のキャンプ場、今年度から冬期も利用できます。これまで12月〜2月に使えなかった原因は炊事場の水道管が凍結してしまうということだったので、「だったら凍結防止にすればいいじゃない」ということで対応する蛇口を2箇所新設しました。そして、洗い物をするときも冷たい水はつらいので、温水も出るようになっています。

寒いときのキャンプこそ魅力的。冬のゆかりの森は、他の季節と一味違った風景が楽しめます。ぜひお越しください!

11月30日 市長・保育士懇談会

懇談会の参加者と市長が並んでいる写真

現場の保育士の先生たちとの「市長・保育士懇談会」。前回は全てのテーブルを回ることができなかったので、今回はタイムキーパーの方が時間を測ってくれて、全てのテーブルでものすごくたくさんのお話を伺いました。

昨年から始めた保育士への処遇改善の施策について、多くの方から感謝と同時に制度を継続・拡大してほしいといった声もいただきました。また、発達が気になるお子さんへの支援体制、兄弟が別々の保育園になることの弊害などたくさんのお声をいただきました。

保育園がなければ日本は一日も動きません。現場の先生方のこどもたちへのとても強い気持ちをあらためて感じました。命を預かりこどもの育ちに重たい責任がありながら、待遇は低い保育士業界。やりがいを持ってやっているからなどと行政があぐらをかいてはいけません。今日いただいたご意見はすべて整理して改善できることはすぐやり、できないことも理由とともに回答をします。少しでも環境をよくしていきます。

11月29日 つくば市の消防は万全!

消防隊員と市長が並んでいる写真

朗報が2つ続きました。

11月17日開催された茨城県消防ポンプ操法競技大会中央大会で、つくば市の消防団である大穂支団第3分団がポンプ車操法の部で第3位を受賞したとの報告にきてくれました。また、個人でも2番員の菊田さんが、優秀選手賞を受賞するというすばらしい成績。1年間、週3回夜8時から10時まで練習をしたとのこと。大変な練習、お疲れ様でした。今後も地域の安全のためのご尽力に期待しています。

さらに、茨城県安全運転競技大会でつくば市消防本部筑波分署の臼井消防士長が男子部門1位を、北消防署の中村消防士が4位を受賞しました。臼井消防士長に「自信ありましたか?」と聞くと「ありました」と力強くひと言。頼もしい限りです。

地域の消防団に続き、消防職員の受賞と、つくば市の消防、無敵です。市民のために日夜がんばってくれていることに感謝。

11月28日 百人きもの 筑波山華やぎプロジェクト

百人きもの 筑波山華やぎプロジェクトの参加者と市長が着物を着て、並んでいる集合写真

「百人きもの 筑波山華やぎプロジェクト」に出席しました。
このイベントは、「常陸風土記」に万葉の嬥歌会の舞台、筑波山麓に当時1万人もの人が集まったという史実に心動かされ、筑波山に再び1万人が集う賑わいと華やぎをもたらしたいと、筑波山華やぎプロジェクト(吉岡鞠子さん、浅野弘美さん、小川原智子さん、浅野祥子さん、山本美和議員)のみなさんが企画したものです。

素敵な着物をお召しになった大勢の参加者で、会場全体がまさに華やかな雰囲気。私も袴を着せてもらい、馬子にも衣装。

数十分しか滞在できませんでしたが、見て美しく、食べてもおいしく、楽しく過ごすことのできる素晴らしい企画で、筑波山に多くの魅力をもたらしてくれると思います。

参加者1万人を目指し、ぜひ継続して開催していただきたいです。企画・運営に関わられたみなさま、ありがとうございました。

多くの方が和室の食事会場で食事をしている写真
色とりどりの食べものが詰まったお弁当の写真

11月28日 交通事故防止県民運動キャンペーン

キャンペーン運動中の市長と議長とマスコットのひばりくんの写真

年末の交通事故防止県民運動キャンペーンに参加し、みなさんの交通事故防止につながるよう、お声掛けしながら交通安全グッズをお渡ししました。

本当に情けない話ですが、先日報道発表した通り社会の規範となるべき職員が酒気帯び運転をし処分したところです。それを受け、課や部での飲み会に際しては管理職が全員の帰りの手段を確認するように指示しています。

そんなこと本来は不要にしなくてはいけないのですが、飲酒運転を決して起こさないためできることは全て行っていきます。みなさまも年末年始どうぞお気をつけください。

11月27日 筑波地区学校跡地管理と利用における要望書

要望書提出者と市長が並んでいる写真

秀峰筑波義務教育学校PTA並びに筑波地区区会連合会の皆さんから「筑波地区学校跡地管理と利用における要望書」をいただきました。

学校跡地利用が決まるまでに公園のような形での暫定利用をしたいといったご意見で、建設的な意見交換もできました。地域の期待に応えられるようスピード感をもって取り組んでいきます。

同行いただいた神谷副議長、小久保議員、いつも抜群のフットワークで地域の皆さんとつないでいただき、ありがとうございます。

11月25日 つくばマラソン

つくばマラソンで笑顔で走っている市長の写真

つくばマラソン10キロメートルの部、63分で楽しく完走。

昨夜モロッコからの帰国でやや時差ボケ気味でしたが、沿道からの応援とランナー同士の励ましあいで気持ちよく走りゴールすることができました。

終了後、大会を視察にきていたタイ国のチョンブン・ラーチャパット大学学長と永田学長と懇談。新しくマラソン学部を作ったそうです。筑波大学の専門的知見やつくば市の大会運営を先方の大学でどう活かせるかなどの議論をしました。

ランナーのみなさん、お疲れ様でした!大会の開催は数多くのスポンサーのみなさまなしでは実現しません。今年は新しく数社のみなさまが参加してくださりありがたいかぎりです。そして1000人を超えるボランティアのみなさん、寒い中ありがとうございました!

