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福田さんのつくばライフ

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ページ番号1003407  更新日 2018年1月5日

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写真:福田さんインタビュートップ

つくばに移住した方々に、そのきっかけや決め手となった出来事や、住環境、仕事、子育て、ライフスタイルなどつくばでの生活について、語っていただくインタビュー企画です。今回のテーマは「自転車ライフ」。国内最長の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」も通り、通勤・通学の自転車利用やレンタサイクル拠点も多いつくばは、「自転車のまち」でもあります。都内からつくばに移住して自転車店『TAS CYCLE(タスサイクル)』を立ち上げ、自転車の様々な楽しみ方をつくばで広めている、福田さんにお話を伺いました。

自転車乗りには最高のまち

福田さん写真1

福田 貴也さん(37歳)
埼玉県大宮市(現さいたま市)出身
職業:自転車店経営(株式会社タスサイクル代表取締役)
家族構成:3人(本人・妻・子供1人)
2013年7月からつくば市に移住

移住したきっかけを教えてください。

福田さん写真2

自転車店をつくばで開くために、都内から夫婦で移住したことがきっかけですね。学生の時に自転車のBMXに夢中になってから、仕事も都内でメッセンジャー(自転車便)や自転車店に勤めるなど、公私ともに自転車に囲まれた生活を送ってきました。都内の自転車店で店長を勤めていた頃は、お客様の自転車のメンテナンスから経営まで一連の業務をこなしながら、ロードバイクなど自転車ブームの影響もあり、休みもなく忙しい毎日を送っていました。
そんな中、ある日、知り合いのカメラマンに撮影モデルを頼まれて、夫婦でつくばに行く機会がありました。今思えば、この偶然の依頼でつくばに訪れ、良い印象を持ったことが大きなきっかけですね。まず、初めて乗った「つくばエクスプレス(TX)」のスピードに驚き、秋葉原からあっという間に着いてしまうものだなと思いましたね。あと、つくばの街は都会的で公園も多く、道も基本的に平坦で走りやすいし、少し走れば面白そうな道や山もあるなと。自転車乗りには最高の街だなと、第一印象で思いました。
その時は子供が生まれる前だったのですが、将来子どもと一緒に自転車に乗るにもいいし、自然も豊かでキャンプも気軽にできそうだ等々、ライフスタイルをもっと楽しめるのではないかと思いました。

なぜ、つくばで自転車店を開業しようと思ったのですか。

福田さん写真3

つくばには、自転車店が数多くあります。通勤・通学で日常的に自転車を使っている人がたくさんいらっしゃいますし、筑波山周辺を関東一円の自転車好きが走りに集まってくることもあり、ロードバイクなどスポーツ志向の本格的な自転車を趣味として乗っている方も多いです。
都内の自転車店で働いていた頃、本格的な自転車を手に入れるには競技大会などのレースを志向したり、辛さを乗り越えてストイックに走る忍耐力などが要るのでは、と思われているお客様がとても多いと感じていました。
自転車はスポーツや競技としてだけではなく、娯楽やライフスタイルの一部として、もっと気楽かつ自由に楽しんだ方が断然面白いと、私は思っています。「スポーツ用品」のように自転車を選ぶだけではなくて、「スポーツカー」を選ぶような視点で、走行性能とモノとしての魅力を兼ね備えた一台を所有することで、今までとは違う自転車の楽しみ方、自転車の文化が見えてくると思います。そういう自転車や部品を専門的に取り扱うお店が、まだつくばには無かったのも「タスサイクル」を始めようと思ったきっかけの一つですね。
さらに、場所として、つくばという都市の可能性を感じたことが大きいです。廣山(自転車店と隣接した美容室「タスビューティ」を営む廣山 晃さん。2つのお店とコミュニティスペースを合わせ「タスパーク」と呼んでいます)と市内の店舗物件を自転車で巡っていたころは、まだ都市開発の途中で野原が広がっているところも多かったのですが、発展途上だからこそ、これから何か新しいものが生まれる可能性を感じました。成熟した首都圏での新規参入は、個人の規模では中々難しいですし、新しいことを始めるにはちょうど良い場所だろうと思いましたね。

タスクパーク写真

(タスパークについて)
「タスパーク」は福田さんが経営する自転車店の「タスサイクル」と、美容室「タスビューティ」を経営する廣山晃さんが共同で運営しており、2つのお店の中間に人々が気軽に集えるコミュニティスペースを設けているのが大きな特徴です。自転車乗りや美容院のお客様だけでなく、様々な人が気軽に立ち寄れる「公園」のようなスペースになっており、夏祭りなどのイベントも開催されるなど、交流の場にもなっています。

知らない土地でお店を開くことに不安は感じませんでしたか?

