つくば科学教育マイスター

更新日:2023年03月01日

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つくば科学教育マイスターとは

つくば科学教育マイスターロゴマーク

 つくば市では、市内で科学教育活動に精力的に取り組んでいる方を「つくば科学教育マイスター」(以下「マイスター」)に認定しています。

 マイスターは、専門的な知識を多くの人に分かりやすく、楽しく伝え、科学に対する興味関心を育成しています。

 誰もが科学を身近に感じられる「科学の街つくば」を実現するため、つくば市はマイスターの活動を応援します!

5名のつくば科学教育マイスター研究者がまるいテーブルを囲んで座りセッションしている写真

【つくばこどもクエスチョンオンライン】研究者セッションの様子(2020年3月16日)

出演者(写真左から):長屋マイスター(国土技術政策総合研究所)、荏原マイスター(物質・材料研究機構)、高橋マイスター(高エネルギー加速器研究機構)、下村マイスター(産業技術総合研究所)、一ノ瀬マイスター(国立環境研究所)

子どもたちの自由研究を研究者が応援する「つくばこどもクエスチョオンライン」を、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休校となった期間中に特別プログラムとして実施しました。子どもたちからの質問に、協力研究者がオンラインで回答します。3月16日配信では、つくば科学教育マイスターの皆さんが登壇しました!

災害をテーマにマップ作りをしたという小学2年生からの「新型コロナウィルスやインフルエンザは災害ではないですか」という質問には、防災の専門家である長屋マイスターが答えました。

長屋マイスターは「「災害」とは、人がいつもの生活ができなくなったり、命を落としたりすることです。今回のコロナウィルスが、世界中に広がっていることは、多くの人たちがいつもの生活ができなくなり、死んでしまった人が出たりしているので、「災害」といえます。また、毎年の様に発生している、インフルエンザも同じです。」と回答しました。続けて「「災害」にならないために工夫をすることが「防災」です。いつもの生活ができなくなってしまう「災害」にならないための備えとして、1日どのくらいの食べ物が必要なのか、トイレットペーパーはどのくらい使うのかなど、普段の自分がどのような生活をしているか、知っておこう」とアドバイスしました。

その他の質問と回答は、下の外部リンクからご覧ください。

マイスター1:Dr.ナダレンジャー(防災科学技術研究所)

赤い背景、Dr. ナダレンジャーの写真

 雪崩や液状化等をはじめとする自然災害の仕組みについて、自ら考案・制作した実験道具を使って、楽しく、分かりやすく伝える活動をしている。「子どもにも分かるように話さないと大人にも分からない」の持論に基づき、年間100日以上、幼児から小・中・高・大学生・社会人・専門家までを対象にした防災科学教育を実施。

マイスター2:下村 正樹(産業技術総合研究所)

青い背景、下村 正樹さんの写真

 分光、偏光、紫外線、高分子、材料などのテーマで、参加者自らが実験や工作を行う体験型教室をはじめ、小・中・高・大学生、社会人、高齢者までを対象に科学教育を実践。「自分が楽しくなければ、参加している人も楽しくなれない。」と考えているので、まずは自分が楽しむように気をつけている。

マイスター3:荏原 充宏(物質・材料研究機構)

平成30年度文部科学省「科学技術賞(理解増進部門)」受賞

緑色の背景、荏原 充宏さんの写真

 ユニークな性質を有する未来のプラスチック「スマートポリマー」の設計及び応用の研究開発を紹介している。特に、貼るがん治療用のナノファイバーや携帯型透析システムなどユニークで斬新な未来の医療テクノロジーを分かりやすく説明。物質・材料研究機構/国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)発祥のヒーロー「ナノ戦隊スマポレンジャー」の生みの親でもある。

マイスター4:長屋 和宏(国土技術政策総合研究所)

令和3年度消防庁主催防災まちづくり大賞「日本防火・防災協会長賞」受賞 / 令和2年度土木学会田中賞「かけはし賞」受賞

紫色の背景、長屋 和宏さんの写真

 月に地震(月震)は発生する?大きな地震にあう可能性、交通事故にあう可能性、宝くじに当たる可能性、どれが一番高い?

 古くより災害と向き合ってきた日本では、生活の工夫はもちろん、学校の授業の中にも、その経験や教訓がちりばめられており、地震をはじめとする様々な災害から、身を守るための知識を教えている。

マイスター5:高橋 将太(高エネルギー加速器研究機構)

「サイエンスカフェ」100回達成!(2018年5月25日)

黄色の背景、高橋 将太さんの写真

 つくば駅前での「KEKサイエンス・カフェ」を開催。毎週継続的に開催することで口コミが広まり、毎回約35名が参加。リピート率も高く、中高生が半数を占める他に類を見ないサイエンス・カフェとなっている。素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学という「基礎科学」の面白さと大切さを広く知らしめることを目標に活動している。

マイスター6:一ノ瀬 俊明(国立環境研究所)

グレーの背景、一ノ瀬 俊明さんの写真

 「身近な熱の世界」と題し、地上15メートル(高所作業車)から見える様々な地表面(建物や道路、水面、土壌、植生など)の温度をサーモグラフィーで観察したり、屋内や屋外で、サーモグラフィーや赤外線放射温度計、気象観測機材などを使用し、赤外線の特徴や人体温熱感覚の仕組み、衣類の色彩と夏の健康リスクの関係などを学ぶ実験を行っている。市内小中学校や、職場のオープンハウスでオンステージ実験ショーや参加者体験実習型のプログラムを企画・実施している。高校地学(あるいは物理)で少しだけ出てくる内容をベースにしているため、小学校低学年に授業する時は絵を書くなどして、分かりやすい講座に努めている。

新規マイスター随時募集中

 新たな「つくば科学教育マイスター」を随時募集しています。 【要件】

  • 大学・公的研究機関等に属していること
  • 市内で科学教育活動を30回以上していること 等

(注意)詳細は「つくば科学教育マイスター認定要項」をご覧のうえ、科学技術振興課へお問い合わせください。

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政策イノベーション部 科学技術戦略課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7640

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