つくば市長公式ブログ

更新日:2026年05月11日

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2026年4月

4月1日【市役所だからこそできること。62人の新たな職員とともに】

それぞれの場所で自分らしさを保ちながら活躍して欲しいと思います

今日から新年度。つくば市役所には、10代から40代まで、事務から土木、消防、保健師、保育士まで本当に多様な経歴と専門性を持つ62名の新規採用職員が加わりました。

採用された職員に伝えたのは、社会の仕組みの中に潜む「見えない暴力」の話です。貧困や格差、孤立といった問題は、決して個人の自己責任などではなく、社会の構造そのものが生み出している「構造的暴力」に他なりません。

市役所の仕事とは、そうした見えない壁に気づき、仕組みを変え、具体的に動くこと。職員一人ひとりがその目標を意識して取り組んでほしいと話しました。一緒に仕事をしていくことが楽しみです

4月3日【「さくら小学校」開校!】

「さくら小学校」の開校式に出席し、開校を宣言しました。 33校目の小学校、中学校をあわせると51校になりました。この3年で小中あわせて6校の新設開校です。

栄小学校、九重小学校、栗原小学校からの分離新設校で、栄の「さ」、九重の「く」、栗原の「ら」をとって名付けられた、地域の思いが詰まった学校です。木をふんだんに使った設計をお願いしたところ、本当にすばらしい校舎となりました。

初代校長に就任した岡野先生は、つい先月まで市の「学び推進課長」を務めていた、つくば市の教育大綱について誰よりも考え、中心となって進めてきた存在です。

学校の各所に設けられたワークスペースなどの環境を活かし、つくば市が目指す「教えから学びへ」の教育ビジョンを、岡野校長が現場のトップとしてこの新しい環境でどのように体現し、新たな学びを生み出していくのか。今から本当に楽しみでなりません。

私が市長に就任して以降設計した校舎はすべて、週末の市民利用を最初から想定してセキュリティを分けた作りにしています。さくら小学校も、図書室、音楽室、図工室、家庭科室が開放されます(10月以降予定)。今のうちから人口減少時代を見据え、地域のコミュニティ形成も視野に入れた設計です。

さらに、市内2校目となるアフタースクール事業も実施します。放課後のあり方もアップデートしていきます。

校歌は、一青窈さんの「ハナミズキ」の作曲などでおなじみの茨城県出身シンガーソングライター、マシコタツロウさんにすばらしい曲を作っていただきました。こどもたちの元気な歌声が、この新しい校舎に響き渡る日が待ち遠しいです。

開校準備委員会の皆様をはじめ、この日を迎えるためにご尽力いただいたすべての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。 さくら小学校で、子どもたちが地域と交わり、自分らしく「好き」や「得意」を伸ばしていけるよう、市としても全力でサポートしていきます!

4月4日【私たちは「けんがくの推し活」をやっている】

研究学園都市建設の50年前がそうだったように、新しいまちの新しい動きが次の世代につながっていく、というようなことをひとこと

【私たちは「けんがくの推し活」をやっている】

けんがくさくらまつり2026

小雨まじりのお天気でしたが、会場にはたくさんの方が集まり、とてもにぎやかであたたかな雰囲気でした。

つくばスタイル館(古民家)を中心に、音楽イベントやスタンプラリー、展示、焼き芋、バスケットボール、おもちゃづくり体験など、楽しい企画が盛りだくさん。

地域の皆さんがアイデアや力を持ち寄って、みんなでつくり上げたイベントなのだと感じ、とても嬉しくなりました。ここで暮らす住民の皆さんが、自然につながり、交流している様子もとても素敵でした。

研究学園は、TX開業とともに生まれた新しいまちです。

ここで育つ子どもたちにとって、「ふるさと」として誇れる場所になるように――そんな思いを持って、地域の皆さんがまちづくりに取り組まれています。そしてみんな楽しそう。

