大学生が挑む野外音楽フェスの企画、学生と地域がつながる一日に

更新日:2026年07月13日

ページID: 29080

vol.71 TSUKUBA JAM実行委員会 さん

大学生による野外音楽フェス、聴いて・食べて・遊ぶ一日を企画

tsukubajam1

大学生が企画・運営する野外音楽フェス「TSUKUBA JAM 2026」が6月7日、研究学園駅前公園で開催されました。入場料は無料で、当日は音楽ステージを中心に、キッチンカーやブース(ハンドクラフトや野菜など)、スポーツ体験コーナーが並び、若者だけでなく家族連れも楽しめる仕組みが盛り込まれました。

 

主催は、筑波大学生を中心に昨年立ち上げた「TSUKUBA JAM実行委員会」。代表の落合さんは、「つくばのアーティストや地元の音楽に興味を持つ1日になってほしい」と企画や運営に取り組みました。

 

「TSUKUBA JAM」という名称は、研究学園都市や国際色の豊かな人材、伝統が感じられる周辺市街地など、さまざまな文化が「ごちゃごちゃしているイメージ」から名付けたそう。

「音楽は、年齢も国籍も関係なく楽しんでもたえる。つくばは移り住んできた人が多く、定住する人は少ない。でも、また帰ってきたくなるような思い出をつくってほしい」と落合さんは話します。

出演したのは、筑波大学の軽音サークルや吹奏楽団、アイドルダンスサークル、高校生バンド。このほか、つくばを中心に活躍するバンドや「やちおん」にも出演しているバンドがステージに上がりました。

 

学生団体による発表の場は、年に数回で地域住民向けに公開する機会は少ないそう。同フェスは、「聞いてほしい」学生と「学生の活動を知りたい」市民をつなげ、距離を近づけるきっかけを目指しました。

 

「地元の音楽を知ることが、地域を好きになることにつながってほしい」(落合さん)

入場料を無料にしたのは、「いろいろな人に扉を開いて、気軽にきてもらいたい」という願いを込めました。

つくばに根付くイベントに、大学生による野外音楽フェスの挑戦

tsukubajam2

「大学生ならこんなもんかと言われるのではなく、きちんとイベントを成り立たせたい」

TSUKUBA JAM実行委員会代表の落合さんは、大学生レベルより一段上のステージを目指していました。

 

落合さんは、筑波大学のボランティアサークルのつながりを中心に市内外でさまざまなイベント運営に参加してきました。こうした機会で出会った大人たちに共通していたのは「“何もないところ”に人が集まるイベントをすることで、まちを活性化する」「ないなら、つくればいい」という考え方を持っていたこと。自分で企画を生み出す挑戦への後押しとなりました。

 

落合さんがロールモデルとしているのは、八千代町で開催している野外音楽フェス「やちおん」。八千代町出身の若者が発起人となり、地域自然をPRしながら賑わいづくりを目指すイベントです。人口約2万人のまちに、この日は1万人を超える人が集まるそう。

 

つくばでもこんなイベントをやってみたい――。

落合さんは「やちおん」に運営スタッフとして関わる中で、自ら企画を立ち上げる構想を練り始めました。昨年10月ごろから軽音サークルやボランティアサークルに所属している友人に声をかけ、翌月には実行委員会を設立しました。

 

落合さんにとっては、初めての運営主催。「使われる側から人を動かす側になった」と資金調達や出演依頼、広報などやることは山積み。野外音楽フェスの運営経験があるメンバーは少なく、当日のイメージを共有することも課題です。照明や音響などの知識がある大学生にも協力を仰ぎ、役割分担を明確にして当日に臨みました。

 

協賛依頼の資料づくりや運営のノウハウなどには、これまで出会った「頼もしい大人」たちのバックアップもありました。「大学生レベルにはしたくないけれど、大学生だからこそ得られる協力もある」と感謝をにじませます。

 

また、落合さんは今回の企画が次につながっていくことも願います。「今年だけで終わらせず、有志が毎年自発的に続けていくイベントにしていきたい」と先を見据えます。

地域住民と学生が音楽を通じて同じ時間を過ごす

tsukubajam3

企画や設営で大学生が奔走し、迎えた「TSUKUBA JAM2026」の当日。公園には黒塗りのステージトラックが登場。小さなこどもからお年寄りまで多世代が会場に訪れ、キッチンカーや物販を楽しみながら、地元の音楽に耳を傾けていました。

 

当日の運営には、筑波大のボランティアサークルや軽音サークルのメンバーたちも加わり、大学生を中心にイベントを盛り上げました。

 

ステージ設営や当日の進行は、軽音サークルのメンバーが中心に活躍。メンバーは「野外フェスの運営には関わったことがあるけれど、ここまでの規模は初めて」と話します。「難しいと思うこともあったけれど、出店者さんや出演者の皆さんの協力があって開催できた」と謝意を示しました。

 

台風の接近で天候が心配された当日。「(企画から今日まで)あっという間だった」と代表の落合さんは無事開催に漕ぎつけたことに胸を撫で下ろし、「思った以上のステージを作れた。とにかく楽しんで帰ってほしい」と話しました。

 

なかなか大学外の人たちが見る機会のなかった大学生たちのパフォーマンス。この日は、年齢も地域の垣根も超えて、音楽でつながる一日になりました。

tsukubajam4
公式SNS

この記事に関するお問い合わせ先

市民部 つくば市民センター
〒305-0031 つくば市吾妻一丁目10番地1
電話:029-855-1171 ファクス:029-852-5897

お問い合わせは専用フォーム をご利用ください。