つくば市長公式ブログ

更新日:2025年01月15日

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2024年12月

12月30日【 つくばの年末の風物詩「つくばで第九」、感動の第17回公演 】

演奏の様子

つくば市の年末を彩る「つくばで第九」が今年もノバホールで開催されました。指揮に三河正典氏、合唱指揮に富澤裕氏をお迎えし、約4か月間、合唱団の皆さんが“躍進する第九”を目指して練習に励んだ舞台は素晴らしかったです。
喜びとは何か、という問いは、シラーの詩をもとにベートーヴェンが「第九」を書いた200年前から変わらず私たちに投げかけられています。ベートーヴェンは自らの苦しみや孤独、そして逆境を超え、音楽で人類の普遍的な喜びを描きました。その喜びとはただ個人の幸福ではなく、私たち全員が共に分かち合う平和と、そこに向かう希望だと思います。
会場には多様な背景を持つ市民が集まり、ウクライナの方もいらっしゃいました。分断と対立が深まる世界で、歓喜の歌の「すべての人が兄弟である」というメッセージは、まさに今こそ必要とされています。
関係者の皆さま、そして合唱団の皆さまに心より感謝申し上げます。来年も楽しみにしています!

12月30日【つくばチャレンジ2024、大成功! 】

参加したロボットたち

今年も「つくばチャレンジ」がつくば市役所と研究学園駅前公園を会場に開催され、約80チームが個性豊かなロボットが並ぶ姿は壮観でした。参加ロボットはすべて唯一無二で、操作なしで実環境を果敢に走行していきます。
このつくばチャレンジ、先進性と実環境での技術発展への貢献が評価され、今年開催された「第11回ロボット大賞」で日本機械工業連合会会長賞を受賞しました。
つくば市はこれからも様々なチャレンジを通じ、市民生活に役立つ科学技術を推進していき、未来を切り拓くまちづくりを進めていきます。

12月28日 【3期目のロードマップができました!】

市長に就任して以来、「市民第一の市政」を掲げ、具体的な政策の推進にこだわってきました。公約を政治家の選挙の時の口約束に終わらせないために、ロードマップを作り1年毎に公開してきました。この取り組みでマニフェスト大賞で2回表彰を受けました。
1期目は82項目の公約進捗率90.4%、2期目は135項目が86.1%と着実に成果を上げられていると思います。3期目で掲げた99項目のロードマップができましたので議会で報告しました。量が多いですが、ぜひご一読ください。市民のみなさんとともに挑戦を続けます!

12月28日 【「不登校児童生徒」がつくばでは減少傾向へ】

文科省の不登校児童生徒についての調査結果が発表され、全国の小中学生の不登校は11年連続で増加し過去最多となりましたが、つくば市は令和5年度に減少傾向に入ることができました。
この数年間、つくば市では相談と支援の選択肢を増やすためあらゆる施策を行ってきました。全国的にもほとんど行われていなかったすべての小中学校への校内フリースクールの設置、月謝が高く通える人が限られてしまう民間フリースクールへの実質一人当たり月4万円の助成、公設フリースクールの設置、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門人材の大幅増員などの施策を、教育委員会や議会での議論、支援団体等との対話を通じて進めてきました。
つくば市は決して「学校に戻る」ことをゴールとしていませんが、少なくとも減少傾向に転ずることができたのはこういった取り組みが形になってきていることだと思います。当事者の保護者のみなさんからも前向きなお声を数多くいただきます。
記事に取り上げられることも増え、多くの自治体からつくばの取り組みを視察に来てくれたり、問い合わせを受けるようになりましたし、首長のネットワークでもつくばの取り組みを参考に広げているという声を聞くことが多くあります。全国で不登校児童生徒への支援がこうやって広がっていくのは心強いことです。
一方で、現在の状況が万全とはまったく思っていません。
つくばでもまだ「支援につながれていない」こどもたちが多くいますので、支援につながれるようにするために、行政としてより多くの努力が必要です。支援員の確保も必要ですし、市で手厚い採用をすることによって、民間のフリースクールでの人材確保に困難が生じている事例もあります。また、校内フリースクールの利用の柔軟性等も課題として残っています。
これらの課題に丁寧に対応しながら、「幸せな人生」を最上位目標とするつくば市の教育大綱の実現に向けて、こどもたちが自分らしく学び、成長できる環境づくりを引き続き全力で進めます。