タイの大学関係者と市長が並んでいる写真

11月23日 モロッコ・アフリカ全市町村長会議セッション

アフリカ各地の市長や国連の公共分野の責任者と市長が並んでいる集合写真

2日目の登壇は「Innovation in Public Service Delivery」というセッションで、アフリカ各地の市長や国連の公共分野の責任者と一緒でした。

つくばのSDGsの取り組みに加えて、ブロックチェーンによるインターネット投票やRPAにも高い関心を持ってもらいました。SDGsのあり方含め相当熱く議論がされ、アフリカの市長が集まる中ですがSDGsが持つ価値はアフリカやどこかのエリアに限定された話ではないことを強調しておきました。

終わったあとも多くの参加者が共感の声を掛けてくれました。

11月23日 モロッコ・ガディアヤド大学、女性自立支援センター

モロッコの方々と市長が並んでいる写真

会議の参加セッションの合間に施設の視察にお邪魔しました。

ガディアヤド大学では、エビデンスに基づく乾燥地生物資源ニーズ開発による新産業育成研究を筑波大学などと共同研究を行っていて、アルガンオイルなどモロッコ及びチュニジアの生物資源を対象とした産学連携研究開発によりエビデンスに基づく高付加価値産品化の促進が期待されます。筑波大学に留学経験のある学生が何人もいて、来年1月にも再び筑波大学に研究に来るそうです。

女性自立支援センターは、一部日本のODAにより設置され、開所式にはモロッコ国王も出席されたという施設。手先が器用なモロッコの女性の社会進出を促す施設です。年間260人〜300人を受け入れ、貧困状態にあった女性が2年間服飾、パソコン、散髪、マッサージなどのトレーニングを受け、修了生はみな就職したり企業しているそうです。講習の一貫のような形で足裏マッサージを数分やってもらいましたが、なかなか気持ち良かった。日本の貧困の問題も同様で、こどもだけでなく親のサポートを併せて考えていくことは欠かせません。

視察を受け入れてくれた施設の皆さん、急な依頼にも関わらず手配して下さった在モロッコ日本大使館の皆さん、ありがとうございました。

大学視察で白いテーブルを囲み、モロッコの方々と市長が話し合っている様子の写真
女性自立センター視察で、テーブルを囲み、モロッコの方々と話し合っている様子の写真

11月21日 モロッコ・Africities Summitセッション

アフリカ全市町村長サミットで、アフリカ各国の市長や国際機関の代表とディスカッション。アフリカは市長が国会議員や国の大臣を兼務したりしていますが、スタートアップやスマートシティへの取り組みはものによっては日本よりはるかに進んでいるようなものもありつくばへの学びが多くあります。

同時に、SDGsに関して自治体レベルで具体的なアプローチをできているところはまだ少ない様子で、つくばのSDGsと科学技術をつなげた取り組みに多くの関心を持ってもらっています。

11月20日 モロッコ・Africities Summit

アフリカの市長会にあたる組織から招待を受け、日本の市長として初めて、アフリカの全市長が集まる会議Africities Summitに参加するためモロッコのマラケシュに到着しました。持続可能なまちづくりと科学技術を組み合わせたつくばならではのSDGsの取り組みを、アフリカの市長のみなさんに紹介してきます。  

11月19日 東京ガスつくば支社「共生社会実現に向けた講演会」「感謝の集」

東京ガスつくば支社にて、「東京ガス つくば支社 お客さま感謝の集い」と書かれた横断幕の下で、挨拶をする市長の写真

東京ガスつくば支社の「共生社会実現に向けた講演会」「感謝の集い」にお招きいただきました。

前身の筑波学園ガスが1974年につくばで営業を開始して以来、エネルギーの供給を通して地域を支えていただいてます。尾形支店長のもと、今年3月に包括連携協定を締結しました。つくば市が政策の柱に位置付けているSDGsの理念を共有し、エネルギー面はもちろん障害者スポーツの普及などにも力を入れて、先日は市役所職員向けにボッチャの体験会も実施していただきました。日本パラリンピック委員会の高橋副委員長のお話もパラスポーツをこどもたちが体験することでいかに変化していくかというすばらしいものでした。

