つくば市長公式ブログ
2026年3月
3月1日【周辺市街地の取組を中心で。そして今年はシンポじゃなくてフェス】

「つくばRegionフェス」を開催しました。去年までは「シンポジウム」としてお届けしてきましたが、今年はあえての「フェス」開催。 職員が「もっと多様な交流や、自由なコミュニケーションの時間が必要だ」と熱意を持って提案してくれたことで実現した新しい挑戦です。
会場のコリドイオは、これまでにないほど参加者同士の距離が近く、熱気に包まれました。 「見て、聞いて、話して、体験して、つながる」を合言葉に、堅苦しい挨拶を抜きにして、あちこちで「それ、一緒にやりましょう!」といった具体的な協業の話がどんどん進んでいきます。 このライブ感こそが、今の周辺市街地の勢いです。
古くからの拠点が持つポテンシャルに、多世代のアイデアが掛け合わさることで、つくばはもっと面白くなる。 各ブースを回りながら、新しい「つながり」が形になる瞬間を目の当たりにする刺激的な時間でした。引き続き全力で伴走していきます。
3月1日【バズるだけが映像じゃない。10分間に人生と哲学を込める、ショートムービーの底力】

「つくばショートムービーコンペティション2026」の授賞式。『忍びの国』『決算!忠臣蔵』など数多くの作品を手がけたつくば市出身の中村義洋監督に審査員長をやっていただく競争の激しいコンペです。
最近はSNSを開けば、とにかく最初の数秒で気を引き、インプレッション(閲覧数)を稼ぐことだけに特化したショート動画が溢れています。 それも一つの表現ですが、コンペティションに出される作品たちは全く次元が違います。
最長でも10分という限られた尺の中に、制作者の確固たる美学と哲学があり、社会や人間に対する強烈なメッセージが込められている。 常識にとらわれない発想で、試行錯誤しながら自分なりの視点を映像に焼き付けます。
全国から集まった144作品の中から、見事グランプリに輝いたのは、川﨑広大さんのアニメーション作品『あたりまえの奇跡』。アニメーションでは初の受賞です。
「つくば市長賞」には、本間裕也さん(88Films)の『TSUKUBA|変わらないものと、変わりゆくもの』。 つくばの豊かな自然と人々の営み、そして発展し続けるまちの姿が鮮烈な美しさで対比されている素晴らしい作品でした。
表現者と鑑賞者が一堂に集まり、直接熱を交わし合える場は、まちをつくる上でもかけがえのない財産です。つくばから次世代の才能が世界へ羽ばたいていくことを応援します。
3月6日【給食の「見えない壁」を壊す。つくばの有機農家たちと描く食の未来。】

上郷地区のつくばいしだファームにお邪魔し、市内で活躍する有機農家の皆さんとの意見交換会を行いました。つくばで数十年前に有機農業の道を切り拓いた石田さんのお声掛けで実現しました。
本当にすばらしい野菜を作られている皆さんですが、多くが東京など市外へ出荷されています。「もっと市内の子どもたちに食べさせたい」という思いはあっても、そこには学校給食特有の見えない壁があることを伺いました。
入札価格が見えにくいこと、1ヶ月前の受注確定、慣行栽培と同じ単価で競う難しさなど、現場のリアルな声から、市として改善すべきヒントを数多く得ることができました。
さらに、この日集まった有志の皆さんで、有機農家ネットワークを創るアイデアも生まれました。農家同士で技術や物流をシェアしていく新たな取組み、行政としても連携できるのが楽しみです。
つくばの子どもたちが、地元の野菜を当たり前に食べられる日常へ。農家の皆さんと一緒に、つくばの「食の未来」を本気で変えていきます!
3月7日【あなたがいて、世界はもっとカラフルに。チャレンジアートフェスで魂の表現に触れる。】

「第25回チャレンジアートフェスティバルinつくば」の舞台発表と、つくば美術館での作品展。松島寿樹実行委員長が率いる市内福祉団体の皆さんが、昨夏から熱い思いで作り上げてきたこのフェス。 今年のテーマは、まさに「あなたがいて、世界はもっとカラフルに」です。
アートを通して自らの内なる声と向き合い、自分らしく表現する。そこには理屈を超えた情動と、見る者の心を打つ圧倒的な芸術性があります。 障害の有無にかかわらず、多様な個性が混ざり合い、お互いを認め合って一つの作品空間を創り上げる姿は、まちのあり方そのものにつながります。
福祉は単なる保護ではなく、一人ひとりの可能性を信じ、社会へつないでいくエンパワーメントです。 そして市民こそがまちに多様な色彩と価値観をもたらしてくれます。
このフェスを通じて放たれる皆さんの情熱と表現の力が、つくばも、社会全体も間違いなく明るく、カラフルに彩ってくれています。
3月7日【未来のあたり前を、つくばから】

