もっと知りたい! つくば市かわら版(ばん) 第56号 つくば市イメージキャラクター フックン船長 2026年4月1日 皆さんのギモンに市長が答えます つくば市長 五十嵐立青 今回のテーマ 誰もが暮らしやすいまちづくり~合理的配慮の提供~ 問 障害者地域支援室 ■1 ある日のつくば市役所 ■2 女性がボードを指さす ■3 職員の方がボードを確認 フックン船長:「?」 数日後… ■4 フックン船長:「あのボードは何かずっと気になってるフク!」 つくば市長:「コミュニケーションボードだね! 指差して使うコミュニケーション支援ツールだよ。」 ■5 フックン船長:「何のことフク!?」 つくば市長:「これは合理的配慮の提供の一環なんだ!」 ギモン 01 合理的配慮の提供について教えて! 合理的配慮って何? 合理的配慮とは、障害のある人もない人も、全ての人が平等 に社会生活を送れるよう、日常生活にあるさまざまな社会的 バリアを取り除くための工夫や対応のことなんだよ。 社会的バリアってどんなこと? 社会生活を送る上でのルールや環境などによって、その人が持っ ている力を発揮できる機会が奪われてしまうバリア(障壁)のことだ よ。社会生活で直面するバリアには大きく分けて4つあるんだ。 生活の中にある 4つのバリア ■物理的なバリア 例:移動面で困難をもたらす ■制度的なバリア 例:補助犬に対する理解が不十分 ■文化・情報面のバリア 例:必要な情報が平等に得られない ■意識上のバリア 例:心ない言葉、偏見や差別、無関心など こうしたバリアがある中で、障害のある人から配慮や対応を 求められた際に障害を理由に差別をしない社会にすることが とても大事だよね。そこで2013年6月に「障害者差別解消 法」が制定されたんだよ。また、これまで合理的配慮の提供 は国や自治体などの行政機関のみ義務付けられていたけれ ど、2024年4月1日からは「努力義務」だった民間事業者に も法的に義務化されたんだ。 次のページでは合理的配慮の提供に ついて具体的な取り組みを紹介するね ギモン 02 合理的配慮の提供ってどんなことをするの? 問 障害者地域支援室 身近な場面でどんな合理的配慮の提供があるの? 合理的配慮の具体的な提供事例を紹介するね。 フックン船長:「いろんあ対応があるね。」 つくば市長:「合理的配慮は、障害があることを理  由にした不当な差別を禁止するとと  もに、配慮が必要とされている方か  ら何かお願いがあったときには、で  きる範囲で対話を通して双方に見  合った配慮を提供するものとしてい  るんだよ。」 学校編 【事例1】児童から視覚障害(弱視)の申し出を受けた 男児:「先生、僕、黒板の文字が見えにくい」 【対応】児童の席を一番前にして、黒板の文字を大きく したり、プリントなどの文字の大きさや書体を 工夫した。 先生:「何か不便があったら教えてね」 【事例2】使用する学校のトイレがバリアフリー対応でなかった. 男児:「先生、車椅子だとトイレが使いにくいです」 【対応】車椅子で利用しやすいように段差をなくし、出 入り口を広くするなどの改修を行った。 事業者編 【事例1】銀行で聴覚障害の方が来店した 女性(お客):「教育ローンに関する融資相談がしたいけど、、、」 【対応】事前に筆談用ボードに確認したい事項を記載 した。また、ゆっくりとした口調で口の動きが 分かりやすいように説明した。 銀行員:「筆談で会話しましょう」 【事例2】 人が集まる駅やその周辺に視覚障害の方が到着した おばあさん:「バスターミナルに行きたいけど、、、」 【対応】点字ブロック上に表示された二次元  コードを、スマホの専用アプリ(iPhone  のみ)で読み込むと、目的地までの  移動ルートを音声で誘導するシステム(shikAI(シカイ))を導入した。 例 二次元コード スマートフォン 市役所編 市役所や市の施設を訪れた方への多様なコミュニケーションツール コミュニケーションボードの設置 さまざまな理由によ り会話をすることが 困難な方が、指差しで 用件を伝えられます。 ▲市のコミュニケーションボード 手話サービスの提供 常設で手話通訳者を 配置しているほか、 オンラインでの手話 通訳サービスも行っ ています。 字幕表示システムの活用 話した言葉を文字で表示するシステムを 設置しています。会話の聞き取りづらさ を解消し、より分かりやすいコミュニケー ションが可能になっています。 さまざまな人が平等に 正確に情報を伝えたり 受け取ることができる フクね! 