パートナーシップはゴールを達成してこそ意味のあること。引き続き連携を進めていきたいと思います。

11月18日 空き家シンポジウム

男性3名が並んで座っており、右に座っている市長が話している、パネルディスカッションの写真

空家は全国的に増加していて、今後も身近な問題として多くの人が空家問題に直面することが予想されます。そこで空家を地域の資源として活用しするために何をするべきか。市民の皆さんと共に考えるシンポジウムを開催しました。

シンポジウムでは、はじめに千葉大学大学院の小林秀樹教授に「空家の有効活用に向けて」をテーマに基調講演をしていただきました。小林教授の講演は全国的な空家の現状とつくば市の現状を分析しながら、空家活用のメリットや具体的な活用事例の紹介を交えたもので、とても興味深いものでした。

続いて行ったパネルディスカッションでは、私もパネリストとして登壇。国土技術政策総合研究所住宅計画研究室の藤本秀一室長をコーディネーターに、パネリストに基調講演に引き続き小林教授、茨城県宅地建物取引業協会土浦・つくば支部を代表して大成不動産株式会社代表取締役の沼尻正則氏をお迎えして、活発な議論をしてきました。

つくば市では、空家の適正管理に関する助言指導の他に、空家バンク制度の運用や空家無料相談会を実施していますが、空家はあくまでも個人の財産です。パネリストからも「とにかく空き家になる前に手を打って!」ということが繰り返し言われました。どうしても忙しさの中で対応が後手になってしまうのですが、いざ空き家になってから手をつけたり、相続の段階になって権利関係があまりに複雑化して苦労をするということがあちこちで起きている事実です。

つくば市でも積極的に取り組むべく今年から住宅政策課をつくりました。ぜひまずは気軽に、そして早めにご相談ください!

11月18日 JAつくば市谷田部 農産物共励会

農産物共励会の壇上で、多くの方に囲まれながら挨拶をする市長の写真

毎年優れた農産物を生産した方へ市長賞を贈っているJAつくば市谷田部 の農産物共励会に参加しました。

夏の異常な猛暑や台風に負けず、今年もたくさんの美味しい農産物を作っていただき、ありがたいです。そんな頑張っている農家さんたちを応援すべく、つくば市でも地元の野菜を出してくれる飲食店をどんどんアピールしていきます!

そして表彰の後は恒例のカカシコンテスト開催。一言でカカシと言っても、人気キャラクターからテニスの大坂なおみ選手、来年の干支イノシシまで登場。どれも力作ぞろい。ただ、作る方々はアイデアをだすのが大変なようで、今年最後かも?という話もあったそうですが来年ははたして、、、⁉︎

3つの様々なかかしが並んでいる、カカシコンテストの写真
5つの様々なかかしが並んでいる、カカシコンテストの写真
イノシシの形をしたかかしが壇上においてある、カカシコンテストの写真

11月17日 障害者サッカー体験教室

多くの方と障害者サッカーをする市長の写真

つくばウェルネスパークでの「つくば市人権啓発活動活性化事業 障害者サッカー体験教室」に参加。以前は講演会をやっていましたが、前回から体験教室に。「茨城県知的障がい者サッカー連盟」の皆さんに教えていただきながら、ブラインドサッカーとアンプティサッカーの体験を行いました。

アイマスクをつけて、音の鳴るボールを蹴るブラインドサッカー。クラッチという杖を軸に、片足でボールをコントロールするアンプティサッカー。前回も参加しましたが、プレーする難しさを実感します。一緒に体験しているこどもたちや保護者の皆さんも苦戦している様子でしたが、全員楽しんでいるのがわかりました。最後のミニゲームも白熱!フックン船長にも参加してもらい、盛り上がりました。障害者スポーツは私の公約でもあります。こういう交流から理解が深まれば。

当日は、つくば市の人権啓発事業に御協力いただいている人権擁護委員の皆さんにもお越しいただきました。つくば市では15名の人権擁護委員の皆さんと連携・協力しながら「人権相談」や、小中学校における「人権教室」など様々な活動を行っています。参加していただいたみなさまには、体験した感想を家族や友達に伝え、障害者の持つ強みやハンディキャップ、障害者の人権について考える機会としていただければと思います。

11月17日 つくばコーヒーフェスティバル

女性の隣でコーヒーを入れる市長の写真

つくばコーヒーフェスティバル、お天気も素晴らしく、多くの人でにぎわっていました。会場は、コーヒーの良い香りに包まれ、美味しい食べ物やおしゃれな雑貨があり、心地の良い音楽が流れる幸せな空間。

私はおいしいコーヒーをいただくだけでなく、先日世界大会でベスト8になったコーヒーファクトリーの村越史茉さんに指導してもらいながら、ドリップの体験もさせてもらいました。ドキドキしながらお客さんに飲んでいただいたら、高評価をいただけて一安心。この状況でおいしくないとは言わないのはわかりますけどね、それでもうれしいんですよ。

コーヒーを楽しむだけでなく、コーヒーを通じたカルチャーを作っていくことができるのが、このコーヒーフェスティバルだと思います。豊かさは関係性の中にあると思いますが、理想的な空間でした。実行委員長の古橋さんやもっくんカフェ夫妻はじめ実行委員のみなさまおつかれさまでした。準備相当大変だったらしいですが。。ぜひ続けていただきたいです。

