令和5年度農地再生チャレンジ事業

更新日:2023年07月18日

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 つくば市農業委員会では、農業従事者の減少や高齢化などにより増加している遊休農地の解消とその有効利用に向けた独自の取組として、「農地再生チャレンジ事業」を実施しています。農業委員・農地利用最適化推進委員が中心となり、令和5年度は茎崎地区で約2,400平方メートルの遊休農地の再生を行いました。
 再生した農地で栽培したジャガイモを市民の皆様に収穫していただくイベント「収穫体験」は、新型コロナウイルスの影響で近年開催を中止しておりましたが、今年度、実に4年ぶりに開催することができました。当日は、約130人の参加者にジャガイモの収穫体験を楽しんでいただき、農業の楽しさと食料の大切さを実感してもらうことができました。収穫したジャガイモの一部は市内公立保育所やつくばこどもの青い羽根学習会(子どもの学習・生活支援事業)、児童養護施設等へ提供させていただきました。
今後、再生した農地は新たな意欲ある担い手へと引き継ぐ予定です。

再生前

雑草が繁茂し、茂みのようになっている。
緑の雑草と枯れ草が折り重なっている。

作物が作付されておらず、また管理も行き届いていなかったため、雑草が繁茂し荒れた農地となっていました。

令和5年3月16日

種まき

重機で農地の土を均している。
重機によって、種イモの種まきと黒いマルチを被せる作業を同時に行っている。

荒廃した農地の除草、整地、土壌改良等を行い農地として利用できる状態まで再生し、ジャガイモの種イモをまくことができました。

令和5年4月10日

芽出し

広々とした畑に黒いビニールの貼った畝が並んでおり、ビニールの畝の中央に穴を開ける作業をしている。
黒いビニールの貼った畝の上部に穴が空いており、穴の開いた土の中から芽が出ている様子の写真

植えたジャガイモの芽が出てきたので、防草用のマルチを切って芽出しを行いました。

令和5年4月28日

芽かき(間引き)

畝から、青々とした葉が元気よく伸びており、畑のあちらこちらで、作業をする方々が芽かき・間引をしている。様子の写真
畝の間に間引かれたジャガイモの葉が落ちている。

ジャガイモの芽かき作業を行いました。芽かきとは複数出たジャガイモの芽のうち、よい芽のみを残して他は抜き取る作業のことです。 芽かきをすることでジャガイモが大きく育つようになり、また収穫量も増加します。

令和5年6月24日

収穫

畑の中に100人以上の市民がおり、しゃがんでジャガイモを収穫している。
収穫されたジャガイモの山のまわりで5人のスタッフが手作業でジャガイモをコメ袋に入れている。

当日は天気にも恵まれ、市民の皆様に楽しくジャガイモの収穫を体験していただきました。農業委員、農地利用最適化推進委員、事務局職員も総出で収穫作業を行い、約2,000キログラムのジャガイモを収穫することができました。収穫したジャガイモは、市内公立保育所やつくばこどもの青い羽根学習会(子どもの学習・生活支援事業)、児童養護施設等へ提供させていただきました。今後は再生した農地を新たな担い手へと引き継げるよう農業委員会で担い手を探し、引き継ぐ予定です。

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