不登校児童生徒数の推移のグラフ

12月26日【DST EVIDENCE AWARDS 2024 大賞受賞!】

表彰式の様子

データによる政策立案を社会に実装する取組を進める一般社団法人Data for Social Transformation(DST)が主催する「DST EVIDENCE AWARDS 2024」で、つくば市が大賞を受賞しました!
トップランナーの審査員が選ぶこの賞の審査は、委員長の慶應の宮田裕章先生はじめ、エビデンスの考え方を世界に広める中室牧子先生などの研究者、LINEヤフーの川邊会長などの日本をリードする経営者、そして全国の自治体が羅針盤にしている福岡市の高島市長など、各界のトップランナーによって行われました。その中で、つくば市のプロジェクトが大賞に選ばれたことはとてもうれしく思います。

【 何がすごいの?このプロジェクト】
つくば市の今回の取組みは、高齢化が進む中、要介護認定を受けた高齢者の「病気パターン」を分析し、6つのグループ(Clinical subtype)に分類することに成功しました。これにより、 個別化されたケアの提供 が可能になり、介護現場に大きな変化をもたらす第一歩となりました。
具体的には:
・必要なケアをピンポイントで提供することで、 経験則ではなく科学的エビデンスに基づいた介護を実現
・自治体でのデータ活用アプリ開発の可能性も視野に
・ケアマネージャーの負担軽減や地域診断の新しい指標としての活用も期待
といった可能性があります。

【データに基づく政策形成へ】
つくば市は、5年前にこの分野で世界的に知られる筑波大学の田宮菜奈子先生の研究室と協定を結び、研究室のみなさんに参与として活躍をいただき、複数の論文も発表しています。今回の研究の中心となったつくば市役所で職員として活躍してくれている鈴木愛参事補も、田宮研究室です。
私は専門家が入るデータに基づく政策形成(EBPM)の有志のグループでも活動していますが、EBPMも様々な度合いがあり、その言葉の使われ方も場面でかなり違いがあります。そのあたりも整理しながら、データに基づく政策形成を進めていきたいと思います。

12月24日 「吉沼マルシェ クリスマスマーケット」大盛況!

学生のみなさんと市長

地域の魅力がぎゅっと詰まった「吉沼マルシェ クリスマスマーケット」へ。クリスマスムード満点のステージや装飾で、普段とは一味違う楽しさを皆さんと共有できました。
寺田会長のリーダーシップのもと多くの取組が行われて、地元の子どもたちがステージに出たくてダンスクラスが満員になるくらい活気が出ている吉沼地区!地域を支える「吉沼、元気!協議会」の皆さんの情熱で、マルシェはどんどん盛り上がっています!
さらに、チャレンジショップ「吉沼まちかどテラス」では新店舗も登場!
・ WASHI no COFFEE
・ Dot.Bagel
・ 3po Books
めちゃくちゃいい雰囲気のなか、人が集い交流が生まれる素敵な空間になってます。
R8の学校で「部活動」をしてるみなさんのコーヒー粉を使ったスクラブも体験。いいつながりが生まれてます。
皆さんもぜひ吉沼でこの温かい雰囲気を体感してください!

12月24日 【つくばエクスプレスを東京駅へ!そして臨海地下鉄接続を】

同盟会結成の集合写真

TX東京駅延伸だけでなく、臨海地下鉄への接続を視野に入れた組織が立ち上がりました。東京ビッグサイトや羽田空港への直結により、つくば市の研究機関と世界をつなぐアクセス強化も大いに期待できます。
ちなみに写真の市長たちの並び順は駅の順番です。会長に就任した守谷市の松丸市長のリーダーシップのもと、TX沿線自治体と東京都中央区など4都県11区市で連携し、全部つながるところまでがんばります。

