「染めフェス」リサイクルの現場でアップサイクル

更新日:2024年01月26日

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Case8. 染染CLUB (そめそめくらぶ)さん| 染めフェス

そめそめくらぶのみなさん

左から 関裕子さん、丹羽花菜子さんとお子さん、飯塚優子さん、関将史さん

つくば市が運営するごみ処理施設「つくばサステナスクエア」で資源ごみとして回収している「古布」。皆さんは出したことがありますか?

資源ごみとして回収されている「古布ごみ」の現状と課題を回収の現場を実際に見学、回収された古布を使って創作活動を行うことで、資源ごみについて考えるきっかけをつくるイベント「染めフェス」が2023年6月、つくばサステナスクエアで開催されました。

動画ではイベントの模様、染染CLUBの皆さんへのインタビューを掲載しています。

「染めフェス」リサイクルの現場でアップサイクル!

このイベントを企画したのは、筑波山に縁のある、染色家さんたちで結成された「染染CLUB」。

今回は、つくば市作谷でアトリエ『ぷにの家』を構え、作品づくりと染色ワークショップを行っている飯塚優子さん、筑波山麓に工房を構え、制作活動を行っている『藍染風布』(あいぞめふうぷ)の丹羽花菜子さん、アップサイクル染色クリエイター『futashiba248』(フタシバ)の関将史さんと裕子さんが協働して実施され、市内外から約20名が参加しました。

そめふぇすさんかしゃのみなさん

事前に、染染CLUBの皆さんはつくばサステナスクエアを見学し、古布の回収ヤードから藍染や植物染めに適した、木綿の素材のシャツやシーツなどの布をピックアップ、それらを縫い合わせ、50センチ四方の「小風呂敷」を制作しました。

こふから素材を選ぶ様子

(染めフェスパンフレットから引用)

この小風呂敷を参加者が選び、型染・藍染・玉ねぎ染めの3種の染めを自由な発想で自分の手で染めていきます。つくばサステナスクエアの資源回収ヤードでイベントを行うのは、つくば市としても初めての試みとなりました。

あいぞめを教えるにわさん

参加者に藍染めの説明をする丹羽さん

たまねぎぞめを教えるせきさん

黄色く染まる、玉ねぎ染めを参加者に説明する関さん

型紙にのりをつけるいいづかさん

つくば市内で使われていた型紙で型染めの糊付けを実演する飯塚さん

つくば市のゴミ処理・リサイクルの流れも学んでいただきました。古布の回収現場で選別された、ぬいぐるみやジャケットなど、混入させてはいけない物を実際に見ていただくなど、インパクトある見学体験をしていただきました。

リサイクル工程を学習

つくばサステナスクエアのリサイクルの仕組みを映像で学習

こふごみにまぜてはいけないもの

古布ごみに混ぜてはいけないもので、実際にここで選別されたものを説明する飯塚さん

リサイクルの大きな課題の一つが「分別」です。場合によっては、回収された現場で人が手作業でそれを行っています。残念ながら、古布の現場でも、回収できないものをご存知ない場合が多く、チェックが欠かせません。

参加者の方その1
その2
その3
その4
その5
その6
型染め

今回の「染めフェス」は、参加していただいた皆さんが、アップサイクルにおける「染め」の力を実感するとともに、リサイクルの現場を見ていただき、現状や課題を強く共有していただける素晴らしい企画でした。

藍染めの説明
玉ねぎ染めの説明

「クラフト」はものづくりの技術、材料や資源の調達、廃棄、循環など様々なことへの関心や気づきが得られる機会になります。

つくば市だけでなく、もっと広げていきたい活動ですね。

開会宣言

「勝手につくば大使」小村政文さん(2020年つくば市議会議員選挙に当選)も開催準備に協力

染染CLUBの皆さんについて

染色家の皆さんのそれぞれのホームページです。作品の販売、ワークショップの開催などを年間を通じて開催されています。筑波山麓近郊で活動されていらっしゃいますので、関心を持たれた方はぜひ、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

つくばサステナスクエアの資源ごみ回収の仕組みもこの機会にぜひお知り置きください!

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