イーアスつくばで「スマートシティ社会実装トライアル支援事業」の最終報告会。 休日夜間の医療を支えるアプリ「LEBER」を生み出した伊藤代表との対談では、9年間続いた実証支援がもたらした価値と、事業とまちの未来についてじっくり対談しました。この事業から生まれ、今や全国に広がったアプリです。
全国に先駆けて始めたこの公募型支援も、今や多くの自治体で実施されるようになりました。そこでつくば市としてはこの事業はひと区切りとし、来年度からは筑波大学「みんラボ」と連携した「リビングラボ共同事業」へと進化させます。
市民の皆さんと研究者がタッグを組み、より実用的な未来のあたり前を作っていく。 採択された4社の熱い報告を聞きながら、実証から実装への歩みを確実に進める思いをあらためて強くしました。
3月8日【会長の見事なトランペットと絶品の甘酒!吉沼の熱気は「月1回の朝市」へ進化します】
ミートショップいちむら前広場で行われた今年度最後の吉沼マルシェ「食と酒の祭り」。ステージイベントも魅力があふれていて、「吉沼、元気!協議会」の寺田会長自らがトランペットを見事に演奏している姿も。自ら先頭に立ち楽しみながら地域を盛り上げる姿、とても素敵です。
そして「食と酒」の名の通り、地元グルメも充実。 吉沼といえば、先日「霧筑波」で27年ぶりの関東信越国税局酒類鑑評会・最優秀賞という歴史的快挙を成し遂げた浦里酒造さんです。白麹から作った甘酒をいただきましたが、これが本当に絶品で、ほのかに酸味があって、甘酒の概念が変わります。栗原からつくばヴィンヤードも出店していて、ホットワインでもあたたまりました。
そんな、すっかり地域に定着したこの吉沼マルシェですが、来年度からはさらに嬉しい進化を遂げます。 毎月1回開催の「吉沼朝市」としてリニューアル。「吉沼に行けば、月に1回必ず朝市をやっている」と市内の皆さんに認識してもらえる、より日常的な交流の場になっていくのが今から楽しみで仕方ありません。
吉沼に関わる皆さんのこれからの活躍を、全力で応援していきます!
3月8日【スランプを抜けた笑顔。トッププロとの交流が中高生にもたらしたもの】

「ぱんだウインドオーケストラ」メンバーによる吹奏楽クリニックの成果発表会へ行ってきました。
昨年12月から全5回、中高生が国内トップクラスのプロ奏者から直接指導を受けるという、とても贅沢な企画です。
東海村出身でコンサートマスターを務める上野耕平さんをはじめ、第一線で活躍し続ける本物のプロフェッショナルたちが伴走してくれました。 そんなトッププロの音を肌で感じ、直接言葉をもらった中高生たち。いざ本番が始まると、堂々と見事な演奏を響かせてくれました。
スランプに悩んでいた生徒が、プロのアドバイスで「いい音が出せるようになった!」と嬉しそうに話していたのがとても印象的でした。
ちょっとした関わりで、この世代は本当に大きく変化していきます。つくばの若者たちに、これからも本物に触れる機会をどんどん作っていきたいと思います。
3月10日【他国は23歳、日本は21歳。2歳上の強豪に気持ちで打ち勝った大岩ジャパンの凄み】

サッカーU-23日本代表の大岩剛監督が、アジアカップ連覇の報告でご来庁。
ご存知のサッカーファンも多いと思いますが、今回の日本の優勝は大きな快挙です。アジアの強豪国が「23歳以下」のフルメンバーで臨む中、次回のロス五輪を見据える日本は、あえて2歳若い「21歳以下(U-21世代)」で挑みました。
お話を伺うと、年上でフィジカルが上回る相手に対しても、選手たちは気持ちで絶対に負けずに立ち向かい、大会を通じて大きく成長してくれたとのこと。 この中からA代表へステップアップしていく選手も出てくるだろうと、若き代表への確かな手応えを語ってくれました。
グループリーグから決勝まで「16得点・わずか1失点」という完璧な優勝。大岩監督は筑波大学の出身で、現在は地元企業の関彰商事さんのスポーツアドバイザーも務められています。
パリ五輪のベスト8からさらに進化を続ける名将が、つくばにゆかりのある方だということは私たちにとっても大きな刺激となります。
大岩監督のもとで逞しく成長する若き代表チームを、つくばから応援していきます!そして、5月にちょっとしたサッカーイベントを企画してるのでトレーニングもがんばろっと。
3月11日【15年目の3.11】
東日本大震災から15年。今年もつくば市役所では地震発生時刻の14時46分に合わせ黙祷を捧げました。 犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表します。
15年という月日が経ちましたが、つくば市内には今もなお、被災地から避難し、暮らしている方々が数多くいらっしゃいます。 復興は決して過去の出来事ではなく、現在進行形の課題です。
「忘れないこと」が、まずは何よりの支援。 震災の記憶を風化させないために、私たちにできることはたくさんあります。
3月15日【定員超えの大盛況。つくば路42kmを自転車で満喫】

