パスポート写真の規格と見本

更新日:2023年03月01日

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パスポートの写真は、海外において本人であることを証明する大切なものです。また、出入国管理等において、パスポートに内蔵されているICチップの顔画像とそのパスポートを提示した人物の顔を照合されることもあります。以下の見本を参考に規格にあった写真を提出していただきますようお願いいたします。

証明写真ボックスや自宅で撮影する場合は、特にご注意ください。

写真の大きさや写真に写る顔の位置などパスポートの規格が示された女性の顔が写っている見本のパスポート写真
  • 申請者のみが撮影されたもので、右の見本の大きさ(単位ミリメートル)を満たしているもの
    (注意)顔は頭頂から顎までの長さ
  • 縁なし、正面向き、無帽、背景が(影を含む)がないかもしくは薄いもの
  • 顔(目もと、黒目、白目)がはっきりと写っているもの。
  • 平常の容貌であるもの
  • 白黒写真を使用することもできます

不適当な写真の例

服飾・装飾品等

帽子やヘアバンドなどにより頭部が隠れているもの、装飾品で目・耳・鼻・唇などが隠れているもの、かつら(ウィッグ)などにより実際の容姿や雰囲気が変わるもの、タートルネック、パーカーのフード、首を覆うもの、衣服などにより顎などの顔の一部が隠れているもの、顔の輪郭が隠れるもの、紙が目にかかっているものの例が示された6枚の例が並んでいる写真
  • 帽子や幅の広いヘアバンドにより頭部が隠れているもの
  • 顔や頭の器官が隠れる装飾品などがあるもの
  • 実際の容姿と著しく異なるもの(ウィッグなど)
  • 衣服などにより顎などの顔の一部が隠れているもの
  • 顔の輪郭が隠れるもの
  • 髪が目(黒目)にかかっているもの

顔の向き、表情等

傾いているもの、横を向いているもの、口角が上がるなどにより実際の容姿と著しく異なるもの、位置が片寄っているものの例を示した4枚の写真
  • 左右に傾いているもの
  • 横を向いているもの
  • 平常の顔貌と著しく異なるもの(口角が上がるなど)
  • 位置が片寄っているもの

背景

背景が柄模様であったり、凹凸のあるクロスが写り込んでいるもの、背景に異物が写り込んでいるもの、背景の色が濃いもの、頭、髪、服装等と背景の境界が不明瞭なものの例が示された4枚の写真
  • 背景に柄があるもの
  • 背景以外のものが写りこんでいるもの
  • 背景の色が濃いもの
  • 人物と背景の境界が不明瞭なもの

カラーコンタクトや瞳のフチを広げるコンタクトを装着したものやフラッシュなどの影響により、瞳が赤く写ったものは不適当です。上記コンタクトを着用の場合、出入国の際、不利益を被る可能性があります。の文字とカラーコンタクトを装着したもの、意図的にフラッシュやライトの形状が写り込んだもの、フラッシュなどにより瞳が赤く映ったものの例が示された4枚の写真
  • カラーコンタクトを装着したもの
  • フラッシュなどにより瞳が赤く写ったもの

眼鏡

より確実な本人確認のため、眼鏡をはずした顔写真を推奨します。眼鏡を着用するとき、色付きのレンズや反射・影があるものは不適当です。また、目を妨げる緑・フレームがないものに限ります。医療上必要とされない限り、サングラスや処方のない色付きの眼鏡は不適当です。色付きの眼鏡やサングラス、照明が眼鏡に反射したもの、眼鏡のフレームが目にかかっているものの例が示された3枚の写真
  • 色付きの眼鏡やサングラス
    (注意)医療上必要とされる場合は、事前にご相談ください。
  • 照明が眼鏡に反射したもの
  • 眼鏡のフレームが目にかかっているもの

顔や背景に影が写らないようにしてください 顔の影、背景の影、つけまつげ、まつげエクステの影の例が示された3枚の写真

 顔や背景に影を作らないようにしてください。

撮影品質

撮影時にピントが合っていなかったり、手ぶれしてしまったため不鮮明なものや、顔にてかりやムラがあるものは不適当です。ピンボケやてぶれにより不鮮明なもの、てかりやムラがあるものの例が示された2枚の写真
  • 撮影時にピントがあっていなかったり、手ぶれしてしまったため不鮮明なもの
  • 顔にてかりやムラがあるもの

画像加工・画像処理

目を大きく見せたり、美白処理、顔パーツやほくろ、しわなどを修正するなどして、本人のイメージを変えることは、いかなる場合でも不適当です。また、左右反転した写真は不適当です。目をおおきくしたり、顔のパーツが変形したもの、変形やマスキングなどの画像処理をほどこしたものの例が示された2枚の写真

 本人のイメージを変える画像の加工や処理はいかなる場合も不適当です。

  • 目を大きくしたり、顔のパーツが変形したもの
  • 変形やマスキングなどの画像処理をほどこしたもの

画像・印刷品質

デジタル画像の過剰な圧縮などが原因となってノイズ(画像の乱れ)が発生しているものや、ジャギー(階段状のギザギザ模様)、印刷時のドット(網状の点)やインクのにじみがあるものは不適当です。写真専用の用紙を使用し、鮮明な画質で印刷して下さい。ノイズ(画像の乱れ)があるもの、ジャギー(階段状のギザギザ模様)があるもの、ドット(網状の点)やインクのにじみがあるものの例が示された3枚の写真

 デジタル画像の過剰な圧縮などが原因となって以下のような状態となっている写真は不適当です。写真専用の用紙を使用し、鮮明な画質で印刷してください。

  • ノイズがあるもの
  • ジャギーがあるもの
  • ドットやインクのにじみがあるもの

頭髪のボリュームが大きい場合

左:適当な写真例として顔の位置や大きさ、頭髪の高さなどを示した写真、右:顔とボリュームのある頭髪全体が写真の中に納まっている不適当な写真例

 頭髪のボリュームが大きい場合は、「両眼の中心から頭頂までの距離」は「両眼の中心から顎までの距離」と等しいものとみなし、トリミングをしてください。

乳幼児の撮影

左:乳幼児の顔だけが写真の中に写っている適当な写真例、右:乳幼児を補助する女性の体の一部が写り込んでいる不適当な写真例

 撮影を補助する方の身体の一部が写り込んでいる場合や目を閉じている場合は、不適当です。顔の向きや動きによる手ぶれも注意してください。

 座れない(首がすわっていない)場合は、無地で淡い色のシーツなどに寝かせて真上から撮影した写真でも問題ありません。

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