あたたかく街を照らす光の輪
vol.22 ランタンアート
ランタンを一新、より充実した冬の思い出づくりを

つくばの冬の風物詩「ランタンアート」が12月14日(2024年当時)からつくばセンター広場周辺で始まり、市内の子どもたちが手がけたランタンが街なかの夜を温かく照らしています。
ランタンアートは2024年度で14回目。つくば駅の周辺地域には伝統行事があまりないため、子どもたちの記憶に残るようなイベントをつくろうと企画されたそうです。
今年のランタン製作には、市内20の小中学校の児童生徒のほか、一般参加枠で13団体が参加。2024年12月14~15日に設置されたランタンは約6500個に上るそうです。
今年も会場には多くの親子連れが訪れ、子どもたちが自分や友人が作ったランタンを探している姿が見られました。

これまでのランタンアートは2日間限定の開催で、強風などの影響で1日のみの展示になってしまう場合も。製作に携わった子どもやその家族が十分に鑑賞できないという課題があったそうです。
そこで、2024年度は開催期間を約1か月間に延長しました。
期間延長に合わせ、ランタンのデザインも一部アップデートしました。従来型のランタンは、イラストを描いたトレース紙や切り絵でろうそくやLEDライトを囲い、地面に置く形式でした。
新型は「光のランタン」と呼ばれ、イラストを描くなどしたプラスチック製の箱にLEDライトを入れ、吊るしたり地面に置いたりします。
例年とは一味違った夜景を楽しみに街なかへ行ってみてはいかがでしょうか。
まちへの愛着を育むイベントへ

2009年に始まったランタンアート。当時の子どもたちは20代になります。
実は年末が近いこの時期、当時の子どもたちがつくばに戻り、「懐かしい」ランタンアートの鑑賞を機に友人と再会することがそうです。
「14回の歴史ができ、今となっては同窓会の場になっている」と運営メンバーは感慨深げに話します。
同企画には子どもだけでなく、「つくばセンター地区活性化協議会」や周辺企業の大人たちも手伝いに多く駆けつけるそうです。
大人たちと一緒に「まちなかの賑わいをつくる」という同じ目標に向かい、「まちづくり」に参加した記憶が、子どもたちの故郷への愛着を育てているはずです。
冬のランタンアートが、まちなかの「灯り」をともし続けるきっかけになるといいですね。
この記事に関するお問い合わせ先
市民部 つくば市民センター
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更新日:2025年02月17日