火事になったら

更新日:2024年04月01日

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火災は人災

火事は、そのほとんどが、ちょっとした不注意や油断、防火についての知識不足から起きています。
そのおもな例は、天ぷら鍋を火にかけたまま、忘れてお客様や電話の対応などをしていて火災になるケースや、石油ストーブに火をつけたまま給油して火災になるケースなどです。
火を扱うときは、目で見て、触って、十分すぎるほどの注意が必要です。
自分の家は自分で守る・・・これが防火の原則であり、火災予防の出発点でもあるのです。

火事になったら

火災が発生した場合の初期消火活動のポイントは・・・

  1. 早く知らせる
    自分で消火活動にあたりながら、大声で家族や近所に知らせ、119番を頼み応援に駆けつけてもらいましょう。
    一人で、内緒で火を消そうとするのは最も危険なことです。
    声が出せなかったら、鍋などの音の出るものをたたいて、大きな音を出すようにしましょう。
  2. 早く消す
    火の手が上がったら、水をかけるか、布団など大きくて厚いものをかぶせて初期消火に努めることです。
    ただし、料理中の油に火が入ったときは、思い切って鍋にふたをするか、鍋を覆うことができる大きな布など近くにあるもので、覆ってください。
    また、布団など厚手の物に火がついたときは、水をかけて消えたようでも、中に火種が残っている場合が多く、屋外に持ち出し水に浸すなどして完全に消してください。
  3. 早く逃げる
    火事が怖いというのは、炎より煙です。
    特に、新建材の中には煙をもうもうと出すものがあります。この煙は意外に早く室内に充満して、その有害ガスを吸い込むと呼吸困難、意識障害を起こす危険性があります。
    早く逃げる・・・とは、この煙から逃げることだと覚えておいてください。
    煙が増えてきたら、消火活動はやめて、煙の中を逃げるときは、はうように姿勢を低くして、できれば濡れタオルで口、鼻を覆って避難してください。

消火器が使えますか

消火器は、いざというとき役立つ家庭の常備薬のような役割を果たします。
しかし、ただ備えてあるだけでは「宝の持ちぐされ」という結果になってしまいます。
消火器は、初期消火に大きな力を発揮します。
いざというとき、万が一に備えて使い方をしっかりと身につけておきましょう。
集落単位や自治会、あるいはPTAなどの団体を対象として、消防署から係員を派遣して、消火器の使い方の講習会なども行っています。

問い合わせ先

つくば市消防本部予防課
電話:029-851-2633

消火器の訪問販売

消防署員などを装って、消火器を押し売りする悪質な訪問販売が横行しています。
一度に何本もの消火器を高い値段で売りつけられたり、すでに設置されている消火器を見ただけで「検査料」と称して料金をとられたなど、その手口も巧妙になる一方です。
このような被害に遭わないためにまず確認してほしいのは、消防署や市役所では、消火器の販売はしませんし、検査料をとることもありません。
「法律が変わった」などと、言葉巧みに話を持ちかけますが、だまされないよう、くれぐれもご注意を!
消火器を備えておくのは、皆さん一人ひとりの意志によるものです。一般家庭には、法律などで取り付けを義務づけていません。

危険物の貯蔵・取り扱い

ガソリン・灯油など

ガソリン、灯油などは、日常生活に欠くことのできないエネルギー源です。
これらの危険物を貯蔵、取り扱うには、危険物が漏れ、あふれ、または飛散しないように規定の容器で貯蔵し、地震などの振動で転倒しないようにしておかなければなりません。
また、付近でみだりに火を使用せず、常に整理整頓に努め、付近に可燃物を放置しないでください。
そして、危険物を貯蔵、取り扱う際には、その種類、数量により、消防本部への許可申請または届出が必要になります。

この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 予防課
〒305-0817 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-851-2633 ファクス:029-852-1475

お問い合わせは専用フォームをご利用ください。