【Region8】つくば地域会議-周辺市街地まちづくり合同勉強会vol.2-
つくば地域会議R8を開催!
"わたしたち”が想う地域のかたち
平成31年1月26日(土曜日)、つくば市役所で「【Region8】つくば地域会議」を開催しました。周辺市街地(北条・小田・大曽根・吉沼・上郷・栄・谷田部・高見原)をいつまでも住みやすく活気のある地域にしていくためには、さまざまな“わたしたち”(地域住民、行政、民間事業者、NPOなど)がそれぞれの立場で知恵を出し合い、ともに協力しながら行動に移していくことが必要です。そこで、地域について熱く語り合い、未来を描き、新しい地域のかたちを一緒に考えました!(第1回は平成30年9月29日(土曜日)に開催)
(注意)2018年1月からこれまでの1年間で、8市街地において計15回の個別勉強会を開催しました。
第1部講演(西上ありさ氏 Studio-L東京事務所長)
コミュニティデザインの手法による地域づくり
住民が主体となったコミュニティデザインの手法による地域づくりについてご講演いただきました。「おかんアート」や「のろしリレー」など、地域の方々のやる気が周囲の人々を巻き込み、活動の輪を広げていった事例紹介を通じて地域づくりは「楽しい」を創ることであり、「考え込まずにまずやってみる」ことが大切だとお話ししてくださいました。今後、地域の方々が具体の取組に向け、動き出していく上でとても参考になるお話でした。
第2部ワークショップ(筑波銀行・つくばFCの取組紹介)
地元で活動・事業展開する2事業者より、地域づくりに関する取組を紹介
- 筑波銀行
地域振興プロジェクト「あゆみ」において、かすみがうら市と共同出資し、まちづくり会社を設立した事例など、市・大学との連携等、多様な形で地域づくりに携わっていることをご紹介いただきました。 - つくばFC
田植え体験とサッカーを組み合わせた企画「どろんこサッカー」など、地域への愛着を育てる活動についてお話しくださいました。また、学校の部活動改革も支援するなど、教育機関と連携した取組についてもご説明いただきました。
参加者にとって、民間事業者の立場や強みを知り、共に地域づくりを実施していくことを意識するきっかけとしました。
第2部ワークショップ(周辺市街地振興室からの情報提供)
当室から、これまで意見交換をした民間企業・団体等の中で、つくばの地域振興に繋がる可能性のある事例・取組を紹介しました。
- 筑波学院大学「学生が地域貢献するオフキャンパスプログラムについて」
- ミズベリング「水辺を活用した地域づくりについて」
- クラブバロンセストアルボラーダ「スポーツイベントと地域づくりについて」
- 四谷ひろば運営協議会「学校跡地の地域住民による自主運営管理について」
- 茨城県デザインセンター「いばらきデザインセレクションを通した地域のイメージアップと産業振興について」
ワークショップに向けて
「ワークショップで整理したことを今後どのように活かしていくか」を説明
ワークショップで地域の将来像・地域振興のテーマを検討し、それらを活かして
- 地域が自ら考えたアイデアを実現していくチャレンジの後押し(補助制度の新設)
- 民間事業者など、外部活力の導入に向けたコンペの開催
などの施策を展開していくことが予定されていることを紹介しました。
第2部ワークショップ「地域の将来像・地域振興テーマを決めよう」
第2部ワークショップ「地域で話し合ったことを自慢(共有)しよう」
各市街地の代表者がワークショップの内容を発表し、全体で共有
第2部ワークショップ 結果の一例
8市街地のワークショップ結果例を紹介します。
第2部ワークショップ「ゲストによるコメント」
コメンテーターによるコメントの抜粋
- 香川県の仏生山温泉で、自分たちが住みたいまちをつくっていった結果、外部から人が訪れるようになる現象が起こっているように、自分たちがどういったまちにしたいか整理することは重要である
- 人口減少を前向きに捉えていくことも必要である。子供が少なくなってきているということは、生まれた子供を大切にしていくことが必要である。8市街地でそれぞれ生まれた子どものために何か仕掛けを作っても良いのではないか。
- 女性が積極的に発言している姿が印象的だった。また、わらしべ長者をアイデアとしているまちがあり、”わらしべ長者大会”のようなものをやると面白いと思った
- ビジョンが明確に打ち出されている市街地があった。ビジョンが明確だとそこから逆算して、戦術や戦略に落とし込み、実現を目指せばよいため有効である
- 今回のような取組を通じて、みなさんは3つ得られるものがある。1つは目は、活動が成功し、地域に人が来るようになること。2つ目は、活動を通じて生きがいを見つけること。3つ目は、活動を通じて地域が繋がっていくこと。うまくいってもいかなくても決して無駄な汗ではないので、今後も継続して議論を深め、活動していくと良いと思う
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
都市計画部 周辺市街地振興課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-828-4966
更新日:2023年03月01日