11月17日 全国保育実践交流連絡会

連絡会で、資料を片手で見せるように掲げ、挨拶する市長の写真

私のこどももお世話になっているまつぼっくり保育園も所属している、さくらさくらんぼ保育のみなさんが全国から集まる「全国保育実践交流連絡会」がつくば国際会議場で開催されました。

こどもたちのためにどんな環境が用意できるのか、こどもの可能性をどう拓いていくかということに大変な情熱を注いでいる保育士の先生方のお話は、形はちがえど先日視察したイエナプラン教育とも相通ずるところがあると感じます。わたしはちょっとしか聴けませんでしたが、基調講演では『14ひきのあさごはん』などのあたたかいストーリを紡ぐいわむらかずお先生によるお話もありました。

どこでもSDGsの話はします。

11月12日 フランス・ハイレベルフォーラム授賞式

市長を含む4名の方が並んでおり、1人が賞を持ち、市長がマイクで話している授賞式の写真

夜はグルノーブルを本拠地とするサッカーチーム、グルノーブル・フット38のホームスタジアムの二階部分で夕食会。短い時間でしたがスタジアムのライトアップもしてくれました。維持管理費がものすごいので、市からグルノーブル都市共同体へ管理は移管されてるそうです。

ここでハイレベルフォーラム特別賞なるものの授賞式があり、つくば市が受賞しました。

つくば市は平成24年の第1回からハイレベルフォーラムに参加していて、これまでの貢献が評価された結果ですが、ご尽力をしてくださった研究機関や企業のみなさまのおかげです。ハイレベルフォーラムは世界各地の科学技術都市に立地する研究機関や大学、企業などの要人が集まりディスカッションや情報の共有が行われます。

私は今回初参加でしたが、スタートアップにつながるアポを意識的に入れることで具体的な案件をまとめたり今後へのきっかけをつくることができました。行政としての関わり方を戦略的にすることでもっとつくばに成果を持ち込めると思いますのでアプローチを考えていきます。

11月12日 フランス・グルノーブル都市共同体のフェラーリ議長

市長とフェラーリ議長の会談中の写真

パネルディスカッションでも一緒だったグルノーブル都市共同体の長クリストフ・フェラーリ氏と現在グルノーブルが進めているスタートアップ事業「トライグルノーブル」についてや、つくばのスタートアップ戦略について意見交換をしました。

つくばからグルノーブル、グルノーブルからつくばと起業家の交流を行うことや、インキュベーションセンターの開設に合わせて相互利用の協定を結ぶ方向など、具体的な連携の話ができました。欧州有数の研究学園都市であるグルノーブルはスタートアップ環境も加速してきています。

他愛もないことですが、ホテルの部屋はFUJIの間でした。TSUKUBAの間をつくってもらえるようにがんばろります。

11月12日 フランス・グルノーブル市 エリック・ピオル市長

グルノーブル市長と市長が並んでいる写真

グルノーブル市役所にて、グルノーブルのエリック・ピオル市長と意見交換。

市役所の入り口に大きな日の丸を掲げてくれていました。今年の4月の姉妹都市提携5周年の記念で訪問した際はグルノーブル滞在5時間くらいにアポが詰め込まれていてあまりゆっくり話はできなかったので、今回はお互いの市の近況や議会制度などいろいろな共有ができました。

ピオル市長にもぜひつくばに来てもらいたいと思います。

左に日本の国旗、右にフランスの国旗が掲げられている、グルノーブル市役所の入り口の写真

11月12日 フランス・ケンブリッジ・イノベーション・センター、MITランチ

ハイレベルフォーラムの参加者と市長がランチ中の写真

会議ではお勉強だけしてても仕方ありません。ハイレベルフォーラムに参加した際、つくばのスタートアップ環境を加速させるために、参加者リストに世界一とも言われるスタートアップ支援施設であるボストンのケンブリッジ・イノベーション・センターの責任者やマサチューセッツ工科大(MIT)のイノベーションの専門家の名前があったのでランチを一緒に食べようと誘いました。

つくばはMITやハーバード大があるケンブリッジ市と姉妹都市を結んでいます。先日つくばに来てくれて、今後アドバイスをもらいたいシリコンバレーの投資家アレン・マイナー氏も同じテーブルで、ケンブリッジのスタートアップシーンの現状や今後、行政に期待する部分等について話ができました。

今つくばのアメリカの姉妹都市は活動が停滞気味なのですが、ケンブリッジの他にもシリコンバレー近郊都市という特徴がある構成なので、なんとなくの交流や海外観光のためのお付き合いではなく、目的意識を持ったパートナーシップを再構築できればと思います。

11月12日 フランス・ハイレベルフォーラム・パネルディスカッション

進行役の方と、3名の他の登壇者と、市長が並んで座り、会話している、ディスカッションの写真

今回の出張の最後の目的地グルノーブルへ移動し、第7回ハイレベルフォーラムに参加。

ハイレベルフォーラムというのは、世界中の研究学園都市やスタートアップ都市を集めてネットワークを作る取り組みです。140名以上が参加した今回のフォーラムのテーマは「Innovative Infrastructures for Tomorrow's Cities」ということでインフラのお話。パネリストとして登壇しディスカッションしました。他の登壇者はグルノーブル都市共同体の長 Christophe Ferrari氏、スウェーデンのルンド市副市長Anders Almgren氏、シュナイダーエレクトリック社のFrancois Borghese氏。

