「三村山不殺生界碑」が市指定有形文化財、「立野大師堂石仏群」が市認定地域文化財になりました
【市指定有形文化財】三村山不殺生界碑・【市認定地域文化財】立野大師堂石仏群
市教育委員会は2月1日付で、つくば市小田所在の「三村山不殺生界碑(みむらさんふせっしょうかいひ)」を市指定有形文化財に指定、つくば市臼井所在の「立野大師堂石仏群(たてのだいしどうせきぶつぐん)」を市認定地域文化財に認定しました。今回の指定・認定により、市指定文化財は84件、市認定地域文化財は2件となりました。
三村山不殺生界碑は、中世の宝篋山南麓にあった大寺院、三村山極楽寺で動物の殺生を禁じる境界を示していたもので、鎌倉時代の建長5年(1253年)の銘も刻まれています。真言律宗を関東に布教するため、奈良西大寺から三村山極楽寺に来た高僧、忍性(にんしょう)の活動を伝える貴重な石造物です。
立野大師堂石仏群は、江戸時代から大正時代に製作された石仏175軀が堂内に整然と保管されたものです。立野地区で盛んであった大師講や、大正2年(1913年)の「新四国八十八ケ所弘法大師尊霊場」の整備といった、地域の信仰の歴史とともに大切に伝えられた有形民俗文化財です。
新指定・認定物件の概要については、添付の資料も御覧ください。
三村山不殺生界碑
三村山不殺生界碑拓本
立野大師堂石仏群
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更新日:2024年02月07日