なぜこんなに楽しそうなのかなと思っていたのですが、以前けんがくまちづくり実行委員会の島田さんがお話していた言葉でストンと腹に落ちました。

私たちは「けんがくの推し活をやってる」と。

そうですよね、まちづくりとか色々言い方はあるけれど、やっぱりそこを推したいからですよね、とすごく納得。

そんな大好きな研究学園地区で、新しく引っ越してくる人たちを桜で歓迎したい。そんな願いから育てられてきた桜並木の下で、人と人がつながる場が生まれていることに、あらためて地域の力を感じました。

4月6日【悲願のTX東京延伸が大きく前進した一日】

議連のみなさんへ首長からの要望

「つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会」の決起集会、そして続けて「つくばエクスプレス利用・建設促進議員連盟」の総会のため、衆議院議員会館へ行ってきました。

▼ 沿線自治体×国会議員の強力なスクラム

この期成同盟会は、東京延伸の早期実現のために沿線自治体の首長が連携して作った組織で、守谷市の松丸市長が会長として力強くリーダーシップを発揮してくださっています。

そして、議連のほうは茨城3区の葉梨衆議院議員が会長を務められています。今回、期成同盟会からTX東京延伸と臨海地域地下鉄との接続に向けた要望書(依頼文)を提出し、議員の皆様からも非常に前向きで熱い言葉をいただきました。

▼ 片山財務大臣からの心強いメッセージ

さらに総会には、日本成長戦略本部の片山財務大臣も駆けつけてくださいました。 そこで「TX延伸は経済の好循環を生む可能性が極めて高く、このエリアは非常に有望だ」という、これ以上ないほど心強いメッセージをいただいたのです。

松丸会長も「東京方面延伸はこの2年ほどが勝負」と常々おっしゃっていますが、この日の期成同盟会から議連へと続く熱量と一体感は、間違いなく事態が「大きく前進した」と確信できるものでした。

▼ 単なる交通インフラではない、日本の成長戦略

言うまでもなくTXは、つくばと首都圏を結ぶ大動脈です。開業以来、通勤・通学だけでなく、研究、産業、そして子育て世代の暮らしを根底から支えてきました。

今回の議連でも共有されたのは、この延伸と接続を「単なる交通インフラ整備」で終わらせてはいけないということです。つくばの研究集積拠点としての圧倒的なポテンシャルを活かす、まさに「日本の成長戦略の要」として位置づけ、実現を目指していきます。

つくばから柏の葉にかけての沿線には、人工知能や航空・宇宙など、実に17もの成長分野が集積しています。これらを1本の線で都心や臨海部とダイレクトにつなげば、世界中から投資やトップタレントを呼び込み、新たなイノベーションを次々と生み出す途方もない可能性が広がります。

つくば、そして日本の未来を切り拓くこの一大プロジェクト。期成同盟会や議員連盟の皆様と連携しながら、何としても実現に向け、今後も粘り強く進めていきます!

4月8日【水で宇宙へ!?東大発スタートアップの最先端拠点がつくばに誕生】

ただの「水」を推進剤にして小型衛星を宇宙空間で動かす。そんなSF映画のような技術を実現させている宇宙スタートアップ「Pale Blue」の新しい生産技術開発拠点のお披露目会に行ってきました。

拠点の新設にあたっては、つくば市も仲介に入り「茨城県企業立地促進補助金」を活用いただきました。ご一緒した大井川知事は宇宙ビジネスを茨城の成長産業と位置づけ積極的な投資を行ってくれています。

本社がある柏の葉からはTXでダイレクトに繋がり、ビジネス面だけでなく教育環境などの生活面も高く評価していただいています。

つくばにはJAXAをはじめ、世界トップクラスの宇宙関連の研究機関が集まっています。ここから量産される水エンジンが、世界の宇宙開発を持続可能なものに変えていく。つくばから宇宙への大きな一歩、これからも応援していきます。

4月12日【磯崎新の「虚」を彩る百の着物。お天気に恵まれた日曜日、今日も市内各地で多くの方にお会いして楽しく過ごせました!】

ただただ圧倒される吊るし雛

▼ 9:00 区会総会 @鬼ケ窪

簡単に挨拶をしたあと、質問やご意見の時間となり、そのまま即席のタウンミーティングへ。4月からの自転車のルール変更や公共交通の課題、認知症や地域の福祉、集会所の施設整備から学校のエアコンまで、多岐にわたってとても活発にご意見をいただきました。こういう風に生でお話しして温度感を感じることは市長になってからずっと大切にしてます。