12月20日 【飯野副市長退任】

退任する飯野副市長

2期8年間にわたり、大変な活躍をしてくれた飯野副市長が退任しました。私が市長に就任以来ずっと支えてくれた心強い存在でした。以下、思いを込めて少し長くなってしまいましたが、議会で発言した内容を記します。8年にわたり本当にありがとうございました!
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この度、2期8年間にわたり副市長として大変な活躍をしてくれた飯野副市長が今期で退任することに伴い、この後本人から挨拶の機会がありますが、まずは私から、その功績をあらためてみなさまにご紹介するために発言させていただきます。
飯野副市長は、長年つくば市職員として活躍をし、部下からも頼れる上司として全幅の信頼を置かれていました。私が市長に就任した際には市役所を離れていましたが、市政立て直しが急務の状況で、即戦力として副市長として支えてほしい旨を伝えた時のことはよく覚えております。当時の議場でもお話をしましたが、私は、飯野副市長にお願いするに当たり「イエスマンにならないで欲しい」ということを伝えました。なぜなら、市役所における市長の権限は極めて大きく、特別職のあり方次第では正しい情報も入らず、視野が狭くなり、市民の必要とすることを見失ってしまうことがあるからです。当時、住民投票で市民の8割という圧倒的な反対の結果で白紙撤回されることになる総合運動公園事業が、そこに至るまで市役所内部では異論が出なかった、むしろ出せなかった、この事実はその象徴と捉えています。
私のそのような話に対して、飯野副市長は、「当然市長にもノーと言う。申し訳ないが、市長のためになる・ならないでは判断しない。市民のためになるかならないかで判断する」と力強く言ってくれました。
就任後、飯野副市長はその言葉通り、市民のための仕事をしてくれました。職員からの相談を丁寧に受け、その極めて豊かな行政経験と知識から助言を与えて事業の推進に大きな力を発揮してくれました。とりわけ、開発需要が高いつくばで大きなテーマである産業用地や都市開発において、常に未来のために今どのような投資をしなくてはいけないかという視点から、積極的な施策につなげてくれました。また、常に都市構造を俯瞰し、都市計画道路をはじめとしたつくばのあるべき形の都市計画について原点に立ち返りながら、その事業推進にあたってくれました。多数の事業推進の、ほんの一例として、市にとって重要な計画道路でありながら数十年間一切動きがなかった妻木金田線においても、測量を開始することができたのはその力の証左です。
そして、約束通り、しばしば私に対してもノーとも言ってくれました。もちろん、ただ否定するのではなく、事業の進め方として別のアプローチをしたほうがいいと数多くの助言をしてくれました。さらに、事業を修正するだけでなく、市民のためになると思えば、私よりも推進に踏み込むこともあります。つい先日の会議でも、現在市で行っているある事業について、私は他自治体の基準にあわせた実施がいいのではないかと話したところ、飯野副市長から「つくばだからこそ、独自であっても市民のために実施する必要がある」と意見があり、その内容で実施することとしました。
このように、その類まれなる行政手腕をもとに、あらゆる事業を、市民のためになるかを熟慮し、長期的な視点からつくばの発展に資するかを展望したうえで推進してくれました。私が市長として仕事を始めたばかりで、市政を正常化させながら軌道に乗せる時期、さらにその上で未来への投資を開始する必要があった重要なこの2期8年間に、飯野副市長の存在は欠かせないものであり、一緒に仕事をできたことは心強く、また、光栄なことでした。
昨日の議会答弁で、朝日が昇るとともに仕事をし、日が暮れるともに家に帰り休むという信条のお話をされましたが、つくばの発展には欠かせない存在ですので、まだまだ市に関わる事業で今後も活躍してもらいたいと考えています。まずはこれまでの市政発展への貢献に、この場所からお礼を申し上げます。8年間にわたり本当にありがとうございました。

12月14日 【 つくばクオリティ認定式】

認定式の集合写真

「つくばクオリティ」は、つくば市が誇るイノベーションの象徴のひとつで、今年は 一般部門7者、特別部門1者 の計8者が認定され、「つくば発」の優れた製品・サービスが新たに仲間入りしました。魅力的なサービスや製品だらけです。

【つくばクオリティとは?】
つくば市内の事業者が生み出した製品・サービスの中で、
・ 独自性
・ 市のイメージ向上への貢献
・ 優位性
を備えたものに贈られる称号です。認定を受けると以下の特典が付与されます。
 ・認定ロゴマーク の使用権
 ・市ホームページやSNSでの情報発信
 ・展示会出展やPRの場の提供
 ・専門家による個別相談や市による試験購入支援

