周辺市街地まちづくり合同勉強会Vol.1-地域の「いいね!」をみんなで発見しませんか‐
周辺市街地まちづくり合同勉強会Vol.1を開催!
地域の「いいね!」をみんなで発見!
つくば市合併前の旧町村時代に生活拠点として発展してきた周辺市街地(北条・小田・大曽根・吉沼・上郷・栄・谷田部・高見原)において、地域ならではの資源や魅力(いいね!)を活かしながら、活気ある地域づくりを進めていくための第一歩として、8市街地合同の勉強会を開催しました(9月29日土曜日に市役所で実施)。
当日は、参加者同士で情報交換しながら、地域づくりに活用できる地域の資源を掘り起こすワークショップを通して、地域づくりとは何かを考えました。
第1部シンポジウム「蓮見孝先生(筑波大学名誉教授)講演」
地域を魅せる、住民主体のまちづくり
真壁のひなまつりにおける地域の協力(桜川市)や梅干と白湯のおもてなし(稲敷市)、古い建築物を活用した日本「大正」村(岐阜県恵那市)など、これまでのご経験から、地域振興の面白さや意外性について説明し、人はそれぞれ、自分の生まれ育った濃密なまちの記憶を通して自分という存在を再認識し、地域が育んできたものは地域毎に異なる「まちのかたちは、まちの数だけある」という、まちづくりへの想いを述べていただきました。
第1部シンポジウム「小田・谷田部市街地からの活動報告」
周辺市街地まちづくり勉強会の歩み
小田・谷田部市街地の方から、勉強会で何を話したか、どのようなアイデアが出てきたか、そしてどのような変化があったのかについて説明し、それぞれの故郷(まち)への想いを述べていただきました。実際に地域で活動する方からの活動報告を通じて、小田・谷田部市街地の様子が他市街地へ伝わる良い機会となりました。
第2部ワークショップ いいね!の再発見
資源・魅力を掘り起こすワークショップ
(1)各市街地に分かれ、「いいね!発見シート」へ多くの資源や魅力を貼付(付箋へ記入)しました。
第2部ワークショップ いいね!の共有
他地域の資源・魅力を発見するワークショップ
(2)他市街地の資源・魅力を見て、知って、いいね!と思ったものには「いいね!シール」を貼付しました。
(3)蓮見先生(筑波大学名誉教授)を含めたゲスト4名から各市街地のWS結果へのコメントをいただきました。
WS結果(一例)
以下はワークショップで出されたアイデアの一例です。
- 古民家で民泊、古風な街道や裏掘をデートコースに(北条)
- 小田小学校を子育て施設や観光向け施設に活用(小田)
- 田園風景巡りフットパスの作成、空き店舗を活用した和菓子屋で一休みしながら(大曽根)
- お蕎麦カフェ、学校を中心とした高齢者への防災支援(吉沼)
- イチジクやイチゴなど食の分野でJAと連動、小貝川での川下り(上郷)
- 田んぼアート、子ども向け稲刈体験、シルバースポーツ団の結成(栄)
- 「飯塚伊賀七」(谷田部出身の発明家)を活用した企画(谷田部)
- 子どもから高齢者まで楽しめる・交流できるスポーツ大会(高見原) など
第3部交流会 トークセッション
プレイヤーとデザイナーの共創
大子漆の再生と地域資源活用
ゲスト3名によるトークセッションを実施しました。空き家等遊休ストックの活用や建築物のコンバージョンを題材に、建物を惹きたてる工夫や地域との関係における苦労など、プレイヤーの視点から率直な意見・感想を交換しました。
第3部交流会 食べるのも勉強?
茨城県デザインセンターからの紹介
交流会は、地域振興に貢献し、いばらきデザインセレクションに入選されたお菓子を試食しながら行いました。茨城県デザインセンターから、美味しいだけではない、地域を盛り上げるための工夫について説明があり、食べながら勉強する機会にもなりました。
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
都市計画部 周辺市街地振興課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-828-4966
更新日:2023年03月01日