知りたいことが分かりやすく伝わる情報発信 広報紙から必要な情報を受け取る 音声版・点字版をウェブで公開。また、 ユニバーサルデザイン※1(UD)フォントの活用の ほか、イベント情報における合理的配慮の 提供有無の記載をしています。 ホームページの機能を充実 視覚障害の方には画像に代替テキストを設 定。聴覚障害の方には「手話通訳リンク※2」 サービスを提供をしています。 納税通知書などがUD封筒に 2026年度から、文字情報を音声で 取得できる音声コード「ユニボイス」 が、市税、国保、後期高齢、介護保険 料などの封筒で導入されます。 納税通知書在中 ▲UD封筒イメージ。二次元コードを読み込むと音声が出ます。 ※1 ユニバーサルデザイン(UD)とは、年齢や障 害の有無などにかかわらず、できるだけ多く の人が理解しやすく、利用しやすいよう最初 から工夫されたデザインのことです。 ※2オペレーターが手話通訳をする電話リレーサービス 地域全体でバリアフリーに関する認識を共有するために 「つくば市バリアフリーマスタープラン」を策定 しています。学校や企業の教材に使える「わか りやすい版」も作成しましたのでご活用ください。 補助金のご案内 事業者や団体が障害のある方に必要な合理 的配慮を提供するためにかかる費用に対し 補助金を交付しています。事業者以外でも、 自治会、市民団体でも補助金が受けられます。 -------------------------------------------------------- 対象区分  補助金上限   例 -------------------------------------------------------- コミュニケーションツールの作成  10,000円   点字メニュー、音訳、コミュニケーションボードなど -------------------------------------------------------- 物品の購入  50,000円   折りたたみスロープ、筆談ボードなど -------------------------------------------------------- 工事の施工  100,000円   段差解消工事、手すり設置工事など -------------------------------------------------------- もっと知りたい!つくば市かわら版 問 障害者地域支援室 ギモン 03 みんなが平等に社会生活を送れるつくば市を目指して 僕にできることってあるかな? 合理的配慮を提供することは、年齢・性別・障害・ 国籍・経済状況などにかかわらず、全ての人が 社会の一員として尊重され、孤立することなく、 それぞれが力を発揮できる社会を目指すもので す。あまり難しく考えなくてもいいですよ。今、 自分にできることから始めてみましょう。まずは、 一人一人が相手を思いやる「心のバリアフリー」 を広げていこう! フックン船長:「誰もが安心して自分らしく生活できるやさしいまちにしたいフク!」 つくば市長:「そうだね! 今後も障害のある人の社会参加が促進され、多様な人々が共に活躍できる共生社会の現実を推進していきますよ。」 あなたならどうする? ワークシート 一緒に考えよう 生活の中でそれぞれの場面に直面。あなたならどうしますか? 家族や友達、学校などで合理的配慮の提供について考えてみましょう。 点字ブロックの上に自転車が放置されてい ます。あなたならどんな対応をしますか? あなたの考えを自由に書いてみよう 補助犬を連れた方がカフェにいます。 このような場面に出会ったら、あなたはどう思いますか? あなたの考えを自由に書いてみよう アンケートへのご協力をお願いします。 今後の発行の参考とさせていただきますので、 「もっと知りたい!つくば市かわら版第56号」を お読みになったご感想などをお寄せください。 (各号ごとのアンケートとなります) ※個別の質問にお答えすることはできません。 ▲https://r.qrqrq.com/LA2ORYp0 パソコン スマホ でつくば市かわら版をいつでもどこでも! 市ホームページ マチイロ 市公式YouTube 声の広報 点字広報 発行:つくば市 〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1 編集:市長公室広報戦略課TEL.029(883)1111(代)