冒頭の発言で「国際会議の優秀なモデレータの条件は日本人に話しをさせてインド人に話させすぎないこと。あなたを優れたモデレータにするために一生懸命がんばるから、僕に持ち時間たくさんちょうだいね」とジャブを入れて始めたのですが、フィナンシャル・タイムズのAnjana Ahu...ja記者がばっちり進行してくれました。持続可能なインフラ整備の進め方、市民の意見の反映方法、他の都市から学び方、新しいチャレンジをするときに国の規制との向き合い方など突っ込んだ議論をし、SDGsをベースにつくばのSociety5.0社会実装トライアル支援事業やRPAによる業務削減、ブロックチェーンによるネット投票などの紹介もしました。

おかげさまで「国際会議のパネルディスカッションで日本人が一番しゃべってるのを初めて見た」とか(多分)お褒めの言葉を多くいただきました。日本人は会議以外では世界で評価されていると思うので、会議やディスカッションでも「つくばはちょっとちがうぞ」と思ってもらえるようにがんばります。

フォーラム参加者の集合写真

11月10日 フランス・ワイン産業視察(5)ワイン博物館シテ・ドゥ・ヴァン

うねった建物が上に伸びている博物館の外観の写真

この博物館はワインをテーマに人々が交流し、ワインを生きた文化財として捉えた文化施設で、2016年にできた新しい施設です。

3つの巨大スクリーンで見るブドウ畑世界一周の旅や、タッチパネル式タブレットでぶブドウ農家の人々の仕事を学ぶコーナー、テイスティング・スペースで音や光、匂いなど複合的に試飲を楽しむワークショップなど、様々な角度からワインの世界と歴史を分析しています。

特に、世界中のブドウ農家やワイン醸造家のインタビューをエリアごとに集めた映像は情報量がものすごく刺激的でした。移動の前の2時間ではとても見きれないほどでしたが後ろ髪を引かれる思いで次の目的地へ。

ボルドーでは、特に筑波大学のロンバルド・ファビエン先生とボルドー大学のミシェル・アーノル先生に移動から各種案内、レストランでのメニュー選びまで本当にお世話になりました。また、つくばのブドウ農家で、現在フランスでワインの修行をしている青木さんたちとご一緒できたのもよかったです。来年秋にはつくばに戻ってきてスタートしてくれること楽しみです。

11月9日 フランス・ワイン産業視察(4)国立研究機関ボルドー・サイエンスアグロ

会議の写真

国立の研究機関であり、農業の専門的な要素を学ぶカリキュラムを持っていて世界中から専門家が集まっています。学長であるOlivier Lavialle氏や専門家を交えた意見交換。

サイエンスアグロで行なっている教育プログラムへつくば市からの参加させてもらうことや、つくば市へ来てもらい実際につくばの土壌や気候、ブドウの栽培環境についての調査をお願いし快諾をしてもらいました。まずは時期を決めて1週間ほどボルドーのブドウとワインの専門家たちがつくばに滞在し各種調査を行ってくれます。彼らは世界中のワインの産業化に貢献をしていて、日本と同じような気候を持つ国も数多く調査やアドバイスをしているそうで、必ずやり方はあると強く言ってくれました。

夜は場所を移し会食。こちらにはワイン学、微生物学についてサイエンスアグロでもトップクラスの知見のあるGuilherme Martins教授が参加してくれ、より濃密な話をすることができました。日本各地でワインによるまちづくりは行われていますが、スタート時点からボルドーの専門家と組んで科学的に設計している事例はないようです。科学のまちとして、まずは現地調査をして彼らのとてつもない経験値と知識を得てスタートしたいと思います。

11月9日 フランス・ワイン産業視察(3)研究機関が持つシャトー・クーアン

遠くに森と、大きな電柱が見える、ワイン畑の写真

INRAが持つ格付シャトー、シャトー・クーアンへ。広大なブドウ畑や醸造施設を見せてもらいました。栽培過程でこれでもかというくらい環境に配慮していることを強調していたのが印象的でした。

ワイン用ブドウを育てるための土壌は、石が多かったり、粘土質だったり砂が多かったりで条件がまったく違ってきますが、大規模な土壌・土質の変更はAOCというワイン基準のルールによって禁じられています。「土地に合ったブドウを栽培しワインを作っていくことに魅力があるのであって、土質をひっくり返して変えたりしたら面白くない」という言葉にはフランスのワイン文化を作っている哲学を感じます。試飲もさせてもらい、筑波大学ラベルのワインも飲ませてもらいました。