つくば市で初開催となる「いばチャリinつくば」。当初定員100名のところ、あまりの人気に130名まで枠を拡大しての開催。LuckyFMのみなさんとつくば市のサイクルコミュニティ推進室が準備をがんばってくれました。私も開会式で挨拶した後、参加者の皆さんと一緒に市内約42kmのコースにフル参加してきました。
最近は自宅でのZwiftもほどほど程度でしたが、筑波山や美しい田園風景を楽しみながらややのんびり目で気持ちよく走れました。 途中4カ所のエイドでいただいた地元グルメの補給食が体に染み渡ります。最高のサイクリング日和で、参加された皆さんの笑顔が弾けてました。
つくば市は昨年10月、日本自転車競技連盟と連携協定を結びました。 自転車による観光振興だけでなく、車から自転車への「グリーンシフト」を進めることで、渋滞を減らし、空気をきれいにし、健康的なライフスタイルを実現したいと本気で考えています。
「自転車のまち・つくば」をどんどん面白くしていくので、皆さん一緒に走りましょう!
3月17日【つくばが、京都・横浜に次ぐ全国3位になった話】

環境省から「自然共生サイト」の新たな認定が発表されました。
「自然共生サイト」とは、民間の土地や企業の敷地も含めて、生物多様性の保全に貢献していると環境省が認定する制度です。誰かが声をあげて、手を挙げてくれないと増えない。つくばにはそれをやってくれるみなさんが、確実に増えています。
つくば市は今回の認定で、全部で8件となりました。市町村別で神戸市と並び全国3位です。
1位・京都市(13件)、2位・横浜市(10件)に次ぐ順位です。政令指定都市でも大都市でもない、人口26万人のまちがこの顔ぶれに並んでいます。
なぜつくばが?
答えはシンプルです。つくばには生き物と自然を本気で調べ、守ろうとしている人たちがいます。そしてその知見を、今まさに市役所としてまちづくりに活かす仕組みをつくっている最中です。
市の目標は2030年に20件、2034年に40件。
まだ道半ばです。数を競う種類のものではないのですが、それでもこの結果は、市民が本気で「自然と共に生きるまち」を目指している活動の豊かさの証。これからも市民とともにグリーンシフトの歩みを進めます。
3月17日【「台湾のシリコンバレー」の市長が、日本の研究都市を訪ねてきた理由】

台湾・新竹市の高虹安市長が、つくばを訪問してくれました。
新竹市は「台湾のシリコンバレー」。世界の半導体の圧倒的シェアを持つTSMCの本社があり、研究学園都市としても知られる街です。少子高齢化、気候変動、都市への人口集中——抱える課題が、つくばとびっくりするほど重なります。さらに台湾のタピオカ人気店の名前は「50嵐」というから、そりゃあもう親近感湧いてしまうよね。
高市長は、アメリカで機械工学の博士号を取得し、テック企業で活躍してきた稀有な政治家。その経験をもとにリーダーシップを発揮しテクノロジーの社会実装をどんどん進めています。
つくば市には現在、350人以上の台湾出身の方が暮らしています。TSMCがつくばの産総研内に研究開発センターを設立して以来、台湾とのつながりは急速に深まってきています。
科学技術を軸に、国境を越えて「ともに創る」——今日の対話はまさにそんな時間でした。分断が叫ばれる世界で、課題解決という共通の目標を持つまち同士が手を携えることに、大きな可能性を感じました。
3月25日【草が生い茂っていた場所が、通学路になった】

地元の区長さんをはじめ、地域の皆さんからの声を受け、市役所庁舎と研究学園駅の間に新しい通路を整備しました。
かつては草木が生い茂り、立ち入ることもできないデッドスペースだった場所です。それが生まれ変わり、駅と市役所を結ぶ新たなルートが誕生しました。
市役所へのアクセスが増えることで、日々の移動がより便利になります。研究学園駅周辺の駐車場不足という課題に対しても、市役所駐車場を活用しやすくなることで、少し緩和できればと思っています。
そして何より嬉しいのは、この通路が近隣小学校の通学路としても使われること。こどもたちが安全に、気持ちよく歩ける道になってほしいと思います。
駅とまちの関係が、もう少し近くなる。小さな整備ですが、日々の暮らしに直結する変化だと思っています。地域の皆さんの声が、まちの形を変えていくこのようなまちづくりを続けていきます。
この記事に関するお問い合わせ先
市長公室秘書課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7623
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更新日:2026年04月21日