福田さん写真4

知り合いがいない土地で店を開くことは、もちろん正直不安でした。しかし、新しいことができるチャンスというのは、人生の中でそう何度も訪れないものだという考えもありました。私も廣山も独立を考えるなら、住んでいた地域をベースに考えた方が、すでに常連のお客さんもついてくれていましたので、立ち上げはもっとスムーズに進められたかもしれません。でも、そういう環境自体にも変化を求めているところがあったんですね。何となく代わり映えがしないようにも思い、この先やりがいを持って続けられるのだろうかと。
逆に、裸一貫で来れば、とことん挑戦せざるを得ないだろうとも思っていました。つくばなら都内も近く、昔からお付き合いのあるお客様には、こちらから伺うこともできますし、先方からつくばに顔を出しに来てくださることもあります。つくばにきていただいたら、案内したいところや走っていただきたい場所など、自転車を通じて伝えられることは沢山あります。

つくばに住み始めて生活にどのような変化を感じていますか?

まず、朝起きた時の爽快感がいいですね。引っ越して間もない頃、目が覚めて窓を開けると、近くでは鳥のさえずりが聞こえるし、7月なのにひんやりとした風が部屋に流れ込んできて、草のいい匂いがしました。以前住んでいた都心とは、まったく違う匂いや音がすることが新鮮で「いいな」と率直に感じました。
また、都内に住んでいたときよりも、仕事もプライベートも行動範囲が広がりました。急な山道を登る「ヒルクライム」をする時は、筑波山方面や桜川市方面に向かえばいいですし、走りにくい悪路をあえてロードバイクなどの自転車で走行する「グラベル」なんて遊び方もできます。公園でパンや淹れたての珈琲を持って行って食べる『サンドイッチライド』というイベントも開催したことがあります。
自転車を楽しむポイントは、ただひたすら目的地に向かって黙々と走るだけではなくて、いつもとはちょっと違う走り方、遊び方を見出すことですね。つくばは、走っていて単純に楽しいまちです。マウンテンバイクで街中を走り回っていると、山道のようなところを降りたり登ったり、路面の凹凸でちょっと跳ねてみたり、遊びを感じながら走れるところが多いと思っています。
都内の自転車店で勤めていた時は忙しく、中々力を入れることができませんでしたが、今ではお客様に自転車を購入していただくだけではなく、お声がけして気軽に走りに行く機会を設けたり、コミュニティスペースでもある「タスパーク」に集まって夏祭りなどのイベントも行っています。自転車を通じていろいろな人が出会い、交流が生まれるような店にしていきたいですね。

休日はどのように過ごされていますか?

基本的に、お店の定休日である平日が休日となります。子供と一緒にパンを買いに行ったり、ショッピングモールやドライブに出かけたり、家族で過ごす時間を大切にしています。自転車には仕事の中でもお客様と乗りに行きますので、それとは違ったことをやりたいと思っています。

移住を考えている方へメッセージをお願いします。

福田さん写真6

つくばに移住してきたお客様は多く、仕事だけでなく趣味も家庭もバランスを取りながら、楽しみたいという人がたくさんいらっしゃいます。つくばは元々、移住してきた人たち多く住んでいる街ですので、しがらみが少ない分、自分から行動しないと、人との出会いやネットワークが広がりにくいかもしれません。ですが、趣味を持っている方、行動的な方がほかの都市と比べても多く、コミュニティも大なり小なり、本格的なものから気軽なものまで数多くあると思います。
この場所から、人やコミュニティ同士の新たな出会いや交流が生まれていったら、と強く思っています。つくばに来られた際にはぜひ一度、お越しください。

このページに関するお問い合わせ

市長公室 広報戦略課
〒305-8555 つくば市研究学園一丁目1番地1
電話:029-883-1111(代表) ファクス:029-868-7628
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