市長が醸造所で、大きなタンクのようなものに階段がついている機器を視察している写真

11月9日 フランス:ワイン産業視察(2)ブドウとワイン科学を研究するISVV

市役所のモニターの前で男性が話している会議の様子の写真

ISVVはボルドー大学や国立の農業研究機関INRAが共同経営していて、ボルドーにおけるブドウ、ワインに関する研究や高等教育、技術移転の拠点となっている施設です。Alain Blanchard 所長自ら説明をしてくれて、土地やブドウの専門家とつくばでの産業化について具体的な話ができました。

一般的にいいワイン用ブドウ栽培には夏は暑くて乾燥し夜は気温が下がることなどが条件として必要なのですが、つくばはそれには合致しない中、彼らが支援している世界中のワイン醸造でどういう事例があるかといったことを詳細に教えてもらいました。

お昼はボルドー大学と筑波大学の提携プログラムの一環で留学している学生達と一緒に。台湾・ボルドー・つくばを学期ごとにまわるというとても刺激的なプログラムだそうです。試飲もさせてもらいました。

11月8日 フランス:ワイン産業視察(1)ボルドー市役所

市役所の長机を囲んで会議を行っている写真

オランダ視察を終え、そのままフランスのボルドーへ。

つくば市は昨年ワイン特区を取りましたが、特区を取って満足していたら何も動きません。ワインの産業化を推進するため関係機関との協議や現地視察を行います。

まずは、ボルドー市役所にて、国際担当の議員Florence Forzy-Raffard氏との意見交換。ボルドーのワイン関連団体で作っている協議会で20年程働いていた経験があります。ワインの消費はフランス国内では減ってきているけれども世界全体ではむしろ伸びているので、輸出を加速させていくためにもブランドとしてのボルドーを維持し高めることの重要性を強調していました。つくばはブランド化というのはまだ先の話ですが、つくばではこちらのような大規模栽培は難しい中で、量で競うのではなく質をどう高めるかなどとても参考になりました。

その前に市役所旧庁舎も案内してもらいました。もともとは大司教のために造られた建物で、19世紀から市役所として使用され今でも二階に市長室があるそうです。ボルドー市議会の議場、雰囲気あります。

1つの机に2つの椅子が置かれ、それが連なっている、ボルドー市役所庁舎内の写真

11月7日 オランダ・イエナプラン教育視察(3)

JenaplanDeKing小学校

赤い屋根に白い壁の小学校の外観の写真

視察2日目はJenaplanDeKing小学校へ。

モニク・ピソ校長が「こどもたちに案内してもらうのはどう?」という提案。日本だったら誰が案内するか事前に決まっているんでしょうが、教室へ行き話し合って選ばれた12歳と11歳の2人が案内してくれました。

ここでは、4・5・6歳のグループ、7・8・9歳のグループ、10・11・12歳の3グループにわかれています。イエナプラン教育の大きな特徴はこの異年齢が同じクラスで学ぶスタイルです。ちがう学年の子が一緒に机を並べ、わからないことがあるとまず上の子に聞くことができ、それでもわからなければグループリーダー(先生)に聞くというスタイルです。学年がそもそもちがうから、わからないことは全く恥ずかしいことでなく当たり前になると。「誰かが何かをわからないことは当然であり、誰かが何かを知っていることも当然」という考えがあるそうです。

二人の子はいきなりお願いしたのにとてもしっかりと自分たちの学校について説明してくれました。自分たちの学校の特徴を理解しているし、他の学校とどこが違うということを理解しています。教育長が「学校に毎日来るの楽しい?」と聞いたら「え、なんでそんなこと聞くの?当たり前じゃないか」という表情で楽しいと答えていたのが印象的でした(プライバシー保護の規制は厳しいですがここでは後ろ姿のみ撮影オーケーでした)。

こどもたちから色々な話を聞きましたが印象的なものを3つ。完璧ではなく、課題もあります。

去年はいじめがあったそうです。発達障害のある子で大きく反応することでからかいがエスカレートしてしまったと。でも、ここで校長先生は「その子がいじめられたら守って頼りにできるグループをこどもたちに作ることを提案してくれた。それで何かあればその子は居場所ができたし、いじめもなくなった」(こども談)ということです。もちろん、イエナプラン教育は自由奔放ではなく、ダメなものはダメ、ということは徹底もしているということです。

2つ目は「これも大切だから言っておきたいんだけど、この学校には宿題はないよ」(こども談)ということ。放課後は友達と遊んだり家族と過ごす時間が大切にされていることがよくわかります。

3つ目。オランダでは中学校に上がる段階でおおまかに大学進学コースか、専門学校的なコースかを選ぶそうです。もちろん柔軟性はあるわけですが、それでもなかなか12歳にそれを選ぶのは難しそうとも思います。案内してくれた超聡明な男の子は大学進学コースかなと勝手に想像して聞いてみると「まだどちらか決めきってはいないけどレストランのシェフになるか自分のお店を持ちたい」とのこと。勉強ができるから大学、というシンプルではない人生が描かれているようです。自分の人生は誰のものでもなく自分が生きる、ということが当然に行われている印象を受けました。

実質1.5日の短い視察でしたが、実りのある内容になりました。オランダを広く移動したため視察先の移動毎に車で数時間掛かりましたが、窮屈な車内で門脇教育長や森田局長はじめ6人向かい合いながら感じたことをシェアしたり今後に何が活かせるかというテーマでじっくり話せたことも有意義でした。学びを今後のつくばの教育に活かしていきます。

