【注意喚起】複数の感染症が流行中です

更新日:2024年08月08日

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新型コロナウイルス感染症以外の感染症情報

以下の感染症にご注意をお願いします。

手足口病

手足口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスによっておこる感染症で、子どもを中心に主に夏に流行します。

感染すると、3~5日後に、手のひら、足の裏、口の中に水疱性の発疹が出ます。熱が出ることもありますが、高熱が続くことは通常ありません。

基本的には軽い症状の病気ですが、まれに、髄膜炎や脳炎等の合併症が起こることがあるので、経過観察をしっかり行い、発熱や頭痛、嘔吐等の症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診することが大切です。

つくば保健所管内では、警報レベル(5.00)を上回る報告数となっています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、A群レンサ球菌による上気道感染症で、乳幼児では咽頭炎、年長児や成人では扁桃炎が現れ、発赤毒素に免疫のない人は猩紅熱といわれる全身症状を呈します。

梅毒

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌による感染症で、主に性的接触により感染する感染症です。

2018年以降、全国的に梅毒の報告数は高い水準で推移しています。

感染性胃腸炎

感染性胃腸炎は、細菌又はウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とする感染症です。原因はウイルス感染(ロタウイルス、ノロウイルスなど)が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。

麻しん

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。

麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強く、手洗い、マスクのみで予防はできません。免疫を持ってない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。麻しんは世界で流行している感染症で、海外から持ち込まれる可能性や、そこから国内で広がる可能性が懸念されています。

予防接種歴を確認し、2回接種していない方は予防接種を検討しましょう。

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気で、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、 筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。

 

茨城県内の感染症に関する流行情報などは下記のページをご覧ください。

海外における感染症予防

夏休みで海外へ渡航される方が増えることが予想されます。海外では、我が国に常在しない感染症や我が国よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。海外滞在中に感染症を予防するために、海外の感染症の最新の流行状況や予防方法をご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

保健部 予防接種・感染症対策室
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表)

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