さらに、今年の特別部門テーマは「環境・脱炭素」。世界が注目する地球温暖化の課題に挑む製品・サービスが選ばれています。これは、つくば市の「ゼロカーボンシティ宣言」にも通じる取り組みであり、未来に向けた大きな一歩です。
どの商品・サービスも、つくば市発ならではの個性と魅力が満載ですので、市としても、認定事業者を全力でバックアップし、新しい挑戦や成長を支えていきます!

12月14日【Tsukuba Startup Night 2024、大盛況!】

スタートアップナイトであいさつする市長

今年も、ベンチャー・カフェ東京との共催で「Tsukuba Startup Night 2024」をCIC Tokyoで開催し大盛況でした。
 「つくばのテクノロジーを世界へ!」を合言葉に、ライフサイエンスや宇宙分野を中心としたつくばのスタートアップの強みや、グローバルで活躍するための秘訣を語るスピーカーたちと未来を描く場となりました。
 テクノロジーを事業化するためには、スタートアップ単体ではなく、大企業や金融機関との連携、そして研究者たちのチャレンジ精神が欠かせません。つくばのエコシステムは、まさにそれを支える舞台となっています。つくば市はスタートアップ戦略のもと、人材育成とスタートアップ支援に本気で取り組んでいます。この夜に集まった情熱をさらに広げ、つくばから世界を驚かせるイノベーションを次々と生み出していきます。つくばのスタートアップストーリーにぜひご注目ください!

12月13日 【「つくば市表彰式」で感じるまちづくりの原点 】

11月30日の「つくば市民の日」にあわせ、つくば市表彰式を行いました。
つくば市が誕生してから37年。当時15万7千人だった人口は、ついに 先月26万人を超えました。昨年は人口増加率で全国1位となり、「選ばれるまち」として認知されています。そして、スーパーシティや脱炭素先行地域の選定など、未来を見据えた取り組みを進めています。
つくばがこのように発展を遂げられたのは、地域を支えてきた皆さんのおかげであり、その活動の積み重ねこそがまちを編んできました。その営みを知ることで、あらためて地域への愛着を深めることができ、その功績をもっと市民に伝えることも目指して、この表彰制度をつくっています。
行政ができることには限界があります。市民のみなさんと力を合わせ、すべての世代が自分らしく幸せに暮らせるまちをともに創っていきます。

つくば市表彰式の集合写真1 つくば市表彰式の集合写真2

 

12月9日 【県の水道事業への不参加について】

県で検討されている水道事業広域連携については、令和5年9月に水戸市が参加しない旨を表明し、現在までに6自治体が不参加の意向とのことです。つくば市もこれまで広域連携検討・調整会議などに参加し、多角的な検討を行った結果、不参加の方針とし、市議会勉強会で説明しました。
広域連携による効果として、受水費のわずかな低減や、組織の集約による経費削減、新規整備や耐震化に活用できる交付金が見込まれるとされています。しかし、広域連携が地域の実情や住民の利益にどの程度寄与するかは、各自治体で異なる状況があります。 
つくば市の場合、現在も人口増加に伴い給水収益が確保されており、水道事業運営に必要な職員数も維持しています。また、料金水準は県平均より低く、広域連携により料金が上昇する可能性や、水道未整備地域の解消が進みにくくなるリスクも懸念されます。 
このような背景を踏まえ、つくば市では単独経営で安定した運営が可能であり、広域連携への参加は市民にも市にもメリットが見込めないと判断しました。他の自治体と協力しながらも、地域の実情に合った持続可能な水道経営を目指していきます。

つくば市水道事業の方針

12月5日【3期目の所信表明を行いました】

議会での所信表明の様子

今日の議会で3期目の所信表明を行いました。今回は99の公約を進めるための、5つの土台となる考え方を中心に話しました。市政をさらに前に進めるために、市民や議会のみなさんとの対話を積み重ねながら、全力で職務に当たります。

この記事に関するお問い合わせ先

市長公室秘書課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7623

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