白い机を囲んで、話し合っている視察中の写真

11月6日 オランダ・イエナプラン教育視察(2)

イエナプラン協会

イエナプラン協会にて、長机で四角く囲み話し合っている様子の写真

イエナプランのグループリーダー(担任の先生)の研修をしているイエナプラン協会を訪問しました。

共同設立者Hubert Winters氏が案内してくれました。『イエナプラン:共に生きることを学ぶ学校』の著者でもあります。

「学校は共に生きることを学ぶ場所」であり、共に生きるとは「自分のことをよく知り」「他者との関係性を築き」「社会や自然と共生する」ということだと話していました。イエナプランの関係者と話していると繰り返し「自分の強みを知ること」「自分自身を知ること」という表現が出てくるし、それを実践するためにいろいろな取り組みが行われています。先日総合教育会議で話をしてくれたインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢の小林りんさんも自分自身を知ることの重要性を強調していたことを思い出します。

また、「常に問いから始める」ということも徹底している印象を受けます。教えてしまうのではなく、問いを共有することで学びが始まるというスタンスは、コーチングと親和性が高くあります。イエナプラン教育ではグループリーダーはティーチングとコーチングが明確に使い分けられていて、インプットの部分でもひたすら教え込むというようなことはないようです。

そのようなものでどうやって国が定めたカリキュラムをこなすのか、という質問に対しての答えは、先に訪れた学校では明確でしたし、この協会でも同じことを話していました。例えば、こどもが海岸で貝殻を拾って学校に持ってくる。そうすると、それを素材にサークル対話というのを行い、みんなで貝殻についての質問を考えてみる。何でできているのか、どうして海岸についたのか、どうして傷ついていたり汚れているのか、などなど。そこからそれぞれが自分の気になることをより深く調べていきます。グループリーダーは日本でいう指導要領をすべて頭に入れておいて、「この子のこの取組はカリキュラムのここに該当できるな」とそれぞれについて考えて進めるそうです。

カリキュラムに定められた内容を一斉授業で教え込むのではなく、まずこどもたち中心に考え、そこに問いがあって、問いから学びを進めるているうちにカリキュラムが終わっているわけで、こどもには学習の義務感のようなものを感じません。相当にレベルの高いことだと感じますが、学びの本質を表しています。

ちなみに、施設内では催しで使うシアターや「グループセラピー」と書かれたパブもありました。これがいちばん重要な研修だそうです(笑)

グラスやジョッキにお酒が注がれた絵が描かれているパブの扉の写真

11月6日 オランダ・イエナプラン教育視察(1)

Dr.Schaepman小学校

白い外観の小学校の写真

総合教育会議で今後のつくばの教育の方向性を議論していますが、その中で注目しているイエナプラン教育についてオランダへ視察に来ています。

まずはオランダの文科省のようなところが認定する「優秀校」の中でもごく少数しか認定されないエクセレント校に選ばれたDr.schaepman小学校へ。3箇所に分校を持つ生徒数600人余りの小学校です。

案内をしてくれたRien van den Heuve(リーン・ファン・デン・ヒューヴェル)校長は40年も前から校長として教育に携わってきたベテランです。冒頭からイエナプラン教育の理念のひとつである「生きた学びについて」、実際のりんごを使うのと、紙のりんごを見せるのではできることが全くちがってくること、でも、どう評価をするかは実際のりんごのほうが大変なことなどを体感させてくれます。

これまで日本でDVDは観たり情報は集めていてイメージはあったのですが、実際に学校現場を見るとなかなか衝撃的でした。

時間割は、こどもたちが自分自身が決めます。チャイムはありません。外での遊びの時間を終えた教室にこどもたちが帰ってきた際にリーン校長が「こどもたちの自主性に注目しててね」と言いました。こどもたちは教室に入ると、確かに自分で自分の時間割を確認し次に何をやるかを把握し、それぞれに学習を開始します。単語を学ぶ子もいれば、PCを使う子もいれば、ドリルをやる子もいます。教室の一角では先生(グループリーダーと呼ばれる)が数人のこどもに対してインプットをしています。外遊びの大騒ぎからの切り替えが瞬時に自然に起きていました。

「こどもたちは学びたいんだよ。自分で決めているから」という校長のひと言には自信と喜びがあふれていました。こどもの学びをサポートするのがグループリーダーであって、教えることが仕事ではないと。オランダでは法律が変わりこどものプライバシー保護の規制が厳しくなったためこどもの撮影は完全にNGでしたが、本当に生き生きと活動していました。

国からエクセレント校に選ばれるには優秀かつ特色があることだそうです。この小学校は「入った所から学びが始まる」ことに特色があり、こどもたちだけでなく職員、保護者も同様で、常に三角形になって対話をして学び続ける状態が大切なんだと力説していました。