▼ 10:10 吊るし雛の「布遊び展」 @真瀬

毎年お邪魔していますが、立体曼荼羅のような壮観な世界にいつも圧倒されます。ちょうど海外の方もいらしていましたが、大変感銘を受けていらっしゃいました。

小匙のチャリティーマルシェ。みなさんの思いのこもった商品たちの物語を聴くのもまた楽し。

▼ 11:00 チャリティーマルシェつくば @竹園ショッピングセンター

小匙のスペースを使ったマルシェへ。売上の5%は、小児がんの子どもたちやご家族を支援する「ヒスターズナウ(HiStar'Snow Tsukuba)」のみなさんに寄付されます。ボランティアのみなさんが、それぞれの思いがこもった商品を熱く語る姿がとても素敵。私は料理用にリンゴ酢や米油などを購入。さて、リンゴ酢は何に使おうかな。

久松農園の久松さん。

▼ 11:30 おまつりつくいち @中央公園

通常のつくいちの拡大版です。仲間数人と立ち上げてから10年以上経ち、私はもう運営には関わっていませんが、本当に素敵な場所になったなと感慨深い。もっくん珈琲に聞いたら、未だに定例のミーティングをやっていて、それぞれがどういう物語を持っているかといったことを熱心に議論しているとのこと。

とてもたくさんの人に会えたりお話しできたりして嬉しかったわけですが、とりわけ久しぶりに久松農園の久松さんにお会いできて良かった。今後の農業をつくばとしてどうしていくか、短い時間でも大きなヒントをもらえました。さすが日本一話のうまい農家。野菜ももちろんうまい。

着物がセンター広場を彩る

▼ 12:15 百人きもの @つくばセンタービル

これまでの筑波山から場所を移して、今回で7回目の開催。私も着物を借りて、着付けをしてもらい参加しました。 磯崎新先生が「虚」の設計思想を持ってデザインしたセンター広場を、華やかな着物が創造的に彩る様子はとても魅力的で、磯崎先生ならこの光景をどんなふうに解釈するだろうかと想像が膨らみました。

参加者のみなさんの着物への思いも素敵。「お母さんが好きだったので若い頃に作ってくれた」「亡くなった妹のものを仕立て直した」「思い出の着物を洋装に仕立てた」など。それぞれに物語があり、永く受け継がれていくのも着物の魅力の一つです。実行委員のみなさんのがんばりが素晴らしい。

野口雨情コンサートは、万葉集と雨情のつながりが見えるさすがの構成でしたし、楽曲も堪能しました

▼ 14:00 野口雨情コンサート @ノバホール

茨城県出身の詩人、野口雨情の未発表の詩が見つかり、それにつくば出身のピアニスト門田和峻さんが曲をつけた新作の発表がありました。野口雨情は1930年の夏につくばの旅館に滞在し、『筑波節』や『筑波小唄』を作詞するなど、つくばとも深い縁があります。 万葉集研究家の布浦先生や、野口雨情の直孫である野口不二子さんのお話もとても興味深く、金子美香さんの素晴らしい歌声とともに堪能。

▼ 16:20 リブラリウム @むすびつくば

リブラリウムというのは、一箱本棚のオーナーになり、みんなの思いを込めて民設で公共の図書館を作るという取り組みです。私もオーナーになっているのですが、更新手続きをしていなかったので顔を出してきました。本棚にはそれぞれのオーナーの思いがこもっていて、眺めるだけでも面白い。私の棚のPOPは秘書課の職員のお子さんが作ってくれました。

4月21日【小中学生は無料招待!つくばに女子プロが。】

女子プロレス団体「マリーゴールド」の橘渚選手、リングアナのオッキー沖田さん、団体を支援している廣瀬会長が来てくれました。

5月4日(祝)、つくばカピオで「子どものいじめ撲滅」をテーマにした大会を開催するにあたって、地元の小中学生を無料招待してくださいました。

女子プロレスは今、ものすごく人気です。都内で大きなホールをやると満員になるほど。大スターの岩谷麻優選手、林下詩美選手なども参戦するとのことで、本物のエンタメがつくばで味わえます。