1人の方が立っており、市長を含む3名の方が座って話をしている様子のの写真

11月3日 市民文化祭

市民文化祭の展示作品を見学する市長の写真

限られた時間の中で茎崎、谷田部、桜、豊里、大穂、筑波会場を巡りました。各実行委員の皆さまが、それぞれの会場で中心となって文化祭をまとめてくださりました。

ゆっくり一つひとつの作品を拝見することはできませんでしたが、どの会場もこの日ために練習してきたり、時間と想いが込もった作品に溢れていて、総じて作品のレベルがとても高いのが印象的でした。

吉沼の手打ちそば、筑波でのお抹茶などなど各会場でのおもてなしも温かったし、美作流の日本舞踊や、秀峰筑波義務教育学校の校歌合唱も素晴らしかった。桜でのコロボックルのプレイパークでの手こねパンはこどもたちと一緒に大興奮。

文化祭巡りの最後は宝篋山麓秋まつり会場へ移動。主催であるNPO法人小田地域振興協議会の東郷会長の尽力により今や人気スポットとなった宝篋山ですが、この小田地区出身の中村義洋監督の代表作の上映会が小田の集会所で開催。トークショーには間に合いませんでしたが、来場者の中には京都から来た方や、150回近く中村監督の映画を見ている方もいらっしゃったそう。中村監督のますますのご活躍に期待。

2日間を通じて、つくば市民の文化芸術のレベルの高さ、温もりを味わうことはできたけど、多くの作品と皆さまとお会いするため、ひとつの会場の滞在時間を取れないのが心残りです。

複数の方々と一緒にパンを焼く市長の写真
日本舞踊のステージで5名の方が踊っている様子の写真
奥に合唱している団体がおり、その合唱を見学している市長の写真

11月2日 クレオ再生計画の議会提案を断念しました

次善の策を講じまちづくりを進めます

つくば駅周辺の中心市街地の課題解決の一環としてクレオ再生問題に対応するため、市が運営に関与する案をお示しし、これまで議員をはじめ、市民、関係者の方々と議論を重ねてきました。

クレオを所有する筑波都市整備株式会社の売却の時間的制約もある中で、全力で出来る限りのことをやってきましたが、議員のみなさまのご理解を得るまでには至らず、クレオ再生のための運営に市が関与することについて議会へ提案は断念し、本日全員協議会で報告をしました。

今後は、筑波都市整備株式会社が売却する事業者と、まちづくりの面から市として必要な調整をしていきます。

慎重なご意見のみなさまからの最も強かった声は「重要な案件であることは理解しているが市の事業として協議する時間が足りない」というものでした。他に「民間投資があるならそこを優先させるべきで市がリスクを負うべきでない」「市の事業よりマンション規制を急ぐべき」といったご意見がありました。当然「リスクを考慮しても市が主体的なまちづくりを進めるべきだ」というご意見もありました。

中心市街地の課題はクレオだけにとどまらず、エリア全体としてどうしていくべきかを考えていかなければなりません。
今後は、

  1. 今年度作成した中心市街地まちづくりヴィジョンに基づき、戦略や計画、ゾーニングなどを早急に定め、より具体的な施策を進めていきます。
  2. つくば駅周辺については、にぎわい施設や業務施設等の誘導が好ましいとのご意見があり、住宅乱立による固定化や公務員宿舎売却へのマイナスの影響を最小限にするために、つくば駅に近接する街区等については住宅の制限を実現させるための検討を進めます。
  3. 市役所の窓口機能などの中心市街地において不足している公共施設については、中心市街地の他の施設を活用するなどの対策を早急に検討していきます。
  4. スペース不足や老朽化が進む中央図書館については図書館懇話会で今後も議論を進めていただきます。
  5. つくばセンタービルについては、老朽化や求心力の低下等の課題が顕在化していることから、リニューアルを視野に入れ区分所有者と協議を行うとともに今後のあり方を検討していきます。
  6. 今年度実施したプレイスメイキングについても更なる活用を拡大し、ソフト面から中心市街地のにぎわい創出を図っていきます。
  7. その他として、周辺市街地や筑波地区の廃校跡地などのご質問もいただきましたので、地域と相談しながら実現可能なものから新年度予算にのせていくようにしたいと思っています。

この度は、クレオに関して多くのみなさまのご意見をいただき本当に感謝しております。

また、再生のために御尽力くださったみなさま、そして何より再生案に期待をお寄せくださった市民のみなさまには、私の力不足により実現に至れなかったことを大変申し訳なく思っております。クレオだけに留まらず、市の数多くの課題を一つ一つ解決していくため、今後も市民や議会のご意見をいただきながら、進めていきますので今後ともよろしくお願いします。

11月1日 シェイクアウト訓練を実施しました

市長を含む複数の方が机の下に隠れているシェイクアウト訓練の写真

シェイクアウト訓練は、放送を聞きながら、机の下などで地震の揺れから身を守る行動をとる新たな訓練の形です。

今年は、学校や事業者などから44,983人の事前申し込みがあり、ラジオなどから流れる合図に応じて、いっせいに訓練を行いました。

災害は起きることが前提。平時からとっさの対応を訓練をしておくことではじめて有事に迅速な対応ができると考えています。

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市長公室秘書課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7623

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