訪問中、橘選手に軽くキックをいただきました笑 少林寺拳法をやっていたのははるか昔の大学時代だけど、身体は覚えているものでその一瞬はガチで受けにいってしまった。

4月25日【岩手県の大規模林野火災に対応するために緊急消防援助隊が出動しました】

2026年4月22日(水)に発生した岩手県大槌町の大規模林野火災を受け、消防庁から出動の要請を受け、つくば市消防本部から緊急消防援助隊として通信支援小隊3名、後方支援小隊4名、合計7名が出動しました。この隊は3泊4日の活動です。早い鎮火に力を尽くし、無事での帰還を願っています。

4月25日【土づくりからこだわる。6万株が咲き誇る「つくば牡丹園」の舞台裏】

博士号を取得後も徹底的に研究を続け実践する関園長

今年も「つくば牡丹園」を訪問してきました。

2万坪という広大な敷地に、牡丹と芍薬があわせて800種、6万株咲き誇っています。丁寧に手入れされたその美しさに、訪れる人たちの心がやさしくほどけていきます。

関園長は長年にわたり農薬を使わない栽培を徹底しています。土づくりを何よりも重視し、独自の堆肥と酵素の力で花を育て上げています。長い年月を生きた牡丹が今も力強く咲き続ける姿からは、自然の力と人の営みの積み重ねを感じました。

数日前、その要となる堆肥づくりの現場も視察させてもらいました。 印象的だったのは、「堆肥にできないものはない」という園長の言葉です。馬ふんだけでなく、米ぬか、刈り取った芝、剪定枝、野菜の残渣など、多様な資源を原料にし、独自の技術によってわずかな期間で良質な堆肥を完成させてしまうそうです。

この取り組みは、牡丹園を美しく保つだけでなく、もみ殻や剪定枝の処分といった、地域の農業が抱える課題を解決する可能性も秘めています。

花たちの美しさはもちろん、それを根底で支える土づくりや資源循環の仕組みにあらためて感銘。

つくばが誇る素晴らしい場所の一つです。ぜひ足を運んでみてください。

4月26日【「これほど熱意のある要望は初めてだ」TX東京延伸、怒涛の要請活動】

先日投稿した「つくばエクスプレスと都心部・臨海地域地下鉄の接続事業化促進期成同盟会(会長:松丸守谷市長)」の決起集会、続く「つくばエクスプレス利用・建設促進議員連盟(会長:葉梨衆議院議員)」総会を皮切りに、葉梨議員および松丸市長のリーダーシップのもと、国への要請活動を精力的に進めています。

会長以外の沿線市長もできる限り参加し、出席できない自治体も副市長が参加するなど、まさに総力戦です。4月14日には片山財務大臣、4月15日には金子国土交通大臣および村田観光庁長官へ、そして4月22日には城内内閣府特命担当大臣へ要望を行いました。

城内大臣への要望の場では、私から「つくばは国家プロジェクトである研究学園都市として整備され、現在は日本を代表する研究拠点として多くの研究所と企業が集積している。これを真の意味で完成させるためには、東京、さらには世界とつながることが不可欠」とお伝えしました。

今回の要望活動では、沿線自治体それぞれが強みを生かした思いを共有しました。 大臣からも「これほど熱意のある要望は初めて」「夢のあるプロジェクト」との力強いお言葉をいただくとともに、今後は国土交通省との連携や、延伸による成長効果を定量的なデータとして示していくことへの期待が寄せられました。

引き続き、国への働きかけを力強く進めていきます。

4月27日【命をつなぐ、見えない任務。岩手県大槌町へ派遣中の緊急消防援助隊】

第一陣として、現在「通信支援小隊」と「後方支援小隊」が現地で活動しています。

通信支援小隊は、災害で打撃を受けたインフラの不備を解消し、衛星通信を利用して現場の通信環境を確保する作業を担っています。隊長を筆頭にネットワークを整えるとともに、ドローンを活用した広域的な情報収集にも奔走しています。

一方の後方支援小隊は、活動隊を文字通りバックアップするため、温かい食事の提供や、活動を終えた隊員たちの衛生管理などに当たっています。

消火や人命救助といった最前線の活動は、こうした各方面からの盤石なバックアップが組み合わさって初めて可能となります。

見えない場所で懸命に現場を支える頼もしい隊員たちです。くれぐれも注意しながら活動を継続してもらいたいと思います。

4月29日【世界中から100名以上の市長が集まり、マドリードで「都市の未来」を議論。】

スペインのマドリードに来ています。

世界中からおよそ100人の市長をはじめ、専門家をあわせて300人ほどが一堂に会する「ブルームバーグ・シティラボ2026」に出席するためです。

この会議は、都市が抱える課題をイノベーションでどう解決するかを話し合う場です。私は現在、経済協力開発機構(OECD)が選ぶ世界で60数名の市長で構成される「OECDチャンピオンメイヤー」の一人として活動していますが、このグループと主催のブルームバーグ・フィランソロフィーの深い連携があり招待されました。渡航費や宿泊費、滞在中の食費などは、主催者側が負担してくれています。

滞在中は、パネルディスカッションに登壇する予定もあります。つくば市が進めてきた取り組みを世界のリーダーたちに共有するとともに、他都市がどのような革新的なアプローチをとっているのか、しっかりと議論を深め、得られる多くのインスピレーションや繋がりを、つくばに最大限に活かしていきます。

4月30日【出張報告①イノベーションスタジオ:都市デザインは見た目じゃない、市長の「意志」だ】

ワークショップでも各地の市長とそれぞれの課題感や戦略を共有。こちらの市長はインドから。人口300万人とのこと。

マドリードで開催中の「ブルームバーグ・シティラボ2026」 。初日は「市長のイノベーションスタジオ」でパネルディスカッションとワークショップが行われました 。テーマは「リーダーシップ戦略としての都市デザイン」です。

都市デザインと聞くと、建物をきれいにするとか、景観を良くするといった「見た目」の話だと思われがちです。でも、今回の会議ではっきりと語られたのは、デザインとは「市長のビジョンを市民の日常の体験につなぐための論理である」ということ 。

実際、参加している市長の77%が「都市デザインに対してもっと意識を高く持つべきだ」と答えていました。

具体的な事例として強烈だったのが、パリのアンヌ・イダルゴ前市長の「車より人」を優先する取り組みです 。 気候変動や大気汚染対策として、なんと6万台分の駐車場をなくし、こどもたちが安全に歩ける「学校のための通り」に変えてしまいました。

さらに、毎日4万台の車が走っていたセーヌ川沿いを、3.3キロの歩行者・自転車専用道に転換。オリンピックを機に、市民が泳げるレベルまで川をきれいにするという離れ業もやってのけました。

これらは単なるインフラ整備ではなく、「健康で尊厳ある暮らしはすべての市民のもの」というメッセージを、デザインの力で形にした結果です。

また、世界的建築家のノーマン・フォスター氏からは「歩いて暮らせるコンパクトな都市は、郊外に広がりすぎた都市と比べて二酸化炭素排出量が半分になる」という明確なデータも示されました 。

さらに興味深かったのがワークショップで示された「Urban95」という、こどもの身長(95cm)の目線で街をデザインするという考え方。こどもが自由に安全に歩ける街をつくることは、親の不安を減らし、結果としてすべての世代にとって暮らしやすい街につながるというわけです。

また、孤独や分断が世界的な課題になる中、公園や広場はただの空き地ではなく、多様な人が出会い、つながりを生むための装置になります。

その中で、本当の意味で多様で包摂的な場所を作るために何ができるか、というワークショップも行われ、それぞれの体験から議論をし戦略を考えました。

つくば市でもずっと「たまり場」という概念を意識していますが、「そこにどんな出会いや信頼が生まれるか」という目線をさらに研ぎ澄ませていく必要性をあらためて感じます。

(写真はブルームバーグ・フィランソロフィー提供)

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